ステーシーズ 少女再殺全談 (角川文庫)

  • 角川書店 (2008年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041847176

作品紹介・あらすじ

少女たちが突然人間を襲う屍体となる「ステーシー化現象」が蔓延。一方、東洋の限られた地域で数十体の畸形児が生まれ、その多くはステーシー化し再殺されたのだが……新たに番外編を収録した完全版。

みんなの感想まとめ

テーマは、少女たちが死後に人肉を求める屍体「ステーシー」となり、彼女たちを再殺する人々との悲劇的な関係です。この作品は、破天荒ながらも哀愁が漂う独特の世界観を持ち、不道徳さの中に美しさや切なさを感じさ...

感想・レビュー・書評

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  • 初大槻作品。彼の音楽世界と共通するような破天荒であるのに繊細に哀愁を織り込んだ世界観だった。
    突然世界各地で15〜17歳の少女が死に、その後に起き上がっては人肉を求めて歩き回るようになった世界。起き上がった少女はステーシーと呼ばれ、肉親または恋人、大概の場合再殺部隊の手によって156以上に切り刻まれてはじめて動きを止める。
    死を運命付けられた少女たちも彼女たちを切り刻む周りも悲しみに壊れながら、神様の気まぐれが過ぎるのを待っている。『ステーシー』『ステーシー異聞 ゾンビリバー』『ステーシー異聞 再殺部隊隊長の回想』の三つをまとめたお得完全版。

  • 元ナゴムギャルのワタシの意見として、筋肉少女帯の『ステーシーの美術』は傑作だと思うし、その中の「再殺部隊」、「リテイク」は名曲だと思うし、長田ノオトのコミックス版も読んでいたが、この本は積読したままになっていた。筋はわかっていたが、終章で世界がこういう風になったとは…。正直途中まではおもしろくない、と、思っていたが、よかった。文体がオーケンの歌詞そのままなので、歌の合間に入る「語り」のように何故かオーケンの声で脳内再生されてしまう(笑)。

  • うーん、なんかただのグロい文章にしか思えなかったな…嫌いじゃないんだけどな…

    オモイデ教と違って登場人物が多すぎるのと、それぞれのキャラがあんまり立ってないからかな…

  • "ロコ!思うままに"を読んで、他の作品にも興味がでて買ってみた作品。
    偉そうなことは言えないけど、読んでみて、
    人間の狂気と、狂気ではごまかしきれない弱さが描かれているのが
    とても面白いと思った。
    恐怖やグロテスクも全部ひっくるめて、
    最高にロマンチック。

  • 不道徳なのに、美しくてどこか切ない。ひっそりと映画化されていたり。

  • オーケンの著作を読むのは初めて、彼は音楽が本業だと思っているので特に期待もせずに読みましたがやはり可もなく不可もなくといった作品でした。
    B級映画を見ているような、作品としてはバトル・ロワイヤルや山田悠介作品に近いものを感じました。
    何となく偏見かもしれないけれど、作家業が本業ではない人が小説を書こうとするとスプラッターやグロ系に走りやすい傾向があるのではないかなあと思いました。
    少女再殺、その中に人の愛だとか、抗いようの無い運命に巻き込まれる人間だとかを書こうとしたのだろうし、ただのグロでは終わらせない正統性を保持するためにそのようなエピソードを投じたのだろうけれど、いかんせん文章力が稚拙でうまく書き切れていない感は否めませんでした。

  • 誰かに殺されたいと思っている女子は読むべし。

  • 少なくとも三周は読んだ本。最近読むと、だいぶどころかかなり表現的にキツく感じるところはあるので、万人にはやはりお勧めしにくい。
    ただ、それでも序章の物悲しさとか憐憫さだとかは変わらず響くところはある。
    序章の悲しさだとか虚しさだとか後悔だとかは最高だった。

  • やっぱオーケンは天才だと思う。少なくとも自分の中では。設定からしてもう最高だけど、臨死遊戯状様(ニアデスハピネス)とか再生屍体蝶羽状輝微粉とかもオタク心をくすぐるよね。

  • 純愛で全てを上塗りする小説が大好き

  • 無くしてたと思ってたら見つかりました。やった!ステーシーの完全版です。外伝が二篇、収録されています。

    本編に関する感想は角川ホラー文庫の『ステーシー』に書いたので省きますが、とにかく外伝の『ゾンビ・リバー』が好きで、一時期狂ったように読んでいた記憶があったので、また読みたいなぁと思っていたのです。
    『ゾンビ・リバー』もやはり残酷さやインモラルな感じは否めませんが、個人的には「ステーシーの津波」というイメージに、どこか崇高なものを感じ、心を鷲掴みにされたのでした。そう言えば、会田誠さんの作品に『灰色の山』や『ジューサーミキサー』がありましたっけ。あんな感じですかねぇ。『ゾンビ・リバー』の実写化、私は待ってますよ(笑)

  • おーけんのホラー小説。ものすごくスプラッターで純愛物語。
    15歳~17歳の少女が突然死の後、ステーシーと呼ばれるゾンビとしてよみがえる。
    ステーシーは165分割以上バラバラにして再殺しないと滅びる事がない。
    この状況に世界は…
    ざっくりあらすじ。
    筋肉少女帯のステーシーの美術と多少リンクしている。
    漫画を先に読んでいたので内容は頭に入っていたけど、原作の方がそりゃもうよりグロイ。
    グロイのに泣ける。
    オーケン節全開なので、嫌いでなければ良いかと。
    加藤夏希主演で映画にもなっているようですが、血がどばー系は苦手なので、たぶん見ることはないかと。

  • うーむ、、、どうしてもB級エンタメホラー感が抜けずな印象でした。もっと激烈な狂気と病みが必要なんじゃないかなあと思いましたが商業誌での連載だったということでこのくらいがちょうど良かったのでしょうかね。。。

  • こういう耽美というか、雰囲気系小説はもう年齢的にも響かないのかもしれない。いや、もともとあまり得意ではないか。15〜17歳少女がゾンビになってしまう世界、ちーと都合が良すぎると思ってしまう自分が穿ってて残念。

  • 切ないゾンビ物

  • 8/21 読了。

  • グロいグロい…と覚悟して読んだせいか、全く平気だった。猟奇色強めの幻想怪奇小説というか美しいエログロナンセンスというか、とにかく好み。一年前にモーニング娘。で舞台化してる<ステーシーズ‐少女再殺歌劇‐>が好きすぎて結局原作も買っちゃった…という流れなんだけども、ラストの違いも含めて原作・舞台版どっちもすごく好き、で落ち着いた。(それにしてもオーケンも舞台化した脚本演出家の男性も、男性でありながらこんな話を完成させるなんて少女内蔵型なのか恐ろしくマゾヒスティックなのか。素晴らしいなぁ。)

  • 「モモちゃん、哀しいのかい?」
    約使としても、戯れに問いかけてみただけのこと。
    しかし、モモという名のステーシーが、その時コクリと頷いたように、約使には見えた。
    2014/09/24-09/28

  • 大槻ケンヂさんの歌は聞けども小説を読むのは初めて。耽美っぽくてグロテスク。少年少女はただひたすら美しく、世相は退廃的無常観溢れ、言い回しが古ぶるしいこともあり、さくさく読めることも含め、色んな意味で「初期のJUNE小説処女作」を見ている気分だった。CD『ステーシーの美術』はもちろんですが、 CD『レティクル座妄想』を聞くともうちょっと楽しい(こちらは世界が繋がってる感じではない)。モモという名前にどんな思い入れがあるのか?
    起承転結の転がすっ飛んでいたのが気になる。

  • 割と衝撃的なのだが読んでみるとなかなか良かった。
    何かしら作る側の人間がインスパイアされるのも頷ける。

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。ロックバンド「筋肉少女帯」のボーカルとして活動を開始。物語性とユーモア、狂気を併せ持つ独自の歌詞世界で特異な存在感を示してきた。
音楽活動と並行して、エッセイ、小説、詩など文筆活動も展開。著作は各方面で高く評価され、星雲賞を2年連続して受賞。歌と文章のあいだを自在に行き来する表現は、多くの読者に支持されている。

「2026年 『幻と想 03-25 大槻ケンヂ自選詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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