火の鳥 3ヤマト・異形編 (角川文庫 ん 11-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851036

感想・レビュー・書評

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  • ヤマト編はメタ表現がどうしても気になる、1巻と同じ弱点を持っている話だった。
    ちょっと時間的に無理があるような気もするが、そうかそこと繋がるのかという意味ではいい話だったかな。
    ラストもぬるい終わり方はしていない。
    ただ話としては短編の異形編の方が好きかな。

    火の鳥が何をやろうとしているのかは益々わからなくなった。
    たまーに妙に人間臭かったり冷たかったり。気分屋にも見えてきた。

  • 20211231

  • ヤマト・異形編。
    文字数が多く、読むのに時間がかかってしまいましたが、内容が深かったです。竹宮惠子さんの解説「DNA手塚治虫」も良かった。

  • 異形編をお薦めします。この作品を読むと、因果論と自由意志について考えさせられます。ベンジャミン・リベットの実験(https://ja.wikipedia.org/wiki/ベンジャミン・リベット)と合わせて考えると、人が感じる主体性とは?という問も生まれます。噛めば噛むほど味が出る作品です。

  • 語部 きっと大陸系の顔だわ毛沢東みたいのかしら 熊襲クマソ 川上タケル ヤマト王朝の古事記とか日本書紀なんかには あきらかに侵略 ナニワという浜へ辿り着けます 密葬 宝物殿ほうもつでん 埴輪 シュプレヒコール 生贄の塚 殉死の風習は廃止された 奈良県明日香村に石舞台古墳と呼ばれる剥き出しになった出来損ないの墓があります ほうらい蓬莱寺 八百比丘尼 琵琶湖の北の見崎 彦根 大津 他人の空似 びがん鼻癌 悪性の腫物 功徳くどく 因果応報 尼御前あまごぜ 百鬼夜行絵巻 総ての都市が地底都市となってしまった汚れた地球 手塚治虫はベーシックなのだ カリカチュアライズされたキャラクター設定されたキャラクター設定もパーツの一面でしかない 哲学は「ことば」を用いて語る究極の抽象的根本理念である 「かなしい」という感情は、言葉知る前にはないのだそうな。 隔世遺伝 中井貴一 陽だまりの樹 不義理なほど動揺しなかった 竹内恵子 テラ地球へ

  • 580円購入1994-00-00

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  • 定期的にやってくる再読ブーム。

    今回は正順で読もうと気がついたらもう三巻め。そうか、「どの順で読むのがベストか」みたいな観点で全13巻をひと回りしてみるのも良いかも。そういや「手塚が描いた順に収録した単行本はまだ存在していない」なんてWikipedia記述も見かけたりした。とはいえそのためには記憶が鮮明に残るようペース上げねばならんなぁ…。

    本巻はヤマト編、異形編とも関西を舞台にした作品。おっとこの頃には関西という言葉はなかったはずか。近畿という言葉はいつごろから定着したのだろうという素朴な疑問もふと浮かぶ。

    異形編は特に舞台としてふるさと琵琶湖が出てくることもあり親しみがわく。蓬莱寺はどこにあったのだろうとか想像するだけでも楽しく、彦根を眺め大津を語っているところからは長浜あたりの北東部湖岸だったのかとも想像できるし、そもそも蓬莱山というのは比良山系にあるぞ、ということは湖西なのか…等々夢想は尽きない。あ、それとこれにつながる太陽編も待ちきれなくなったり。

    ヤマト編はつい先日読んだ黎明編からも直結しており、ヤマトの王のイメージが一変してしまっているところなんかも楽しい。この夏の帰省時には石舞台古墳、訪ねてみようかなぁ…なんて気にもさせられる。

  • ヤマト・異形編。
    ヤマト編は奈良県明日香村にある石舞台古墳を元に繰り広げられる話。時代は古事記や日本書紀あたり。

    『歴史とはあらゆる角度からあらゆる人間の側から調べなければほんとのことはわからないものである』

    それにしても王様が死んだから生き埋めにされるなんて理不尽にもほどがある。

    異形編は過去・現在・未来が永遠にループし続ける不思議なお寺のお話。

  • なんとなく手塚さんの作品が読みたくなって、人は何のために生きるのかをテーマにした火の鳥を読みました。
    ヤマト編は飛鳥に残る石舞台が、異形編は八百比丘尼さんがモチーフになっています。
    手塚さんの作品は歴史的には?って部分もあるけれど、輪廻転生とか解脱とか、いろいろ深いところを考えさせてくれるよ。
    火の鳥では異形編がかなり好きなので、また読みたいです。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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