君はなぜ泳ぐのをやめるんだ (角川文庫)

  • 角川書店 (1998年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041832059

感想・レビュー・書評

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  • バブル終焉後の主に女性達の短編集。
    一つの時代が終わった後の物悲しさや切なさ、次の時代に立ち向かう姿が書かれている。
    そこかしこにシャネルだのバーキンだの出てくるのが懐かしい。
    (図書館)

  • 初読から10年近く経っているのではないでしょうか。最近、この10年くらいに読んだ本を再読しているのですが、一度好きになった文体とか流れって好きなままなんだなというのが嬉しいです。そして、好きなままだけど着眼点が変わることにびっくりします。

    時代はバブルの終焉後。筆者いわく、「素晴らしく輝いていた」時代の女性たちの姿が力強く描かれています。一つの時代の終わりの物悲しさと今の世相に似通ったものを感じたり…。夢や望みに終止符を打って歩き出すときの女性の強さやしぶとさが切ないお話です。大人になって読み返すことができて良かったと思います。

  • 後に残らない感じです。

  • なんか読んだことがある感じでした。短編なんですね・・・。題名がすっごく好きなんです。

  • 短編小説。
    タイトルからして「挫折!」「負け!」のイメージがありましたが、なんだかホトリ。。という気分にさせられる。小さいけど大きくて。大人ってこういうことなのかも。と思った。

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著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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