普通の愛 (角川文庫)

著者 : 尾崎豊
  • 角川書店 (1993年4月発売)
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041867013

普通の愛 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 文章は上手ではないしつらつらと哲学的な言葉が連なっているところは何度も読まないと何を感じたのかわからなかったけど、情景描写がとっても上手だった。深夜の高速道路のライトとか、そういうものに意味を見出し始めると当たり前に私たちは情報に溺れてしまうけど、この人は一つ一つしっかり見つめていたんだなあと思うと、いろんなことがしんどくなるのもわかる気がした。普通見続けられないから。限りなく透明に近いブルーと少し似たところがある。し、尾崎豊に対しても、子供みたいに全部を見ようとしちゃだめよ、という台詞が言えると思う。でも人の生き方は誰かが変えられるものではないからきっと見続けるし気づき続けるんだろうけど、これだけの情報と混乱の中であれだけまっすぐな詩を書いていたのはすごいなと思った。きちんと伝えるためにわかりやすくて尖っていないものを選び続けたんだろうなあ、すごい。

  • 盗んだバイク

  • 尾崎豊の「罪の告白」とも言える小説。

    「俺の人生はなんのためにあるのかわからない。きっと意味なんかないのかもしれない。毎晩こうして酔っ払いに耳障りなピアノを聞かせて、日銭を稼いでるだけの暮らしなんかはやくおしまいにしたくなっちまうよ。あぁ神よ。願わくは俺のこの無意味な人生をどっかへ捨ててくれませんか。でなければもうすこしだけいい稼ぎが出来ればいいんですがね」
    (『たたずむ瞬間』)

  • 生きるためなら誰かを傷つけることもある
    そんな大人になりたくなくて、女たちの問いかけもはぐらかしてばかりいる
    それが自己欺瞞にすぎないと気づいたところで、違法薬物に手を出す
    幻覚の中で、彼は彼なりに生きていくための愛のかたちを見出す
    けれど、僕にはそれが、利己主義と表裏一体の危険思想に思える
    消費社会の快楽を最大限享受しながら、そのおかしさをどこかで自覚している
    競争によって成り立っている世の中に生きつつ、
    誰もが幸福な世界をどこかで夢見ている
    この作者は、矛盾の中を生きていたんだなあと思う
    ムシのいい話かもしれないが…

    文章はひどい
    観念的な描写など、ほとんど読むに耐えない部分もある
    しかしところどころに光っている、言葉選びのセンスはさすがだと思う

  • 尾崎豊による短編小説集。

    「普通」の愛っていったいなんだろうね?
    ただ一つ言えるのは、彼が言いたいこの「普通」っていうものは、きっと世界でいちばん素敵で世界でいちばん難しいもの。

    普通の愛。

  • これは難しい・・・
    愛について書いてあるけど。

    尾崎の世界観があふれてて。

  • がつんと胸に届く言葉がいくつかあったけど、ちょっと異常な感じ。尾崎豊っぽかった。
    しかし普通の愛ってなんだろね。

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