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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041879054
作品紹介・あらすじ
部長の愛人と関係を持ってしまった松山は、自分の家庭と地位を守るため彼女を殺し、容疑が部長にかかるように仕組んだが……意外な結末が胸をうつ表題作。日常に潜むミステリ全六編。
みんなの感想まとめ
日常に潜むミステリーを描いた短編集は、さまざまな人間の心理や価値観の歪みを浮き彫りにします。特に、権力や野心に翻弄される登場人物たちの姿が印象的で、彼らが抱える葛藤や苦悩が深く心に響きます。子どもから...
感想・レビュー・書評
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「わらの男」では、香川はともかく、時枝の話を聞いたうえでなおウィスキーを飲んだ戸川刑事の心理が謎に思えた。男は野心に目が眩み、身を滅ぼすということを描きたかったのだろうか。権力者の娘としてしか見られず、踏み台のように利用される視線に慣れてしまった時枝が気の毒に思えた。
「拾った悲鳴」は、子どもから大人が学ぶことの多い話だ。体裁や世間体を気にしない純粋な子どもの言動は、時に心に響く。
「ラブレター」は、私には登場人物の心理がよく分からなかった。想い出は美しいということなのか、歳を重ねると現実逃避のような夢を見たくなるということなのか、目的のためなら手段を選ばなくなる、ということなのか……。
歪んだ価値観を親から押し付けられた子どもたちに焦点が当てられた「皆勤賞の朝」は、読んでいて嫌な気持ちになった。正人も武史も米田も、いずれ歪んだ大人になってしまうのだろうと思うと、辟易した。
母親が残した億単位の遺産を探す「インテリア」。母の方が三姉妹よりも一枚上手だったということだが、子どもたちに遺産を残さないという点から、親子関係は悪かったのだろうかとつい邪推してしまう。
タイトルにもなっている「素直な狂気」は、鈴木の存在があまりに謎めいていて、話の全体像がつかみきれなかった。松山の良心から生まれた幻影かと思いきや実在しているし、主役は松山ではなく、むしろ鈴木だったのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集。
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短編集
わらの男
拾った悲鳴
ラブレター
皆勤賞の朝
インテリア
素直な狂気 -
初めて自分で買った文庫本、ということで思い出の1冊ですが、肝心の内容は、今となっては印象は薄め。
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