殺人よ、こんにちは (角川文庫)

  • 角川書店 (2007年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041879962

作品紹介・あらすじ

今日、パパが死んだ。昨日かも知れないけど、どっちでもいい。でも私は知っている。ママがパパを殺したことを。みにくい大人の世界を垣間見た十三歳の少女、有紀子に残酷な殺意の影が。

みんなの感想まとめ

物騒なタイトルからは想像できないユーモアと本格的なミステリーが融合した作品で、読みやすさと面白さを兼ね備えています。物語は、父の突然死をきっかけに、13歳の主人公が直面する大人の世界の残酷さを描き出し...

感想・レビュー・書評

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  • 物騒なタイトルなのにユーモアたっぷりで読みやすく、おもしろい。
    それなのに本格的なミステリーで、さらにおもしろい。

  • 微熱に浮かされた真夏の夜の夢って感じ

  • この本が出版されて少し経った頃に、夢中になって読んだ覚えがあるので、数十年振りに再読。
    当時は主人公とそう年齢が変わらない頃だった事もあり、あまり気にならなかったけれど、主人公随分大人びては居るけれどまだまだ少女だなぁと思いながら読んでいた。
    当時はあまり気にも止まらなかったけれど、今ならコンプライアンス的に問題有り有りな登場人物達の行動の数々、時代の変化に伴う常識や意識の移り変わりを改めて感じた。

  • 父の突然死から始まるこの物語は、一貫して13歳の主人公の視点で描かれている。大人びている主人公という体をとっているが、実はまだまだ子どもであり、知恵も経験も足りていないことが随所でわかる。自分自身が年を取ったからかもしれないが、主人公が最後まで理解できなかったであろう母や叔父たちの弱さや気持ちの方に共感してしまう。
    謎解きそのものは少し肩透かしだったが、子ども時代に子どもでいられなかった人間の歪みと悲しみに考えさせられるものがあった。

  •  赤川次郎のミステリー小説。
     240ページ程で読みやすく、内容も面白い。余談だが、カバーイラストが中村佑介であることも嬉しい。
    だいぶ昔の作品であり、現在では表現などコンプライアンスやセンシティブな問題の影響でおそらく構図が変わるだろうと感じるが、推理小説としてはかなり出来がよく面白い作品だ。
     主人公の有紀子は13歳の設定だが家庭環境が特殊でかなり大人びた印象がある。いきなり父親の葬儀からスタートするが、プロローグの時点で死の真相が明らかにされ、この後どの様に展開していくのだろうと引き込まれてしまった。実際の物語は、海辺の別荘で進んでいく。
     登場人物はそれ程多く無いし、起承転結がはっきりしていて、更に作中で犯人が少しずつ明かされていくため読み進めやすい。ある程度で驚きを提供するのが作家の礼儀だとしたら、ほぼほぼ各章毎に驚きを提供する筆者はとてもサービス精神が豊かなのだと思う。それだけ驚きに満ちている。
     警察が主人公と事件について会話している部分は、全く何も話さない近代ミステリーの警察像とかけ離れているが、このくらいが丁度読みやすい。
    この作品品には沢山の驚きに満ちているが、話の締め方が秀逸(言葉は違うかも知れないが。)現代の作品を読み慣れた人達にもおすすめ(倫理観は考慮して)だ。

  • 主人公の大人びた言い回しであったり、行動ひとつひとつがツボでした。

  • 赤川次郎の古いやつは、子供の頃に一通り読んだけどたまに読み返したくなる。
    けど今読むと色々ひどい、というか現代の価値観だと色んな所から突っ込まれそうな描写が所々に……。
    とりあえず、主人公の叔父と、母親の婚約者がクズすぎる。

    続編の方は、読んだかもしれないけど全く記憶がないので、そちらも読み返そう。

  • 2013年7月28日に開催された、第7回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。
    テーマは「夏休み」。

  • 赤川次郎でこれとさようならが一番好きです

  • 推理とか殺人のハラハラとかじゃなくて主人公の心情にとことん引き込まれるのが面白かった。

  • 誰が,誰を殺そうが,誰が,誰になにをしようが,
    自分の価値に関係なければ,ひとまず流しておく。

    大人の女性でもできない振る舞いを13歳の少女が。

    父親を亡くし,母親の愛人や父親のできの悪い弟など,利害関係者がうごめく。

    最後は,冷血な13歳の少女の本領発揮か。

    続編は,「殺人よ,さようなら」

  • 主人公は、よくある女の子と違って冷静に物事を観察している。
    こういう主人公と会ったのは初めて( ´ ▽ ` )
    サガンの「悲しみよ こんにちは」と比べるのも面白いです

  • 大人のユキと柔和な八重子さんがお気に入り。
    それぞれの登場人物の設定が赤川さんらしいです。
    何回も読んでそろそろ本も擦りきれてきたけれど、それでも飽きない面白さが行間から滲み出ている。
    夏が恋しくなります。

  • 謎ありユーモアあり恐怖ありHあり。
    これが小説か!と文庫本を
    握りしめた中2の夏。

    ───森見登美彦(作家)

  • ビバ、アイロニー!

  • 表紙の絵が気にいって買いましたが、内容もよくて買って正解でした!面白かったです。

  • 表紙が中村佑介でつい…。
    でもさすが赤川氏。面白かった。

  •  最初は、表紙で買おうと思ったのですが。

    内容良いよ!
     あっさり読めてしまうし、内容もずっしりと入っててコレは、神的な。
    謎が謎を生む……ってたぶんコレの事。

     今期で一番好きです

  • タイトルの強烈さと、カバーイラストの綺麗さに惚れて買いました。
    有紀子ちゃんは絶対13歳じゃありません!

    お金持ちの生活が優雅の極みで、その描写を読むのが楽しいです。
    使い古された言葉ですが、登場人物の全員に一癖あります(笑)

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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