やさしい嘘が終るまで (角川文庫 ほ 8-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041852033

感想・レビュー・書評

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  • 文庫本の後ろの解説を角田光代さんが書いていたので読んでみたけれど、主人公の葵という女性があまりにもつまらなくくだらない女なので物語もあまり深さを感じられなかった。結婚して5年も子なし専業主婦で25歳という設定は今では現実味がない。小説が書かれた当時ならありなのかもしれないけど。それにしても一人の自由な時間を沢山持っていた筈なのに趣味活動とかしなかったのか?パートで働くとか。自分の生き方を前向きにする方法はちょっとしたアイデアでいくらでもあるでしょうに、自分と正反対のキャリアウーマンの友達に嫉妬し恋人を奪い取ろうとするとか妄想の中でだけ幸せとか、とにかく幼稚すぎる。つまらない女の教科書だと思えばいいのかも。友達の祥子の恋人マオの「生き方が贅肉だらけだよ」という言葉は辛辣でよかった。現実の贅肉も恐ろしいが生き方の贅肉はもっと恐ろしい。

  • ひねりもなく、古い感じ

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著者プロフィール

名古屋大学大学院教育学研究科満期退学(1993年)
現職 椙山女学園大学国際コミュニケーション学部表現文化学科教授
主要著作に
『1980アイコ十六歳』 河出書房新社(1983年)
『愛をする人』 角川書店(1992年)
『発達障害だって大丈夫―自閉症の子を育てる幸せ―』 河出書房新社(2007年)
『花くらべ―尾張名古屋に咲く花は』 日経BPM(2014年) 他

「2021年 『ついスマホに頼ってしまう人のための日本語入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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