三毛猫ホームズの傾向と対策 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041879429

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  • 片山家では、大学受験のために上京した高校生・温水さゆりを居候させることになった。ところが、さゆりの志望校・K大の教授が殺される事件が発生し、片山義太郎が事件を担当することに。捜査を進めるうちに明らかになった大がかりな犯罪の構図―そして、さゆりの身にまで危険が迫る!受験シーズン真っ盛りのキャンパスで発生した事件を、ホームズと片山は解決できるのか?絶好調のシリーズ第22弾。

  • 読書録「三毛猫ホームズの傾向と対策」3

    著者 赤川次郎
    出版 角川文庫

    P62より引用
    “ーーー人はあんまり大勢集まると、一人きりでいるのと同じで
    ある。”

     目次から抜粋引用
    “予習
     模擬試験
     試験
     解答”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第22弾。
     温水さゆり、高校3年生。大学受験の為に上京する列車の中で、
    同じ大学を目指す女の子と出会ったのだが…。

     上記の引用は、ラッシュアワーの駅のホームについての一文。
    普段どこで何をしているかお互いに分からない人達ばかり集まっ
    ても、狭苦しいだけになってしまうのでしょうか?
    しかし、数は力ということもあるでしょう。少し前に、ホームと
    電車の間に挟まった人を助けるために、乗客が皆で電車を押して
    助けたという良い例を思い出しました。大勢の力がいい方に向か
    えばいいのになと思います。

    ーーーーー

  • K大受験の為に東京に上京してきたさゆりは母の古い友人の息子である片山のところに居候することになった。不安と後悔を抱えながら列車に乗り込んださゆりはそこで水田智子という同じK大を受験する女子と出会う。しかしさゆりが眠っている間に智子は列車から消えてしまう!数日後、K大教授が殺害される事件が発生する。その事件を担当する片山と石津だが・・・。一方さゆりの身にも危険が迫る・・・。三毛猫ホームズ第22弾。


    三毛猫ホームズの傾向と対策
    このK大教授殺人事件には大きな闇が存在します。その闇とは現実社会でもあり得るだろうというもの。なので今までの三毛猫シリーズよりも現実味があって、読み応えがありました。個人的にこの「傾向と対策」の面白い点は「さゆりの純粋さ」です。さゆりは何者かに命を狙われ、今回の事件の首謀者達に拉致されてしまいます。


    しかし、それでも彼女は自分の信じる信念を守ります。命の危機が迫る中でも、嫌なものは嫌だと言い切れる強さは凄いと思いました。そして自分だけではなく子供のことまで考えて発言する純粋さもさゆりの凄いところです。


    また、事件に巻き込まれる阿部にはさすがに様々な感情がおきました。あの結末で人生を終える形になった阿部は果たして本当に後悔はしていなかったのでしょうか。この事件には男と女の性も関わっていて怖いところです。


    そして、気に入っている人物は本から生まれたと言われる教授です。あの人はもともと大学派閥と政治に興味が無い中、事件に巻き込まれていきます。しかし、彼にとって今回事件に巻き込まれたことは良かったことかもしれません。それは読んでいただけると分かると思います。


    彼にとって本以外に大きな喜びを見出したのではないかと思います。個人的に好きなキャラクターの一人になりました。

  • 2人の受験生が東京に知人をたよって、それぞれ上京する。
    温水さゆり
    水田智子
    同じ列車で東京駅につくはずだったのに、水田智子の姿がみえない。
    温水さゆりは、晴美の家に。
    水田智子は、誰かが入れ替わっているようだ。

    晴美の兄の刑事が、大学の不正入試と関連する殺人事件の捜査にまきこまれていく。
    壮大な不正入試の物語だが、社会派小説にならないところが赤川次郎らしい。

    あくまでも人間の思いと人間関係と、会話から編み出されて行く。
    結末はやや物悲しいが、前向きに生きようとする若者の姿を描くところが人間不信に陥らないような予防策なのかもしれない。

  • 多作の赤川次郎、かるーーーく読ませるのだけれども、
    内容はないなぁ~。
    裏口入学絡みの殺人。ってこれ、ネタバレになっちゃってるか・・・。

  • 新幹線でおいてくなんて、相方おいてくなんてブラマヨか!

    電車の入れ替わりのシーンがよくわからなかったが、
    (拉致られたかすりかわりがおきたんだろうとは想像はつくが)
    入れ替わったのに気づかないなんておかしいだろとつっこめる。

    教授やっぱり手をだす。
    ミラー効果。ひなの刷り込み。
    バスタオルを落とすなんて、、、

    密室内に隠れていたのだろうと思うも、どこに?
    (室内の描写を読み違えたかな)

    石津よ気づけよ。
    パワーがありすぎてまあ持てたのか。

    よく学校入ったな。
    しかも、もう一人も浪人して受けるって*0*;
    学校はブランディングに必死ななか
    生徒にそこまで愛されるなんて
    どんだけ魅力的な学校なのだろうか。。。

    来年はキットカットの語源にもなった
    きっと勝つと(九州弁)でしめたい^^/


    ==============================
    片山家では、大学受験のために上京した高校生・温水さゆりを居候させることになった。ところが、さゆりの志望校・K大の教授が殺される事件が発生し、片山義太郎が事件を担当することに。捜査を進めるうちに明らかになった大がかりな犯罪の構図―そして、さゆりの身にまで危険が迫る!受験シーズン真っ盛りのキャンパスで発生した事件を、ホームズと片山は解決できるのか?絶好調のシリーズ第22弾。

  • 久しぶりにこのシリーズを読んだ。推理ものなのに軽いし、現実感がないからかえって楽しい。登場人物たちとも久しぶりに会った感覚でなつかしかった。

  • 大学受験って大変なんだなぁ。(コラ!)

  • 赤川次朗さんは、私が初めてはまった推理小説作家さんです。その中でもやはり面白いのはこの「三毛猫ホームズシリーズ」かなぁ。そんなに凝った話ではなくて軽く読めるんだけど、どこか侮れない構成と文章力。とても有名なので一つでも読んでみる事をお勧めします。

  • 三毛猫ホームズシリーズ。ピリピリしている受験生が読むべき話ではないですが、少し余裕のある人は読んでみてもいいかもしれません。大学受験生が巻き込まれた事件についての物語。

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著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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