本日は悲劇なり (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 46
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879146

感想・レビュー・書評

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  • 悲劇のお話2つ。
    赤川さんは簡単に読めるので、ちょっと読書したいなーってときにおすすめです。

    どちらのお話も最後はちょっとジーンっと、でも悲しいお話でした。
    「社宅」っておそろしいなーと。
    確かに家に帰っても安らげることなく、会社の延長で気も使うし、暗黙のルール(旦那の役職による格差とか)があって、、、
    だけど奥さんは強かった!そしていい夫婦だなと素直に思いました。

  • 個人的には二つ目の〈1/2の我が家〉の方が面白かった!
    さすがにここまで酷いものは少ないかもしれないけど、社宅ってわりとドロドロしてるのかな?メンタル強くないとやってられないなー
    赤川次郎さんの本はスキマ時間に軽く読めて良い^^

  • 手放し本。

    表題作より「1/2の我が家」が良かった。

  • 「本日は悲劇なり」
    2つの短編が収録されています。


    本日は悲劇なり
    TVやそれに関わる人間が「例え人が死んだとしてもそれは芸能人の色恋と同じく結局は視聴率を取る為のひとつの話題にしか過ぎない」と考えている。そして彼らを嫌っている今回の主人公(TVレポーター)。そんな彼がある一人の高校生の自殺の事件をレポートすることになるが・・・というあらすじです。


    結末はやはり予想した通りでした。しかし、妙にTV世界の現実と人間の悪を見た気がしました。騙される方が悪いという視点が練り込まれた登場人物には腹立たしさも立ちます。三毛猫ホームズ好きは少し嫌かも知れないですね、この短編は。


    1/2の我が家
    舞台はある一流企業の社員団地、主人公は若くして課長に昇進した男。そしてその妻(個人的には2人とも主人公だと感じました)。夫は課長に昇進した為に会社で問題を抱えるようになり、一方妻は団地の組合会長にまさか選ばれてしまった為に今まで隠蔽されてきた問題に気づくことになり・・・というまさに最悪な展開です。


    この短編は今の現実、そしてこれからも変わらない現実(そういう社会を好んでいる人間が作る現実)を凄く突いた作品だと思います。私はそういう社会が嫌いですし、それを変えたいと思う人間です。ですので、この2人の主人公には凄く共感できました。特に妻が権力主義と戦う、そしてその主義を打ち破り友情を守る姿には震えました。


    こういう切り口の赤川作品は読んだことが無いので、他のもチャレンジしてみたいです。

  • 本日は悲劇なり
    1/2の我が家
    の2本立て。

    本日は悲劇なり は,女子校で亡くなった学生をめぐる話。

    1/2の我が家 は,課長昇進と社宅の自治会長の就任。
    その裏にうごくさまざまな悪意を乗り越える。

    時のアラベスク,罪深き緑の夏,黒猫遁走曲,シメール,ハムレット狂詩曲,この闇と光,一八八八切り裂きジャック,レオナルドのユダ,ラ・ロンド 恋愛小説などの推理小説を書いている
    服部まゆみ が 「軽みの構造」という標題で解説を書いている。

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著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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