ロコ! 思うままに (角川文庫)

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  • 角川書店 (2010年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041847206

作品紹介・あらすじ

絶対的に君臨する父親によってお化け屋敷に閉じこめられている少年・ロコ。独りぼっちの彼が美しい一人の少女と出会う……ほろ苦い衝動が初めてロコを突き動かす! 泣ける表題作他を収めた充実の短編集。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

独特の世界観とキャラクターが魅力的な短編集で、特に心情描写が際立っています。登場人物たちのリアルな感情や葛藤が、他の作品とは一線を画す深みを持って描かれています。表題作や「アイドル」など、各短編はそれ...

感想・レビュー・書評

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  • 勢いで読ませているけどもう少し緻密に描写してくれたら…と思う箇所もある。それでも、オーケンにしか描けない世界観と登場人物はたいへん魅力的です。メンヘラやバンドマンの心情描写は、そこいらの作家とは一線を画したリアリティをもって迫ってきます。

    「アイドル」は好き嫌い別れそうだけど私は楽しく読めました。表題作がいちばん好きです。

  • 面白かったです。
    勢いがロック。月刊ムーを読んでインテリに…(?)
    「モモの愛が綿いっぱい」「アイドル」「ドクター・マーチン・レッド・ブーツ」「怪人明智文代」が好きでした。
    特に、乱歩好きには「怪人明智文代」はたまりませんでした…小林少年の魔改造もアリですし、お話の最後の文もぽいです。
    「蝶の羽根に染み込ませて流通しているPPブルーというドラッグ」や「柔道二段のアイドルマネージャー」で、ここは同じ世界線なのかなと思ったりします。


  • オーケンの一番調子が良かったころのSF短編集。
    「イマジン特攻隊」は名作です。

  • 本、なのに音楽。
    前半のお話の方が好きだなあ。

  • イミテーションみたいな短編集。ニセモノだけどキラキラしてて、誰かにとっては本物以上の宝物。

  • (単行本)
    少女への純情、ダメ男、ロック、やんちゃ、サブカル、オノマトペで彩られた若者主人公による SF短編集。
    純情、ダメ男のストーリーは、すんなり感情移入してせつない気持ちにさせられる。好きです。
    やんちゃは読んでいて嫌な気分にもなるけど、作者の経験と筆力あればこそだろう。
    「イマジン特攻隊」では、ノリノリのリズムによって読んでいて引き込まれる。筒井康隆の「ジャズ大名」を思い出した。でも、盛り上がった後のエンディングだけは、平凡に終わってしまってちょっと残念。

  • だいぶ前の短編集。少し雑な文章があるかも。しっかりと物語に入り込みたいと思いながらも、引き戻される。ちょっとおしい。

  • 相変わらず大槻ケンヂは小説がうまい。・・・ただ、この短編集、どちらかというと、「その後よりよい作品に発展したもの」の元ネタといったイメージもある。

  • だれかに、「思うままに」と背中を押されたら、どんなに勇気が出ることか。そこに光。

  • いにおの表紙は星5つ。

    オーケンの小説どれも大好きだけれど、これは、う~ん。

    ネタつきた? ってかんじ。

  • オーケンの小説はもう何冊も読んだが、大方ロック、少女系SFのどちらかに区別できる。ロックの方はメッセージ性が強い。誰だって自分の闇の中でもがいている。もっとがむしゃらに、光に向かって叫び、自分を変えて欲しいとオーケンの願いのようなものを真っすぐに感じる。恐らく彼はロックを伝えることに大きな使命感をもっているのだと思う。救われた少年少女も多いのでは。SF系の方は奇書でホラーだけど、個人的にはこちらの世界感に浸る方が好き。本書のお気に入りはロコもう一度。ベタベタクサクサな内容だけど、逆にそれが胸にぐっときた。

  • 2013.05.01 読了

  • 青春時代にはずいぶん大槻さんにお世話になったので、この作品にも賞賛の意を示すレビューを書かなくてはと思いながら、作者単位で作品を評価するのは果たして誠実だろうかと考えさせられた一冊です。

    どういう動機があったのか自分でも甚だ不可解なのですが、はじめての東京旅行にもっていった一冊でもあります。

    上野公園のベンチで、多摩川沿いの土手で読みました。
    申し訳ないことですが、それしか覚えておりません。

    なので、浅野いにおさんの表紙を褒めておきます。

  • ゆきねぇに薦められた大槻ケンヂ「ロコ!思うままに」。ロックだったー!
    いまいちピンとこない短編も実は多かったんだけど、表題作「ロコ!思うままに」と「神様のチョイスはKISS」と「天国のロックバス」が、ど直球のロックンロール文学って感じで、よかった。
    なんか背中押された感じがする。
    沸き上がるぜ、マグマ!

  •  お化け屋敷で「イエスさま」としゃべる人形たちに育てられた「ロコ!思うままに」。
     亡くした子どもと、クレーンゲームでとったぶさいくな人形に宿った魂との「モモの愛が綿いっぱい」。
     ロックで日本縦断ツアーにでかけた男の子たちが女の子二人に出会い、一人は死んで一人は去って、故郷の女の子が履いていた靴がちらちら影を射す「ドクター・マーチン・レッド・ブーツ」。
     あの明智探偵と怪人二十面相の奥さんとの関係の真相を語る手紙「怪人明智時代」。
     事故で人らしきもの、を殺してしまった女の子たちがあれは人ではなくてキテーちゃんだったからいいんだって話になる「キテーちゃん」。
     別本『ステーシー』のステーシー大量発生のいきさつ「ステーシー異聞 ゾンビ・リバー」。
     自分を持たない少女と生きる価値もないようなオッサンの不適切な関係が生み出す「アイドル」。
     潜水伏龍部隊、ただただ海の底で一人静かに孤独と闘う中でロックのテンポに出会った少年兵「イマジン特攻隊」。
     エアギターでもロックを語れ!「天国のロックバス ロコ!もう一度思うままに」。天国のロックバスの運転手は、中島らもさんだったのでしょう。

     全ての物語においてぶれることなく表現されるロック&ロール!
     (実は今まで大槻ケンヂは小説家だと思ってました。)

  • オーケンさんの短編集。
    ヌイグルマーとか
    赤ちゃん人間。
    オーケンさんの小説のスピンオフのようなお話がちらほら*

    切なくて残虐なんだけど、
    ユーモラスと不器用な人間の一生懸命生きる美しさみたいなのがつまってる。
    オーケンさんの作品、オーケンさんの登場人物への愛や、いろんな自分の趣味、興味への愛がいっぱいつまっててそれが飾り気なくまっすぐ伝わってくるのが好き。

    ほんとおっもしろいなあ◎

  • 大槻氏の小説に手を出したのはこれが初めてです。
    いいなあって思う作品他にも色々とありましたが、やはりロコが自分の人生を自分で切り開いていくこの表題作に一番感動しました。お化け屋敷を抜けてから感じる自由の喜びと恐怖がよく書かれているなぁと思います。同じタイトル曲を聴きながら読むと感動倍増です。

  • 12月10日読了。大槻ケンヂの短編小説集。自身が後書きで「お気に入りの作品集」と書いているとおり、馬鹿馬鹿しいが時に自分の若い頃を思い出して身悶えさせられたり、ホロリとさせられたりする。ダメバンドマンを描いた半自伝的な短編も多いのはこの人ならではか。B級映画への愛情やホラー・SF・オカルトの香り漂う話も多く、この人やっぱ文章うまいなあー。

  • この人すごいな、って思う。
    サブカル的知識の量、
    音楽への熱さ、
    作者の濃さがそのまま文字になり、
    小説ができましたっていうような。

    発想とか台詞のセンスに脱帽ってか脱力。
    大槻ケンヂさん、今更にすごく好きだ。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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