奇子 (下) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.59
  • (37)
  • (51)
  • (114)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 478
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041851319

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 外の世界を知らずに育った奇子は、外に出ることを許されても恐れて出ようとしない。彼女に魅入られてしまう男たちと、無邪気な奇子。狂気の世界。

  • 読後感は最悪。
    救いは全くなかった。

    最後は無理やりまとめた感がひどすぎ。

  • かなり大人向けの手塚まんがの下巻です。
    ずっと土蔵で監禁されて育った奇子ちゃんが東京に出てからはなんだかイマイチだった。
    謎の組織とか、ちょっといきなりな感じだったし…。
    でも、昔の田舎とか江戸時代のお殿さまとか、トップがやたらエライ一族では内部でいろいろあったんだろうね。
    水戸で神さまにまでなっている烈公さんだって、息子の嫁さんに手を出して自殺させた説があるくらいだもんなぁ…。

  • 奇子さん。たくさんの人を惑わす女性に成長しましたね。

  • GHQとスパイ活動、下山事件、ヤクザと政治家との癒着などのいかがわしい題材と、強烈な家父長制の下で汚物溜のように生きる狂気に満ちた天外一族の物語とが交錯する怪作。歴史の暗黒部と人間の暗黒部とが重なり合うのだから、当然不気味な作風にならざるを得ない。終盤に出てくる「こういう異常な状態にまともな論理が通用すると思うなら君は狂っている」という台詞は、むしろ作品全体を象徴するフレーズに思えてくる。期せずして一族への復讐を終え、作右衛門の血脈が滅びたあとに、一族との楔を断ち切った奇子が手に入れたものは自由だったのか、それとも…。

  • 上巻に続き、下巻もドキドキする展開が続く。
    これだけの濃い内容なので、クライマックスはもう少しパンチが欲しかった。

  • 「真相がわかったところでどうってこともないがね……
    おれにひとつの決着をつけたい
    それでおれの戦後が終わるんだ」

    1972年初出。

    手塚治虫に対してブラックジャックやアトムのイメージしかなかったので、初めて読んだ時ガーンと頭を打ち据えられるような衝撃を受けた作品。最初は作者の精神を疑ったが、今は平成生まれには分からない闇を持っていたんだなあと思う。

    手塚治虫の戦後に終わりはなかったのかもしれない。

  • コマの一つ一つを丁寧に読むと、冷や汗が出てくる。
    緊張と奇妙を交互に味わった。

  • 再読。

  • この、読ませる力、は本当に凄いと改めて思えた。

全42件中 1 - 10件を表示

奇子 (下) (角川文庫)のその他の作品

奇子 (下巻) 単行本 奇子 (下巻) 手塚治虫

手塚治虫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

奇子 (下) (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする