火の鳥 5 復活・羽衣編 (角川文庫)

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レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851050

感想・レビュー・書評

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  • 復活編
    一度死亡し、人工的な物質により生き返ったレオナは、人間が奇妙なものに、ロボットが美しく見える。実際、この時代の人間は、大事なものを忘れているかのように描かれている。逆説的なものの見方によって、大事なものはなにかを考えさせられる。
    ロボットのアイデンティティや権利を描いた、当時かなり先進的な作品。ロビタの集団自殺の謎が、レオナの行く末に結びついていて、この大きなうねりに感動した。

    羽衣編
    舞台の漫画化という実験的な作品。羽衣伝説にうまく火の鳥をからめている。ここでもやはり、未来には戦争が起こっている。

  • 復活編 1+1=1

    復活したために人が人に見えなくなったレオナ + チヒロ → ロビタ
    数百年を経てロビタには心が生まれる、人間だと自覚する、集団投身。

    最後のひとりは、サルタヒコに拾われ、未来編へ。

    壮大。じーんとしてしまった。

    羽衣編

    舞台。むしろ実験的。

    荒俣宏の解説もすばらしい。
    ロングショットで安定した構図を用いる漫画表現はむしろ成人の視点で、ことに手塚治虫は「外から見る人」なのだ。
    目から鱗。

  • 2012年12月13日読了。事故により身体組織を人造素材に交換したレオナと、召使ロボット「ロビタ」の集団自殺(自己破壊)の行動の因果を描く「復活編」、「天女の羽衣」説話を戯曲風の構成でSF的に語る小編「羽衣編」を収録。『火の鳥』は日本古代を舞台にしたエピソードもいいが、私の趣味ではSF的なエピソードが非常に好み。主人公レオナのたどる運命は悲劇的としか言いようのないものだが、人間の幸せ=機械の幸せではないもの、世の中に絶対的な基準はないよなあ・・・など考えさせられる。よいSFにはいつも自分の価値観を揺さぶられるものだ。「羽衣編」には火の鳥が出てこないが、このエピソードは尺の都合で入れちゃったものなのか?これはこれでいいのかな?

  • 「おねがいだ ぼくを人間かロボットか
     どっちかにはっきりさせてくれっ! 先生!
     …… ぼくはロボットになりたい…… ……」

  • 復活編久々に読んだ。
    ラストで思考が迷宮入りしてしまう。
    死を恐れるのはなんでだろうかと考える。わからん…。
    巻末の解説が素敵だと思います。

  • 事故にあっていったんは死亡したが、足りない部分をロボットで補って復活したレオナ。
    でもレオナは一回死んでるから、戸籍上は死亡として扱われていて、だから自分の家族とは血縁関係もなくなってしまうシーンは衝撃。

    ロボットのチヒロとの純愛もなんだか最後まで綺麗だなと思った。
    でもそれがロビタの誕生と、ロビタの集団自殺につながるとは…!
    この「復活編」は本当にすごい!

    ロビタの最後の一体がそこにつながるか…!というのも驚いた。


    火の鳥の未来的な話ってなんだか本当に現実に起こりそうで怖い。
    手塚先生、やっぱりすごいなぁ…。

  • 鳳凰編(前編)

  • 時代を先取りしすぎな名作。
    ロボットと人間に対する発想が鬼才すぎ。
    先に未来編を読むことをお勧めします。

  • ロビタくんの集団自殺の光景は圧巻

  • 復活編大好き!レオナが犬投げるとこ超可愛いです>< 羽衣編ラストこわい

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著者プロフィール

手塚治虫(てづか おさむ)
1928年11月3日 - 1989年2月9日
大阪府生まれ、兵庫県宝塚市出身の漫画家、アニメーター、アニメーション監督。その功績から、「漫画の神様」とも評された。1946年デビュー以後、漫画を表現とストーリーでもって魅力的な媒体に仕立てる。『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『どろろ』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』など、世に知られる多くの代表作があり、アニメ化・実写化された作品も数知れない。

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