夢色さんの感想
2017年8月27日
【あらすじ】 夫が自宅で殺された。血まみれで居間に倒れていた夫は、最後にひとこと「ゆきこ」と言い残して息絶えた。平凡で、無口で、退屈だけれども「いい人」。それだけが取り柄だった夫が、何故殺されたのか。「ゆきこ」とはいったい誰なのか。夫の生前を探り始めた千草の前に、思いもかけない事実が次々とあらわれて…。夫婦の絆を切なく描く、長編ミステリー。 【感想】
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。 「2023年 『三毛猫ホームズの用心棒』 で使われていた紹介文から引用しています。」