メトロポリス (角川文庫)

  • 角川書店 (1995年2月21日発売)
3.45
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784041851203

作品紹介・あらすじ

天使の姿と悪魔の超能力を持つ世界一美しい人造人間ミッチイは、太陽の大黒点が発する放射線の影響によって誕生した。秘密組織によって自らの正体を知らされたミッチイは……漫画史上に名高い古典的名作!

みんなの感想まとめ

人間が生み出したロボットが反乱を起こす物語と、主人公の魂が世界を旅するストーリーが織り成す魅力的な作品です。原作漫画には、表題作の他に『ふしぎ旅行記』も含まれており、どちらも独自の視点で人間存在や生き...

感想・レビュー・書評

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  • Discordの知り合いの方から映画『メトロポリス』を教えていただき観了。ついでに原作漫画を積んでいたことを思い出し読了。漫画には表題作だけでなく、『ふしぎ旅行記』も含まれている。『メトロポリス』は人間が生み出したロボットが反乱を起こす話、『ふしぎ旅行記』は主人公が死に、その魂が乗り移りながら世界各地を渡っていくという話。両方ともディズニーのパロディが出てきて、ディズニー好きとしては嬉しかった。そして、手塚治虫らしいコマの使い方や表現がふんだんに詰め込まれているのもいい。映画より原作の方が好み。

  • なぜこのタイトルなのか謎だが、内容は近未来、人造人間や知能をもったロボットと人間たちの物語。描かれた当時には偉大な作品だったことは想像に難くないが、それから半世紀以上進化し続けてきた現代の日本漫画において、これより面白いものはいくらでもある。
    ただひとつ、ディズニーをここまで雑に扱えるのは現代にはありえない痛快さかもしれない(^^;)

  • 1949年、1950年に書かれたものだと思うと驚き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      手塚治虫原作のアニメって、原作と比べると何処か物足りなさを感じるんだけど、この作品は切なさがとっても上手く出ていて素晴しかった!
      手塚治虫原作のアニメって、原作と比べると何処か物足りなさを感じるんだけど、この作品は切なさがとっても上手く出ていて素晴しかった!
      2012/03/27
  • 初出は1949年というから、ちょうど昭和24年ということになる。
    戦後4年経って花の24年組が産まれた年に描かれた漫画。
    時代がかっているなんてもんじゃない出来で、とても今読めたものではなかった。
    長いわらじを履くなんて聞いたことすらない表現もあった。
    中でも驚くのは今じゃただの人ですら話題に出すことを憚られるネズミが普通に出てくること。
    しかもその使い方は…すんごい臭いだろうな。

    オチがその後の手塚治虫を思わせる。こんな昔から同じことを言っていたのか。
    しかし想像していたよりも戦後って豪華なものもあった、少なくともあることを知っていたんだなと気づいた。
    どうも全て焼け野原のイメージが強すぎるらしい。
    メトロポリスというタイトルで当時の人はどんなイメージを持ったのだろうか…。

  • 20220312

  • 表題作原作のアニメ映画視聴のため再読。解説の藤子不二雄Aさんがおっしゃっている、少年漫画でありながらのペシミズム…。併録されている「ふしぎ旅行記」はワクワク感があった。

  • 世界で1番有名なネズミが出てきて草、そして、ぞんざいな扱いにまた草生える。手塚治虫にしかできないよ。
    人造人間、陰謀、ロボットたちの人間への反逆などなどそれ程多くはないページ数に詰め込まれた情報量の多い濃縮された物語にスピーデイーに展開される情報処理の速さに戦後間も無く出版された漫画とは思えなかった。濃いな。破綻もしてないし。
    そして、発展する科学文明への警鐘に始まり、警鐘に締めくくられる終わりはペーソスが漂う味のある締めくくりであり、著者の彗眼の鋭さに舌を巻く。流石、神様だよ。

  • あっ、アニメ化されたから表紙が違うのかぁ。。

  • 2012年11月23日読了。手塚SFの初期の古典「メトロポリス」と幽体離脱した少年が世界中をめぐる「ふしぎ冒険記」の2本の中短編を収録。さすがにコマ割や台詞回し、アクションには古さを感じるがこのマンガのフォーマット自体手塚治虫が作っているわけだからそれは当たり前か、どちらもストーリーとしてはまさに映画的でものすごく面白い。藤子不二雄をはじめとした当時のマンガ少年たちが胸を躍らせて読み漁っていたのもうなづける・・・。メトロポリスはアトムにも通じる「人間の心を持つロボット」ものだが、悲劇的なラストが印象的。後者は主人公たちがめぐる世界中の景色の書き込みが細密で、大人になった今読んでも面白い。マンガとはいいものだ。

  • 体の強さと心の弱さ。50年代に生まれた漫画とは思えない作品。何度も何度も読み返している大好きな漫画

  • 映画公開当時に、超きになって購入しました。
    今思えば、ブラックジャックとかリボンの騎士以外で、自分で最初に手塚作品に興味を持った一冊だったのかも。

    あいまいだけど・・・コマ割とか今の漫画と全然ちがうから、なんか違う世界に行ったみたいな感じがしたな。。

  • 『ロスト・ワールド』(1948年)、『来るべき世界』(1951年)と並ぶ初期SF3部作のひとつ。人造人間ミッチイの体の強さと心の弱さが、後のアトムの原型になっていることは言うまでもありません。レッド公に虐げられているフイフイをはじめとしたロボットたちの存在も重要で、冒頭と最後のヨークシャー・ベル博士の言葉とともに、科学の発達に対する疑問が投げかけられています。

    ミッチイが溶けていくラストシーンには思わず涙(泣)。

  • 「いつか人間もその発達しすぎた科学のためにかえって自分を滅ぼしてしまうのではないだろうか?」

     ディズニーは著作権に厳しい、なんて話がございます。噂に尾びれ背びれ胸びれが付いた形で、ドンドンその話はふくらんでおりますな。そういえば、久米田康司さんのマンガ『かってに改蔵』の「近くにキングダムハーツの同人誌を描こうとしている人がいたらヤバイ」なんてネタを思い出しました。・・・実は都市伝説的なものであり、実際にはもっと著作権に厳しいところなんていくらでもある、なんて話もあるようですが。真相はわかりません。

     さて本作。手塚治虫さんのSF三部作、第二弾ですね。「ロストワールド」「メトロポリス」「ネキストワールド」。相変わらずヒゲオヤジの活躍がカッチョイイわけですけれど、本作にはあまり他の手塚作品には見られないキャラクターが登場しています。作中では「わかりやすくいえばネズミ」と評せられていますが、まあ、巨大ネズミです。学名をミキマウス・ウォルトディズニーニというらしいです。 ・・・うわぁ。やばいです。学名もさることながら、その見た目も浦安方面に生息しているネズミさんとクリソツです。さすが手塚先生・・・アグレッシぶぅ~。

     ・・・とにかくヒゲオヤジ萌えな方は読んどくといい!


    【目次】
    メトロポリス
    ふしぎ旅行記
     世界一周第一歩
     黒い豚と好好大人
     インド珍道中
     四千年の大殿堂
     君よ知るや南の国
     パリーの"2つの顔"
     ニューヨーク大さわぎ
    解説 藤子不二夫A

  • 最期泣けた(T-T)

    一緒に入ってた少年が幽霊になって世界を旅する
    『不思議旅行記』も面白かったです♪

  • 手塚初期作品の角川文庫版の装丁は神。
    50年代以前のマンガを読み慣れていない人には
    薦めづらいが、おそらくその頃の描かれた作品の
    中では最高水準の本格SF。
    両性具有キャラ・ミッチイのエロさや
    描き文字等のレトロなかっこよさは
    是非多くの人に楽しんでもらいたいものです。

  • ウワサの… 読中

  • 神が発する人類に対する警告。
    58年経った今でも古くささは微塵も感じない。

  • 1949年にこんな漫画を描いたという点を評価

  • 近頃アニメ化もされた49年の作品。まだアニメはみていないのだけれど、本のほうはほろ苦く感動します。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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