ゴシック&ロリータ幻想劇場 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 732
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847183

感想・レビュー・書評

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  • 短編なのかいつもよりオーケンこだわりの世界観がストレートにわかりやすい。

  • サブカル女子から推薦されたので読んでみました。

    大槻ケンヂは筋肉少女帯も聞いたことがないし、グミ・チョコレート・パインも読んだことがなくモヒカンのパンク系な印象しかなかったのですが中々良かったです。
    つまんねーって感じの短編も混ざっていましたが、繊細で優しくてちょっとウルっとしてしまうような作品もあり。ミュージシャンが書くような詩っていうよりあぁ、作家さんなのだなーと思わせるような文章でした、個人的に。

  • 仰々しいタイトルに気後れしながらも手に取った一冊。ところが・・。なんてピュアな物語たち! 逆境にいようと目一杯おしゃれして明日を夢見る無垢な少女が愛おしい。オーケンならではの毒とか倒錯といったテイストが逆にスパイスとなって効いている。

  • 短編集。
    作品ひとつひとつは設定も色々で様々な雰囲気をまとっているが、いずれにも当てはまるのが大槻ケンヂ独特のシュールな世界観。斜に構えたようで、ストレートなキャラクターや繊細さもはらんだ荒唐無稽なストーリーは読んでいて飽きさせない。

  • 「月光の道化師」の乱歩ネタににやり。

  • 一つ一つの荒唐無稽なエピソードの短編集。
    好きなものもあり、嫌いなものもあり、
    納得のできないものもあり、気持ちのいいものもあり…。

    心に残った台詞が一つ、
    表現を志すものには夢だけが全てだ。
    言葉までは覚えてないけれどそんな台詞。
    きっとそうなんだろうなと思った。
    そういう人が書いているんだろうなと思った。

  • 短編集で私的にはギター泥棒が好です。ベタっていえばベタなのかもしれないけど、何も伝えないからこそ最後のあだ名にこめられたメッセージはキュンときました。でも戦国バレンタインデーもお気に入り!ロリ服のお姫様…、見てみたい!

  • 筋肉少女帯の大槻さんの作品です。
    短編小説集です。
    エッセイもいいけど小説もいいと思いました。

  • 『ゴシック&ロリータバイブル』に連載されていた短編集。

    ゴスロリという要素が、先鋭化ではなく、むしろ大槻ケンヂ要素を一般向けに緩和する方向で作用している。そういう意味では大槻ケンヂ入門書としていいかも。大槻ケンヂ作品では『くるぐる使い』での、毒電波を送って嫌な先生をキチガイにしちゃうエピソードが好きです。

  •  そこまで耽美、ロリィタ!!小説じゃなく、ロリ少女絡みのユーモラス
     短編集。雑誌掲載されてたやつなんでかなり短編。
     さすがオーケンのセンスだなあ、視点が。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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