超老伝―カポエラをする人 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 259
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041863015

作品紹介・あらすじ

わしが菅原法斎じゃ。かれこれ十六年前に発狂してから、この道ひとすじでキメておる。趣味はカポエラじゃ。今のところまだ負けたことはない。なにせ珍しい格闘技なので誰もやっとらんのだよ。こんど、うちに住み込んでおる世界一の大男ミゲールにかわって「格闘技世界一決定戦」に出場することにしたんで、せいぜい大暴れしようと思っとる。待っとれよ、宿敵ダラ・シン。-類稀なる傑作瘋癲老人奮戦記。

感想・レビュー・書評

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  • そんな昔の本じゃないのにもう画像がないってどういうこと。超面白かった。笑える。自称ぴちがいのおじいさんがカポエラで難を乗り越えながら生きるお話。いやーほんとこんな人がいたら、救われる人がたくさんいるだろうなぁ。自分にとって大切なのは何か、ということだ。まぁ難しいこと考えず、ただただ笑える。やっぱ中島らもはいいなぁ。

  • 昔、「ガダラの豚」を読んで以来の中島らも。この小説も、登場人物の個性が強すぎる。そして、全てが登場人物の語りと会話で構成され、より物語の世界に浸れるのかも。

    カポエラは実在するブラジルの格闘技らしい。このカポエラの達人である老人・法斎菅原は、狂人を装っているのか、狂人なのか。この法斎のもとに、パンクの若者、刺青師の親から引き取られた少女、預けられたブラジルの大男ミゲール。

  • 読むと「おむつおむつおむつ」と言いたくなるヘンテコな本。ファンキー・エキセントリックの担い手、らもさんの小説は正直ついていけない作品も多々あるが、これは振り落とされないよう頑張った。78歳のカポエラ遣いの老人、菅原法斎。職業:クレイジー。来るもの拒まず、居候3人。クレイジーな法斎先生よりさらにクレイジーな人々との対決の日々。....「面白い」と「なんじゃそら」のせめぎ合い。薄い本なのに、読了に非常に時間がかかったが、らもさんのユーモア・才能が発揮された1冊といえよう。万人にはウケないこと請け合いだが。

  • 妻の陣痛を待ちながら再読。
    まごうことなき天才!

  • 期待外れでした。鬼才中島らもの小説で、かなり評価が高かったので楽しみにしてたんですが。。。

  • 不思議な小説です。
    話も文もめちゃくちゃなのにすんなり読めてしまう。
    読みづらいめちゃくちゃなの口語体なのに、恐ろしくテンポが良い。
    もう、反則です。

  • 【おむつおむつおむつ】

    奇しくも今まで読んだ中島らもで一番面白かった。多分また読むし、誰かに進める一冊。

  • ひさびさに本読んだけども、これは今ひとつだったな~!もっとバカな展開期待したけども、個人的には中途半端な感じ。カポエラをもっと専門的に分析するようなノリがあっても良かった気がしたのと、最後の最後も盛り上がりに欠けて残念!

  • 中島らもさんを私が知ったのは小説家としてではなく、「リリパット・アーミー」という劇団の作家さんとしてでした。私は観てはいないのですが、この「超老伝」も舞台になっているようです。というわけで読み進めていったわけですが・・・

    前半は法斎先生のピチガイ(作中にフウテンのことをこう書いてある(;^_^A)を治そうとする人々との話や、規則を盾に好き勝手なことする校長を懲らしめる話なんかが続き、ピチガイ法斎先生が逆にまともぶった人達をぶった切る的に進みます。
    しかし後半は、法斎先生がプロレス会場で暴れレスラーの兄弟に付け狙われるなど、ちょっと毛色が変わってくる。法斎先生の相手も、まともぶっている人々じゃなく、法斎先生と同じ次元で生きている人たちに変わる。

    以前、同氏の「ガダラの豚」を読んだ時も思ったのですが、話が一貫していないような気がしました。(この話のテーマは???)という感じ。
    法斎先生自身のキャラにブレはないのだけど、中島らも氏がこの作品で何を言いたかがよくわからない。
    特に後半に出てくる「見る人」との出会いなんかもよくわからない。物体を「見て」しまうことに対してすごく熱く説明してるのだけど、その後特に物語にも絡んでこないようだし・・・

    中島らも氏の作品は意味を求めて読んではいけないのだろうか・・・?
    おむつおむつおむつ・・・(作中法斎先生の口癖)

  • 癖があって最初は読みにくかったけれど、慣れれば分かりやすい。
    くだらなすぎて気が抜けてしまうほどだが、ハマってしまう。面白い。おむつおむつおむつ。

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著者プロフィール

1952年、兵庫県尼崎市に生まれる。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。『今夜、すべてのバーで』で第13回(平成4年)吉川英治文学新人賞を、『ガダラの豚』で第47回(平成6年)日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年7月26日、転落事故による脳挫傷などのため死去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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