愛を乞うひと (角川文庫)

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著者 : 下田治美
  • KADOKAWA (1993年4月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041873014

愛を乞うひと (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    血のつながりの、いったいどんな意味があるのだろうか?母親に何度も殺されかけた娘の復讐と親子の絆を探す物語。

    20年程前にこの本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられない。愛を乞う乞食だったという描写が未だに忘れられずに頭にこびり付いていました。妻に勧めた事を切欠に再読。
    虐待のシーンは読んでいて未だに辛くて、読んでいて胸がぎゅーっと苦しくなります。人が苦しんでいるのは創作でも苦手な私。
    でもこの本で主人公は娘と亡き父に支えられてひたすらに光に向かって歩き続けます。次第に明かされていく出生と父の生い立ち。次第に霧が晴れて来るのに、何で母がここまで自分を虐待したのか謎が深まるばかりなり。
    ちなみに映画だけを見ると最後の描写が全然違うものになるので是非本で読んでいただきたい。はっきり言ってこれ一作しか面白いのが無い作家さんですが、これはまさに渾身の一撃です。プライベートでも大変な事が有る作家さんでした。既に鬼籍に入っております。合掌。

  • 折檻の描写が凄まじい。なにもここまでというくらい容赦ない。映画化、ドラマ化していますが、映像で観るのはキツいかもしれない。
    殆ど描かれなかった弟の人生はどんなだったのだろうか。

  • 虐待の描写が激しくて、その部分が強く印象に残ってしまうけど、父の遺骨の行方を追っていくストーリーも引き込まれて一気読みできる。
    初めて読んでからすでに15年ほど経っているが、この冬にドラマ化するとのことで再読。2016.09.15

  • 最悪の相手であれば、相手の気持ちを理解する必要はない、かー。言われてみれば当たり前のようで意外と難しい。ラストが強烈でまた良し。

  • これがデビュー作、なのかな?
    かなりパワーのある内容で結構引っ張られました。
    そりゃないよ、って描写もありますがなかなか凄い。

  • 最初に読んだのは中学か高校の時だけど、自分に子供が出来、改めて読んでみると虐待をしていた母親の心境が知りたくなる。
    あえて描いていないのだろうけど。
    ラストの主人公の心の持っていき様は
    どうも腑に落ちなかった。

  • 虐待小説。なかなか臨場感あふれる書き方で一気に読める後味の悪さ。角川の本は本当にエンターテイメント。

  • すごすぎ。映画化されているらしいが、画像では見たくないかも。

  • 紀伊國屋さんは、とんでもない本を復刊させてしまった。

    なんといっても描写力がすごい。疲れた女性(主人公)が見る世界は、ひどく色あせている。この渇きや疲れが濃淡を分けているのだ。そのおかげで色合いが戻るシーン、例えば娘との会話などは、とても温かく感じられる。そして、母との交わりのシーンはーーあまりにも「鮮やか」すぎる。

    小説としての出来は、完璧とは言えない。だが、筆(そして紀伊國屋さん)の力を改めて思い知らされた、心に残る一冊だった。

  • (1999.08.21読了)(1998.10.03購入)
    内容紹介 amazon
    十歳の時、孤児院から母に引き取られてから情容赦ない母の仕打ちが始まった…。母への限りない憎しみと愛への渇望。その狭間で何年も彷徨い続けた照恵はいま、身を賭して激動の旅路へ--。(北上次郎)

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