不倫(レンタル) (角川文庫)

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本棚登録 : 253
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041835098

感想・レビュー・書評

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  • おもろい!笑笑

    処女にして、官能小説作家の力石リキ子。しかもオーバー30。すでに設定からしてそう。甘くくど〜い恋愛小説なんてもってのほか。力石にかかればちゃっちゃとヤりたい。

    もしくは微妙に話の噛み合わない男に心の中で爆笑しつつ、10セットでゲームセットなんだから早く次いきましょー。と、なんともサバサバとした力石リキ子の姿についつい魅了されてしまう。
    そんな力石さんは処女にして官能小説作家っていうね。

    うまぃなぁ。うまい。

    噛み合わない男とのやりとりもうまいし、ちゃっちゃとヤりたい力石を口説いてどーにかしようという男の回りくどい意味のない言葉の羅列の描き方もうまい!

    それをリキ子は28字で要約してしまったり、彼から来たラブレターに赤ペン入れたり、恋愛と結婚、恋人と妻などへの考え方の潔いこと。よいこと。

    リキ子乾杯。

    リキ子万歳。

    リキ子の大ファンです。

  • 姫野さん、やっぱ好きやわ〜(大阪のおばちゃん風)!!言葉遊びが満載。つべこべ言わずに、それを楽しむべき。

    主人公は34歳、身長170cm、武道有段者で処女の力石理気子。
    これだけでもツボ(((^_^;)

    そして、初ロマンスのお相手、外見良しで既婚、振る舞いがまるでフランス人な霞雅樹。

    まったくもって魅力のない霞。知性ゼロの話の長いカス男。しかし、中身が乙女な理気子の傾倒ぶりが笑える。

    ラストで、本来の自分を取り戻しての行動が痛快(^^)v

  • 「ドールハウス」「喪失記 」と順を追って “処女三部作”を読了しました。
    前の二作に比べるとほんのり滑稽さがあって、読みやすかったです。

  • ブクログだったかな、どこかの記事で推薦本になってたので読んでみた。官能小説でもなければ、読ませるストーリーもない、なぜこの本が推薦されていたのか、とっても疑問である。

  • 2017年4月9日再読了。※ネタバレあり※
    官能小説家でありながら実は高齢処女の主人公。軍人の家に生まれ、一人娘なのに祖父に武道を叩き込まれ、男女の友情が成立してしまい、恋愛に発展せず。読者からの不倫相談にも「男とずるずるした関係になれるだけの女の魅力がある」と羨む。そんな彼女が人生初めての不倫を経験!するが、どうも「わけわかんなくなるくらい好き」なのが理解できない。だって仕事あるし病人の世話も確定申告もせなあかんし。でも相手の男がフランス式に悩んでわけわかんなくなっちゃう。これ男女逆転?wと悩む主人公。
    とにかくおもしろく読んだ。でもラストでは、しっかり主人公の悩みの核心に迫っていて深い。「丸三日以上、自分以外の人間が80m2にいない状態」を経験したことのある人間の「ひとり」と、経験したことのない人間の「ひとり」は違う。だから不倫を「私はレンタルでじゅうぶんなの」と言う。霞さんのキャラ良かったなぁ。

  • ギャグ?ってくらいに笑える内容でした。
    言葉の魔術師!姫野カオルコすごい!面白い!
    夜中に読んでて笑いがこみ上げる・・・

    文章のクドさも、主人公がライターだっていうの設定で、すんなり受け入れられます。
    私の代わりに毒を吐いてくれてありがとう!
    恋愛小説ではなく、コメディですよね。笑ったわ・・・

    読んでいてスッキリしました^^

  • Kindleにて。
    すごく面白かった。不倫というタイトルからして、よくある愛とか葛藤とかと思いきや、全然違った。違いすぎて笑えた。

    恋愛の大事な場面で、次から次と出てくる余計な知識(歌とかテレビのセリフとか)
    頭でっかちになると、したくないのにいろんな連想が勝手にされてしまう。
    苦しむ霞の頭を撫でるところなんて、はたからみたらすごく絵になる場面で、カッコよくさえみえるはずなのに、その時の力石さんが頭の中で思ってることが、全然カッコよくない。トホホな気持ち(笑)
    もうとにかく スコーンッ と突き抜けてる感じの作品でした。

  • 「ドールハウス」から始まった処女三部作を全部読んだことになりますが、結局登場人物の誰一人として共感することができなかった。
    作者さん自身、特に共感を得ようとして書いていた訳ではないと思われますが。
    力石理気子というネーミングのセンスが凄い。
    「しおしおのパー」とか、比喩表現でところどころ笑えたと思ったら、タグにコメディという項目があった。
    そうか、コメディだったのか、納得。

  • 初・姫野カオルコ.
    美人で勇ましい処女の30女,力石理気子女史がセックスするために奮闘する.
    過程を大事にするロマンチストな男・霞と,口説くという過程が煩わしい!早くセックスしろ!と男より男らしい力石女史.
    いや,体目的のひどい男だって,礼儀として口説くよね.
    礼儀だよ,礼儀.
    でも,霞の口説き文句は本当に下手で鬱陶しく,確かに「そういうの良いから!早くしてよ!」と言いたくなる気持ちがわかるw

    初めての姫野カオルコだったけど,独特の文章が癖になる.
    最初は読みづらいと思っていたのに,気づいたら読みやすくなってる.不思議.

    そして,力石理気子って名前がすごい.リキイシリキコ.たくましさしか感じない.センスあるなぁ.

  • フランス語とか難しい言い回しがたくさん出てきてなかなか読みづらかった。古風でシュールな笑いについてけない。力石理気子のトーン、間は、嫌いじゃない。漢気があっていい。レンタルしてる感覚を持つこと。それがハマらないこつ。20140127.

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著者プロフィール

姫野 カオルコ(ひめの かおるこ)
1958年、滋賀県甲賀市生まれの小説家。青山学院大学文学部卒業。大学在学中から雑誌ライターとして活動。大学卒業後、画廊勤務や事務員アルバイトを掛け持ちしながら小説を執筆。1990年、持ち込み原稿から刊行された『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。 
『ツ、イ、ラ、ク』『ハルカ・エイティ』『リアル・シンデレラ』でそれぞれ直木賞ノミネート。そして2013年『昭和の犬』で直木賞受賞。その他代表作として、映画化された『受難』など。

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