悪夢 (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 71
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879177

感想・レビュー・書評

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  • 短編集なのに長編を1、2冊読んだような気分。流石豪華メンバー・・。
    沼が深いのが分かっていたからあえて近づかなかった夢枕獏の陰陽師の世界にうっかり足を踏み込んでしまった下衆法師、体調が悪いときに見る悪夢のようなバックシート、死者に会う怪異、それが現実にも侵食してくる恐怖の見果てぬ夢、浅い眠りの時にみるような後味の悪い夢の幻想マシーン。
    1編1編が超濃厚でした

  • 短編で読みやすかったー!初めて読んだ人の短編も入ってて、他の本も気になるから読んでみようかな!?と思えるくらい面白いのばっかりだった!笑笑

    ま、ヒーーーーツって感じのがほぼですが。

    笑笑!そうくるかーそうきたかーその終わり!?っていう面白さ。これたまらん!止まらんやつ!笑笑

    短編で一話一話別人が書いてあるから、見事に色とりどりのヒーーーーツが楽しめます。

    これだからアンソロジーは間違いないよね。

    一つ面白くなくても次の人面白ければよしだしね。合わない作家でも4、5人いればどれかピタッとハマるし!!!本読めない人にはうってつけです!

    あらゆるヒーーーーツをお楽しみくださいまし。

  •  陰陽師シリーズを読み終えてしまったのが寂しくてこの本を購入しました。著名な作家さんの作品がいくつか収録されているアンソロジー本になります。もちろん、夢枕獏さんの作品も収録されています。

    下衆法師(夢枕獏)
     陰陽師シリーズで読んだことのある作品でしたが、面白かったです。
     この作品で清明が指示する「何があっても絶対扉を開けちゃだめ」はなかなか難しそうだなと思いました。自分に置き換えて想像してみました。
     AM2:30、突然玄関のドアを叩かれ、近くに住んでいる姉の声がする・・・。私はすぐ開けてしまうだろうな・・・。

    バックシート(栗本薫)
     これはホラーですが、この怖さは人の狂気という感じでした。描写が怖いってこういうのを言うんですね。

    見果てぬ夢(赤川次郎)
     なんで今更?ってくらいの昔の恨みが描かれていました。恨みには年月は関係ないんですかね。実は赤川次郎さんの作品、初読みでした。

    幻想マシーン(竹河聖)
     怖い機械だなー、というかやっぱり人の恨みは怖いですね。ホラー小説ですが、この本にはそんなお話が多かったです。

  • ホラーはあまり読まないけど赤川次郎がいたので。
    下衆法師:妖怪、陰陽師もの。怖くはないが面白かった。
    バックシート:怖いけど物語としてはよくわからない。不条理?
    見果てぬ夢:赤川次郎はやっぱり面白い。因果がはっきりしている。ラストは恐怖の想像を掻き立てられる
    幻想マシーン:幽体離脱&憑依。鮫のところが怖かった。20年以上前の作品なのにVRっぽい機械が出てて意外。

  • 1つを除き、非常に心臓によろしくない、
    いや違いました、実に気分が悪くなるホラーです。

    ちなみに唯一ホラー抵抗がない人でも
    読むことのできる作品は夢枕獏の作品です。
    もののけ退治ものですので。
    ただし気味は悪いですがね。

    他の作品は最後にあああああ!!
    となってしまう作品ばかりです。
    特に2番目の作品と最後に出てくる作品は
    まさにラストに狂気が襲い掛かってきます。
    もちろんスプラッターです。

    くれぐれも食事前、
    夜には読まないように。

  • 夢枕 獏がホラーを書いているのを本書で初めてしりました.
    赤川 次郎 のホラーも本書が初めてです.
    2人のホラーに対して、
    栗本 薫はホラーを何冊も読んでいたので、なんとなくああ、そういうことなのかという気がしました.

    竹河 聖 は読むのも、聞くのも初めてです.ごめんなさい。

  • 悪夢はぐるぐるぐーるぐる回っていつも貴方を見ています。

  • 夢か現実か。現実の世界に非日常が入りこむ時、そこには無限の闇が…。4人の作家による4つの恐怖。あなたは、この恐怖に耐えられるか。豪華メンバーで贈る、ファンには絶対見逃せないホラー・アンソロジー。
    .。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.

  • ホラー短編集。全4話

  • 怖い話は昔から好きだ。もちろん読書のことであって、体験するのはごめんである。
    この4作品はどれも怖い話なのだが、怖さの種類が微妙に違っていてバランスがとれた本だなと思った。
    「下衆法師」は昔からよくある怪談でドキドキするけど読みやすい。
    「バックシート」・・・現代的な霊魂の話だ。あれ・・この前読んだ「ネフェルティティ」の著者でした。
    「見果てぬ夢」は、スマートなミステリィ。
    そして「幻想マシーン」は上のどれとも違う読んだあとも後味の悪いくらいの気持ちの悪い話だ

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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