火の鳥 8 乱世編(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851081

作品紹介・あらすじ

永遠の命とはなにか。不死の〈火の鳥〉を軸に、人間の愛と生、死を、壮大なスケールで描く。天才手塚治虫が遺した不滅のライフワーク。各巻カラーイラストの表紙、巻頭に十六頁カラーを掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 一人では生きていけないけれど、2人いれば争いも起こる。

  • 何故人間は悲しい大人になってしまうのだろうと、出産して親の立場になってから読んで切なくなりました。このお話の核となる部分はアドルフに告ぐにつながっている気がします。

  • 一気に読み切った後半。

    当時のアシスタントであった石坂啓によって「手塚先生によって下描きなしに一気に魔法のように描きあげられる見開きの村祭りシーン」と形容されるページはここに登場。弁太とヒノエの出会いの場である。自分としても上述のエピソードをWikipediaでみたのはこのシーンをこれぞ手塚マジックと見入っていた直後だっただけについ嬉しくなってしまった。Wikipediaつながりでは手塚太郎光盛に関するエピソードも秀逸。

    全編を通して人の世の哀しみが貫かれている。あとに残ったのは明雲の弁慶にまつわるアイデアと一部の作品(のちの鳥獣戯画)だけであり、その裏にあった真実がこの手塚さんの描いた世界だったとしたらおもしろ哀しい。時折入れられるギャグもそうでもしなきゃならなかった手塚さんの心情が察せられるようでこれまたちょと哀しい。

    この夏の帰省時にはには鞍馬寺や義仲寺を訪れてみようか。中尊寺もいつか訪ねたい。

  • 20230112

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  • 乱世編[下]

    平家の没落とその後。
    火の鳥は出てこない。
    権力争いに戦ばかりで火の鳥も呆れていたのかな。

  • 乱世編 下

    長めなだけに、各々の登場人物への思い入れが、読後、ゆらゆらする。
    弁太にも、義経にも、おぶうにも。

    そういえば、「火の鳥による語り」がない。

  • 2012年12月15日読了。「乱世編」の下巻。清盛が病で没し木曽義仲が都へ攻め上り戦乱の様相を呈してきた世の中。打倒平氏のチャンスをつかもうとする義経に従う弁太と、おぶう・ヒノエらの運命は。目的のために手段を選ばず仲間すら犠牲にする義経の冷酷さ、都では暴虐の限りを尽くすが妻の巴御前にはやさしい義仲、戦場で出会った親子のすれ違い、弁太らの壮絶な最期などの印象的なシーンにははじめて読んだ中学生の頃にも、今でも大きな衝撃を受ける・・・。「天下を取ろう」「不老不死を手に入れよう」なんて人間の野心・望みは火の鳥(あるいは、マンガを読む読者)の視点からすれば実にちっぽけで滑稽なものだ。

  • 「斬ったからどうだっていうんだ? 俺のやり方に……
     ケチをつけるやつは たとえ昔の仲間だろうと許しはしないぞっ」

  • 手塚版源平絵巻。
    火の鳥は出てこない。

  • 弁太が、やさしくてちょっとマヌケな主人公なのでよけいにラストが悲しかった。

  • 源平合戦、乱世編の後編。義経も義仲も平泉の藤原も上皇もみんなサル山のボス争いで、弁太だけがひたすら人の世の平和を願いながら巻き込まれていく。

  • 寿永3年
    源義経、源頼朝、木曾義仲

  • 僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。

    日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。

    1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。

  • 乱世編(下)

    正直、泣けます

  • 「乱世編」か「異形編」が一番好き。
    壮大すぎる。

  • 源平合戦。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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