喪失記 (角川文庫)

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本棚登録 : 245
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041835067

感想・レビュー・書評

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  • 彼女の食べるものが美味しそうで美味しそうで。
    凄く共感すると言うわけでは無いけど、なんだか切ない。

  • 『ドールハウス』に続く3部作の2作目。前作のヒロインもそうだったけど、今作のヒロインも歪んでます。とにかく痛々しい……ふわふわとして幸せな気分に浸れる恋愛小説を求めている人には向かない。
    『私は男に飢えていた』という冒頭の文章が強烈。
    そして最後も、男が欲しいと何度も繰り返している。
    最後に自分の歪みみたいなものを自覚したところが、小さな救いなのだろうか?

  • 難儀だなぁ。スイーツ脳の女子にぜひ読んでいただき、まとはずれな感想聞いてみたい。とか、意地悪く思うほどに難儀なんですよ、この主人公。ドライバーは、柄のほうとわかっていても痛いっす。パスタおいしそう。本能、ね。

  • 「女である」ことを自分以外の誰かに明言されたい、その為に異性に抱かれたいと願う女性の話。
    そしてそのような思想を、作者自らが後書きの解説でばっさりと斬っている。
    恋愛や本能から離れた思想の部分で異性を利用しようとする者は、異性から欲情もされず抱かれもしないと。

    主人公のように極端な環境で育たなくても、「自分が女である」という健全なイメージを持つことは現代社会ではなかなか難しいことなのかもしれない。
    性に関する保守的な抑圧と(名ばかりの)男女平等の狭間にいるのが、私達という世代なのだろう。

    本著を読んで「女とは何か」を考えた時、今のトレンドである「ゆるふわ」や「スイーツ」は作られた偽物の女性性なのだと強く感じた。
    「女の子」や「女子」だと自らを偽らず、自覚的に「女」となりそれを楽しむこと、それが次世代の女性像なのかもしれない。

  • 卑下しすぎて痛々しいなぁ…
    きっと本当はキレイな人なんだろうに、と想像しながら読みました。

    謙遜の域を超えた、本気の卑下は苦手。
    どうせ私なんて…って、思うのは自由だけど聞かされるのは辛いです。

  • とても良かった。
    食べ物の使い方も効果的で、奥底から欲する感じがあった。

  • そういえば昔読んだな、、と思いながらまた読みました(笑)
    主人公がいい年して処女、という設定は姫野さんの小説には多いですが、切なさがよく描かれていると思います。
    あとは料理や食べ物がうまくストーリーにからみあって、「スピーディにいいタイミングで同時に出来上がり、出来たてを誰かにサーブし一緒に食べる楽しさ」っていうのがすごく出ていてそのシーンがとても好きです。やってみたい!と思うけど、私は料理が得意ではないのでできないと思って読んでました(笑)
    全体的にトーンは高くないのですが、暗すぎることもなく、切なさがうまく表現されていて、これも姫野さんらしさだなぁと思います。

  • あまり共感できないけど、と前置きしつつ。

    人付き合いから離れている上に処女厨を拗らせて孤独。それに耐えられず男が欲しいと叫んでる人。幼少期に無条件に愛され甘える経験が無いのは、かなり影響するのだろう。怖がらず、また人を批判ばかりせずに、歩み寄っていけることを祈る。

    所々日本語が変で読みにくかったが、作者の個性という事で理解。

  • りっちゃんの思考は私には馴染み深いものばかりで、普段蓋をして見ないようにしている自分のひずみを思い出した。ひずみの海に溺れそうになった時はこの本を開き、ともに苦しみの中を泳いでいきたい。

  • 食事をするだけの男女。
    なんだか憧れる。食の好みが一致していないと、こんな楽しみ方はできないだろうけど。
    食べながら色々なことを話す。子供の頃のこと、個人的なこと。告白しているようで、スッキリ整理できそう。
    信頼していないとできない話かも。
    理津子は堅物というのかな? それがまた個性的でいいんじゃないのか。
    我慢しているようでいて、自分に正直であるように感じる。

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