かわいい子には旅をさせるな (角川文庫 さ 24-13)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041853139

感想・レビュー・書評

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  • 同じ体験をしたことがあるわけでもないのに、読みながらわかるわかるーとなってしまう。良質のエッセイ。

    思えば、遠くへ来たもんだ、なんてほんとその通りに思うもの。

    あとがきを読むことで彼女の魅力が鮮明になるよ。

  • 10年ぶりぐらいの再読。旅にまつわるエッセイが主。残飯で育てる豚の内臓を傷つけないためにつくられたでんぷんでつくられた楊枝。ロストバゲージされてシカゴの空港で「おかしいですねえ、これはおかしいですねえ」とつぶやく一幕。「おねーちゃんのいる飲み屋」で働いてた際の従業員教育がのちに活きたなあという話し。といったあたりが印象に。解説の方が「待っていてくれる人」の「クツは船に乗って」の話しの方だと知りちょっとニヤリとする。御朱印船の時代よりもベトナムに靴が届くのが遅いとはどういうことだという旦那様のお怒りの話しね。

  • 政子さんの解説が心に沁みる。

  • いつかの旅のときに買って読んで、残り少しを読み残して本棚にほうってあった。見つけて残りを今日読み通した。
    この文庫の解説が沁み入ります。
    私にもそんな友達がいる、失いたくないなぁ。

  • やった!まだ読んでない鷺沢さんのエッセイがあった!!
    ・・・・と思ったら、何度も読んでた本でした(がっかり)
    でも読み返す。だって好きなんやもん。

  • 2010年2月3日購入。

  • 4/25 解説を読みたくて買ったようなものだ。今回は鷺沢さんの親友でエッセイにも頻出だった政子さんの解説。ほんとうに、亡くなって以来近しい人が愛情をこめた解説を書かれていてそれだけで泣けてくる。うれしいことがあったとき報告できなくて淋しく思うって、ああ、リアルだなあって思った。「おーいおーい」って呼びかけたい気持ちも。いなかったらもっと偏狭な人間になっていただろうというのも。

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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