海の鳥・空の魚 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 548
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041853016

感想・レビュー・書評

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  • 短い話がたくさん

  • これぞ鷺沢萠、という掌編集。
    ここじゃない場所でぐるぐるしている人を書きまくった鷺沢さんこそが、ずっとここじゃない場所というのを感じていたのだろうか……とかまあ気になったりならなかったり。

  • ドラマのワンシーンを見ているかのような描写が◎。不安定な男女を書かせたらこの人しかいないかも。

  • とても久しぶりに小説を読んだが、短編集なので読みやすかった。「ほおずきの花束」の中の一文で、「そう思ってしたことでなくとも、優しさとか善意とかいうものは確かに人間を救うことがあるんだな。」という部分の「救うことがある」ってとこ好きだ。

  • ちょっと良い話や現実的な話があるけど、何故かこの本読んでたら落ち込んでしまった。

  • それは、一瞬の光。
    その一瞬で全てが決まっちゃうこと、全て許せてしまうこと、逆に取返しがつかなくなっちゃうことがある。

    ——積み重ねてきた人生の重みをそれぞれ背負いながらも、きらりと輝く一瞬。
    その姿がいとおしく、胸に迫ります。

    今、社会人になった今、読めてよかった勾玉短篇集です。

    私が生まれた頃の作品だなんて信じられない!
    素晴らしい作品はきっと時代を越える普遍性を備えているのでしょう。

    タイトルの意味をあとがきで読んだ時、鷺沢さんの温かいまなざしに、私自身も励まされたような思いがしました。

  • 2010年1月18日購入。

  • 自分と同名のヒロインが出てくる作品があります。
    その彼女を想う主人公の青年の話が、好き。

  • -『神はまた言われた。「水は魚の群れで満ち、鳥は地の上、天の大空を飛べ」神はこれらを見て良しとし、また祝福して言われた。「生めよ殖えよ。魚は海の水に満ちよ、また鳥は空に殖えよ』-

    この世には、空に生まれた魚、海に生まれて鳥がいる、と続く。いつの時代にも、きっと、居場所のない子供はいる。でも、このタイトル!本当にやられた!!!タイトル買いしちゃう本。90年代に向けて狂乱が始まる、あの頃の東京の空気感が開くたびに蘇る本。

  • 高校生の頃、新刊で読んでいた。
    当時ものすごくこの短編集が好きで、繰り返し読んだ。
    十数年ぶりに読み返したら、やっぱりすごく好きだった。
    そして、そうか、今の私のこの考え方は、この小説からきているのかもしれない、と思うところがいくつもあった。
    亡くなってしまったのがおしい。
    まだ読んでいない本があるので、探して読みたい。

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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