ステーシー 少女ゾンビ再殺談 (角川ホラー文庫)

  • 角川書店 (2000年6月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (193ページ) / ISBN・EAN: 9784041847091

みんなの感想まとめ

少女がゾンビ化する世界を舞台にしたこの作品は、愛と苦悩が交錯する独特の物語を展開します。登場人物たちは、ゾンビ化した少女たちを解体することに苦悩しながらも、彼女たちとの関係を通じて心の葛藤を描き出しま...

感想・レビュー・書評

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  • 15歳から17歳の少女が、ゾンビ(ステーシー)化してしまう世界を描いた、筋肉少女隊のヴォーカリスト大槻ケンヂの小説。
    『月刊カドカワ』誌に、1995年から1997年に連載されたものですが、長編小説ではなく、中短編集、という感じです。

    設定が設定のため、愛する女性がゾンビ化して悲しみにくれる男達、ゾンビ化した少女達を日々解体することに苦悩する男達が登場しますが、それがかなり鬱陶しい。
    ゾンビ映画では、自分もいつゾンビになるかわからない、いつまでも悲しみにくれていられない絶望感が魅力ですが、この作品は、少女以外はゾンビ化しないから、こうした鬱陶しい展開になってしまうのでしょう。

    もっと、ド変態な方向性でも良かったような気もしますけど、そうならないのが、大槻ケンヂという人なんでしょうね。

  • ぐちゃぐちゃだしめちゃくちゃだしよくわからんけどよかった
    これはホラーなのか?

  • 「渋さん、詠子のこともこんなふうにグチャグチャにしてね」

    やっぱり一気に読んでしまいました。この読了後のごちゃごちゃした蟠のような、けれどもスっと前を向くことができるような、えも言われぬ感慨を抱かせる力が、大槻小説にはあるのです。ノイローゼの時に書いた作品だそうですが、「主軸」なる観念が大槻さんの心象を端的に表し、それを「調整」する物語が生まれ──その物語を動かすためのかけがえのない存在こそ、ステーシーたちだったのではないでしょうか。…そんなことを彼の文章からは感じるのでした。
    そうです、この世界観でこの文章であるからこそ、やんごとなき魅力があるのです、この小説は。どんなにグロくても、どんなに頭のネジが飛んでいようとも、私はこれを立派な、美しき純愛小説と呼びましょう。

  • すごくおもしろかった。渋さんと詠子のなんだか綺麗な感じが最後でぶち壊されたのも。

  • 【224】

  • 世界の作り方が独特で、カサカサに乾いた空気感も独特。
    その世界に連れて行って納得させるのも上手。
    淡々としたようで、ウェットな土台があるような、渇いた雰囲気の活気。

  • 詠子かわいいよ詠子

  • 思いの外面白かった。

    途中のぐちゃぐちゃの描写は怖くて読み飛ばしぎみ。

    ステーシーズ観てみよう!

  • 今まで読んだオーケン小説の中ではこれがいちばん好みかも!
    若い女の子の集団ゾンビ化…っていうと、パニックホラー小説を想像しちゃうんだけど、ぜんぜんそんなことなくて、むしろすげー純粋な恋愛小説を読んだ後みたいなさっぱりした気持ちになれました。
    エログロを絡めて、トンデモ設定をモチーフにして、生身の人間の剥き出しになった心情が描かれる…ってのは、ちょっと舞城とも似てるな。

  • 血みどろで、グチャグチャで、刹那的で、救いもなくて、残酷で、でも哀しくて美しくて、切ない。
    人の死も、愛も、社会的倫理観も、刹那の感情に過ぎない。どんなに辛くとも、歪みがただされようとしている大きな力のなかで、ちっぽけな個人の苦しみなど刹那の砂粒でしかない。
    そんな世界を、あるがままに受け入れる。
    それは諦めでもなく、負けでもないのだ。
    自分の周囲を、人々を、時流を、逆らうことなく歩みながら見つめ続ける、柔らかで平らかな視点を持つということ。

    これは生命の重さだとか罪の呵責だとか、そんなモノを突き抜けて、最上の幸福を獲得した世界の物語だ。

  •  ある日突然、15歳から17歳までの少女たちが次々に変死して、ゾンビになって蘇るようになる。再び殺すには165以上の肉片に分割しなければならないぞ、というはなし。グロ切な頭おかしい。

     大槻さんが昔所属してた(さいきん再結成した)、筋肉少女帯というバンドの「再殺部隊」って曲を聴きながら読むとさらに良いかんじ。

     これを書いたときはかなり精神的に参ってたときみたい。「ノイローゼのやつはスゲーこと書くな!」って文庫版のあとがきで自分にツッコミいれてた。

  • 「大槻ケンヂが書くべき小説」
    この狂気。
    このキチ。
    この終焉。
    このグロ
    このサイコ。
    このおかしさ。

    サイコーだ。
    しかも泣ける。
    大槻ケンヂはイッチャッテルネ(褒め言葉)。

  • キモグロ(゚Д゚)

    でもここまでくれば面白くなっちゃうのも(゚Д゚)
    それにしてもいっちゃい過ぎ(゚Д゚)
    大槻ケンヂは変態です。近寄らないように!?
    そんな感じで(゚Д゚)


    ゲェェェ
         ∧_∧
        (ill´Д`)
        ノ つ!;:i;l 。゜・
       と__)i:;l|;:;::;:::⊃
        ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃

    もうこんなんで・・・

    気違い極まりない・・・
    少女ゾンビ、グチチャグチャ(゚Д゚)
    そればっかり、それしかない。

  • 文章が設定とストーリーに負けている感あり。

  • 07.11.30

  • 大槻ケンヂファンならば、執筆当時の彼の精神状態を知るという意味で興味深いかもしれない。
    小説としては読み応えがなく、設定に負けている感あり。

  • 近未来。そこでは15歳から17歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間
    を襲う屍体・ステーシーとなって蘇える“ステーシー化現象”が蔓延していた。
    増え続ける彼女たちを再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければならな
    かった。

  • 色んな意味でたまらない。
    オーケンの書く本ってどんなの?って聞かれたら、まずはこれを読ませたいと思う。

  • 頑張って手に入れたー藁 最後の風景は本当に幸せ?って訊きたくなるо本の中の人々には幸せ、なのかもしれないо

  • ゾンビになって殺される子が、自分を殺すことを気に病まなくてもいいと言ったところが良かった

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。ロックバンド「筋肉少女帯」のボーカルとして活動を開始。物語性とユーモア、狂気を併せ持つ独自の歌詞世界で特異な存在感を示してきた。
音楽活動と並行して、エッセイ、小説、詩など文筆活動も展開。著作は各方面で高く評価され、星雲賞を2年連続して受賞。歌と文章のあいだを自在に行き来する表現は、多くの読者に支持されている。

「2026年 『幻と想 03-25 大槻ケンヂ自選詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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