見仏記 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041846025

感想・レビュー・書評

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  • 1993年刊行のこの本、仏像を見ることについてまったく新しい流れを作ってしまったエポックメイキング的な作品である。

    “みうらじゅん”と“いとうせいこう”という図らずもひらがな表記のこの二人、およそ仏像を眺めているようには思えないような掛け合いがやたらと面白い。

    釈迦をロックスターに例えたり、平等院を合体ロボと評したり、なんというかまったくの異次元に迷い込んだような精神世界に連れて行ってくれる。

    これを読めばお寺巡りが好きになるかもしれない。

  • 過去に奈良・京都旅行したときは仏(ブツ)の何を見てきたんだろうか。
    寝転がって仏を見上げる。「流行ってるかな~」「グッと来るかねえ」「世界的国宝」「かなり信仰されたね、この人は。だって、黒いもん」「フェノロサいかせていただきます。」

  • 2013年2月25日読了。みうらじゅん・いとうせいこうの平仮名芸名コンビが、京都・奈良、東北、九州へといい「仏(ブツ)」を求め旅をする。京都生まれのみうらじゅんにとって、「見仏」は数ある趣味の中でも特別なもののようだ。みうら氏は仏たちをロックバンド・ロックスターに例えるが、突飛な発想かと思いきや、「ゴージャス」「メンバーごとに異なるポジション」「観る者をハッピーにする」といった仏の個性は確かにゴータマ・シッダールダ・スーパースターと言えるか。残念なのは仏の写真がなく描写するのはみうら氏のイラストのみ(味があっていいのだが)であり彼らの感じたであろう「圧倒感」がストレートに伝わらないこと、意図的なのだろうがいとうせいこう氏の文章の「考えすぎ」感がいささか過剰であることが残念。

  • 外から伝来したものとその土地から立ち上った由来。
    パースの狂った、仏像を見仏しに行きたいなあ。

  • マニアックな二人によるマニアックな仏像の旅ーーー。
    第一巻は比較的メジャーな仏像が登場。

  • 読んだのは中央公論社版。写真カバーが登録されてなかったのでこちらを選びました。紅葉見に京都行ったので、その影響でなんとなく読みました。三十三間堂で会いましょう。w

  • 両氏の視点が強烈におもろい。仏像ってこう観るのか・・・。
    「人生とは死ぬまでの暇つぶし」
    心のアソビは大切ですね。

  • 京都に旅行に行く前にとふと読む。
    これはなかなか興味深く面白い世界だ。
    「この人たちはさー」という切り込み方が面白い。

  • いとうせいこうとみうらじゅん。仏像を愛してやまないふたりの見仏記。

    何冊か仏像の本を読んだけれどこれはまた距離感が絶妙。
    まるで友達と一緒に見仏しているような心地よさ。
    みうらじゅんの着眼点や言動。せいこうさんの暴走。
    専門書では味わえない感覚が楽しくよい読書時間が過ごせました。

    「三十三年後の三月三日、三時三十三分、三十三間堂でまた会いましょう。」
    というロマン溢れすぎた別れにも大興奮。
    でも続いてるからあっさり再会したんでしょうね(笑)
    その辺も含め続編が楽しみです。

  • 「見仏記」3

    著者 いとうせいこう、みうらじゅん
    出版 角川文庫

    p10より引用
    “実際に仏像が出来た時代から考えれば、
    私はガイジンである以外にないのだ。”

     作家と漫画家である二人による、
    日本のあちこちへ仏像を訪ねて回る一冊。
     大仏で有名な東大寺から金色堂の中尊寺まで、
    仏像への気持ちがよく表れた文章とイラストで書かれています。

     上記の引用は、
    奈良を訪ねた時の一文。
    確かに歴史に関する資料などを見ていると、
    昔の人は今とは全く服装は違いますし、
    使う言葉や文字も違うので、
    違う国というのもなんとなくそう思います。
     イラストと共に仏像についての解説なども書かれているので、
    仏像に興味を持ち始めた人の入門として、
    良い一冊なのではないでしょうか。

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著者プロフィール

いとう せいこう
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。『ノーライフキング』でデビュー。『ボタニカル・ライフ ―植物生活―』で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』など。

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