見仏記 2 仏友篇 (角川文庫 い 28-3)

  • KADOKAWA
3.60
  • (45)
  • (46)
  • (132)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 546
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041846032

作品紹介・あらすじ

見仏コンビ、またまた登場!あのなんとも絶妙なコンビネーションのいとう&みうらが、仏像見物の旅を密かに再開した。ある時は、四国でオヘンローラーとなり、またある時は佐渡で親鸞に思いを馳せる。またふと我に返って、男子二人旅の怪しさを文化的に考察してみたりする。二人の好奇心が向く先は、仏像だけにとどまらない…。一見支離滅裂な二人が、お互いへのおかしな友情をしみじみと深め合い、奇妙な絆を確かめ合った、ますます充実の仏友篇!(新宿篇を特別収録)。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • つい最近、またTVで見仏記をやっていて、そう言えば買って途中まで読んで置いたままだったと思い出し慌てて読んだ。
    近畿圏内だと気になったら出掛ける事ができるが、それ以外だとすぐには見に行ったりできない。しかし、この見仏記を読んでいると、自分もその場に行って仏像を見た気分になり、凄く満たされた気持ちになる。安上がりな私の気持ち(笑)勿論、実際行って見仏した時の方が感動もひとしおなのだが。
    私も仏友が欲しいなぁと思う今日この頃。

  • 見仏記第二段。
    絶版なのか取扱いがほぼなく、取り寄せしました。
    人は内側から自らを彫っていく、みたいな文句があり、良い言葉だなと思った。
    ふざけているようで、いつでも真剣に仏像と向き合う二人。
    いつか見仏しているお二人に会いたい。

  • 見仏コンビ、またまた登場!あのなんとも絶妙なコンビネーションのいとう&みうらが、仏像見物の旅を密かに再開した。ある時は、四国でオヘンローラーとなり、またある時は佐渡で親鸞に思いを馳せる。またふと我に返って、男子二人旅の怪しさを文化的に考察してみたりする。二人の好奇心が向く先は、仏像だけにとどまらない…。一見支離滅裂な二人が、お互いへのおかしな友情をしみじみと深め合い、奇妙な絆を確かめ合った、ますます充実の仏友篇!(新宿篇を特別収録)。

    目次
    滋賀(西野薬師堂・赤後寺・渡岸寺;小谷寺・石道寺・己高閣・世代閣・知善院)
    京都(東寺・仁和寺・法金剛院)
    四国(極楽寺・井戸寺・丈六寺;蓮華寺・豊楽寺・中島観音堂;雪蹊寺・竹林寺・北寺)
    東京(五百羅漢寺・安養院・目黒不動尊・宝城坊)
    鎌倉(東慶寺・建長寺・円応寺・鶴岡八幡宮・覚園寺;光明寺・長谷寺・高徳院)
    北越(宝伝寺・明静院・西照寺)
    佐渡(長安寺・長谷寺・国分寺;昭和殿・慶宮寺)
    新宿(太宗寺・正受院・光照寺・龍善寺(文庫版特別付録))

  • 1巻に引き続き、見仏スタイルは面白可笑しいのに考察は意外と深く、ところどころしみじみと考えさせられる。

    このふたりが機嫌よく見仏をしていられる世の中でずっといてほしいものです。

  • 笑いあり、考察あり、感動ありの高品質エッセイ。
    これまだシリーズ続いているのかな。ぜひ読破したい。

  • 33歳と36歳だったかな?今の自分と変わらない年齢なのに驚く。滋賀、京都、四国、東京、鎌倉、北越、佐渡、新宿。

  • なんかはまるのがいやで避けていた本です。わたしもいろんなお寺さんなどに伺いいろんな仏さまにお会いしましたが、他人ごととは思えない行動に、何度も笑ってしまいました。

    2はちよっと珍しいところを訪ねているのでお勧めかも。
    東京の仏様もお勧めですよね!

  • もう、なんていうか、間違いないですね。

    今回のテーマはホモですか?ってくらいホモ疑惑という文字がふんだんに散りばめられていて面白かった。

  • 前任の担当編集者とは離れて私用で二人きりの見仏をしていたが、ひょんなことからホモ疑惑が沸き起き、その否定のために見仏企画を再開。今回は目黒や新宿(文庫版特別付録)といった都内の仏から滋賀、佐渡といったちょっと地味な志向に走ってるように見えますが、二人の絶妙なやり取りも安定感を見せ始め、長期シリーズ化の盤石というか「ザ・スライド・ショー」とオーバーラップして見えます。
    一冊目で虜になった方は、是非ともオススメです。

  • 初めて読んだ時の衝撃と涙を流して大爆笑したことを
    今もって忘れることができない。
    祖母が私の姿を見て不思議がっていたことも忘れない。
    みうらじゅんといとうせいこうと、三人で見仏に行くのが夢だった。

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いとうせいこうの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
みうら じゅん
村上 春樹
いとう せいこう
いとう せいこう
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×