ロック冒険記 (角川文庫 ん 11-16)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851166

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  • 地球に近づいた謎の惑星・ディモン星を発見し、名付け親となったディモン博士の息子であるロック少年が主人公。ディモン星の接近により地球全体は大暴風雨に見舞われ、ディモン博士は亡くなってしまう。ロックはディモン星の権利を受け継ぎ、ディモン探検隊第一陣として他の乗組員達と共にディモン星へ向かうが、不慮の事態により日本人の少年・大助と二人で惑星に取り残されてしまう。ディモン星には鳥人達が住んでいて、色々あったのちにロックは文明の遅れている惑星に地球の知識や知恵を広め、交流を深めていく。また、その中でチコという鳥人の子どものの父親のような立場になる。
    ディモン星の石油を狙う人間達はまた、鳥人を奴隷にすることを思いつき、両者の対立は戦争へ向かっていくが……。
    文庫本一巻で完結する話だが、スケールが大きく話も複雑でワクワクドキドキする。絵が可愛らしく生き生きしていて、主人公のロック少年の聡明さと勇気溢れた行動には好感が持てる。鳥人と地球人の間に立たされたロックがチコを助けようとして亡くなり、平和が訪れるというラストは結構衝撃的。少し古くさく感じる価値観もあるが、面白かった。

  • 一九××年、地球に異常接近した謎の惑星ディモン! そこには石油の海があり、鳥人が支配する奇妙な生物の世界だった。ディモン星におきざりにされたロックと大助の冒険が始まった!(渡辺武信)

  • 初期作品は話の展開が早過ぎたりするのがあんまり好かないんだけど、これは読めた。
    どちらの味方にもなりたいけど、どちらの味方にもなれないって、辛いなぁ。ロックはこの頃からこういう辛い運命を歩むんですね。

  • 初期手塚作品の代表作でもある、SF要素の強い長編作品。主人公であるロックの強さと聡明さを僕はとても好きだったので、その悲劇的な最終話は、初めて読んだとき(当時僕は中学生でした)とてもショックでした。多くの名作がそうであるように、今読んでもまったく色あせない魅力に溢れすぎています。

  • しつこいようですが本当に角川文庫版の装丁は神。
    カバーをはずすと金髪碧眼のロックが出てきます。
    後の間久部緑郎役などで日本人としてのイメージも
    定着したロックも、初期は完全に欧米人として
    設定されていたことがわかる絵です。
    基本的にSF三部作の流れをくみつつ、
    よりキャラクターの活躍を
    前面に出した構成になっていて、
    わりと今のマンガに近い感覚で読めるかと。
    結末が雑誌連載時と大きく異なっており、
    雑誌版は河出文庫から出ている『華麗なるロック・ホーム』
    などで見ることができる。
    とりあえずロックがかわいいです

  • 手塚治虫の初期作品はあまり好かないのですが、これは気に入りました。ロックの服装が…(ブルブル

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著者プロフィール

手塚治虫(てづか おさむ)
1928年11月3日生まれ。
1951年、大阪大学付属医学専門部を卒業(1952年医師免許取得、1961年医学博士号取得)。1946年、『マアチャンの日記帳』(少國民新聞)で漫画家デビュー。以後、『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』『アドルフに告ぐ』など、幼年向きから大人向きまで、あらゆるジャンルの漫画を描き続け、「漫画の神様」とも称される。生涯に描いた作品数は700以上、約15万枚と言われている。
1989年2月9日、逝去。兵庫県宝塚市に「宝塚市立手塚治虫記念館」がある。

「2020年 『火の鳥 未来編 <漫画原稿再生叢書>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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