猫を背負って町を出ろ (角川文庫 お 18-10)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 413
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847114

感想・レビュー・書評

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  • 『自分の悩みがちっぽけで、ただの通過点なんだと教えてくれた』

    大槻ケンヂは小説から知った。確か新興宗教オモイデ教だったと思う。当時10代前半だった私はオーケンの書く文章に猛烈に惹かれ、そこから大本を次々と買い集め読み漁った。当時は本というものに出会ったばかりで、小説家がエッセイを書くとはまったく思ってなくて、エッセイ風の小説なのか?と思いながら読んだ作品も多かった。その中で「あ、これってエッセイか」と気づかされたのがこの本だった。

    自分がちっぽけで恥ずかしくて思い違いをしたただの子供だということを、オーケンはいつも教えてくれる。大人になった今だって間違い続けている私を、きっとオーケンはユーモアを交えて笑ってくれるはずだ。

  • はぁ。ここまでスッパリ語ってくれる人、そうそういないですよ。悩める方は是非、読んで下さい。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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