殺人よ、さようなら 赤川次郎ベストセレクション (角川文庫)

  • 角川書店 (2007年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041879979

作品紹介・あらすじ

『殺人よ、こんにちは』から三年。十六歳の夏、過去の秘密を胸に抱き、ユキがあの海辺の別荘にやってきた。そして新たな殺人事件が! 大人への階段を登り始めたユキの切なく輝く夏の嵐。

みんなの感想まとめ

物語は、過去の秘密を抱えた十六歳のユキが再び海辺の別荘を訪れるところから始まります。彼女が直面する新たな殺人事件は、信頼していた大人たちの裏切りや、大切な人の死といった深いテーマを掘り下げています。前...

感想・レビュー・書評

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  • 『殺人よ、こんにちは』から3年後。
    たくさんの人が傷ついて、信頼していた大人たちが裏切って、大切な人が死んでしまって。
    ユキには一生を賭けて背負っていく枷がある。

  •  誰でもそうかもしれないが、僕は自分の中で「傑作」になるミステリーの条件がいくつか合って、その幾つかの要素が「自分の基準」に当てはまるかどうかによって、この作品ふ素晴らしい等、あーだこーだ批評している。その中の一つに、「物語の終盤までストーリー構成の本質や結末が見えない」というものがある。明らかに左手に残る項数がなくなっているのに、いまだにこの物語がどのように着地するのか想像もつかない。この様な状況下、伏線を残さずきっちりと回収し、更に満足のいく結末描写に落とし込まれた作品はとても少ない。だからこそ、その試行を成功させた作品には賞賛してしまうんだ。
     今作は「殺人よ、こんにちは」の続編であり、令和に読むには少し昔の作品だ。しかし、前作、今作と3年間の時間軸で描かれているこの世界はとても魅力的で読む価値が十分に高い作品だ。
     高級店というよりは大衆食堂のイメージがある筆者だが、本格に負けず劣らずの骨太なミステリーも沢山存在しており、合わせて文脈等も独特であり、唯一の存在感を発揮している様に思う(偉そうになってしまったが、尊敬してるんだ。)

    終盤になりようやく光明がみえ、作品全体の形がわかる様になる。少し大味になってしまっていると感じる部分も多く(人物描写の深掘りなど、もう少し神経質な部分があれば最高だった。)絶賛とは言わないが、面白さは圧倒的だった。
     二作で終わってしまったが、主人公の有紀子や温井刑事はとても魅力的なので、この後も作品が続けばと思ってしまう(文庫初版は平成7年という事だ。おそらく難しいだろう)今後も、子供時代にタイトルで手に取った三毛猫ホームズシリーズ等揃えながら時間を埋めていこう。

  • 子供のころ、少女漫画で「殺人よ、こんにちは」を読み、原作の小説があることを知って読んだ。
    あれから30年以上は経ってると思う。
    たまたま図書館で続編を発見!
    続編があったなんて初めて知った。
    懐かしいなぁ。
    ちょいちょいご都合主義な部分はあるけど、読みやすいし、おもしろかった。

  • 『殺人よ、こんにちは』の続編。
    読んだと思っていたら全く記憶になく、初読だった模様。
    前作が'83年で、この作品の初出が'91年なので約8年。
    物語の中では前作から3年が経過し、主人公は16歳になっている。

    多分、作者のキャリアの問題だと思うが、前作よりも洗練されていてストーリーもよく練られ、ミステリーとして面白かった。
    前作も悪くはないけど、割と単純だったかなー、と。

    主人公の有紀子は、もともとシニカルな女の子だったが、前作のラストで“人を殺した”という十字架を背負って、ますます影のある少女に成長している。
    そして相変わらず、いや、前にも増した胆力と度胸で新たな事件に向かっていく。
    今のところこの続編は出ていないが、彼女が本当に殺人に“さようなら”できるといいな。

  • とても好みの(こんにちはとあわせて)二冊でした

  • 今回も終盤のナゾが明らかになっていく流れのところ釘つけになった。

  • 赤川次郎作品にしては暗い方の部類。

    殺人が横行し、
    人の良さそうな登場人物も、
    殺人者の一味だったりする。

    赤川次郎作品にしては、何を主張しているのかが分かりにくい作品。
    野生時代という雑誌への連載のようなので、
    雑誌の性格に気を使いすぎているのかもしれない。

  • こんにちはの続きで、これも面白くてすらすら読んでしまいました。

  • この本はまあまあおもしろかった。これは「殺人よ、こんにちは」から3年経った話なのでその本も読んでみたと思いました。

  • 小学校高学年、赤川次郎すきだったな。
    三毛猫ホームズシリーズとこれ。
    これ何度読んだかわからない。
    中学になり、サガンの元ネタ読んだ時は赤川次郎のセンスにびびった。

    赤川次郎、もっと評価されてもいいと思うんだけど。
    エンタメ作家の域越えて職人だよねぇ。

    堂々と赤川次郎が好きだと言える大人でありたい。

  • とても懐かしい!
    小学生の時初めて赤川次郎読んだのが
    前作の『殺人よ、こんにちは』だったような?


    主人公の女の子がたくましくて好きでした

    というか赤川次郎の作品に出る女性はたくましい人多くて好きです^^

    その女の子が恋をするんだけど
    私もいつかはこんな恋を…とか夢見てた気がするw

  • 表紙が中村佑介でつい・・・。
    でもさすが赤川氏。面白かった。

  • 「こんにちは」の続編です。
    有紀子の最後の最後の台詞は、いつまでも記憶に残ります。

    三日だけこんなお金持ちと精神交代してみたいとか思います^^
    美人も優雅な生活も、普通の人からしてみりゃきっと三日で飽きちゃいますもんね。

  • 続編。
    主人公の精神面が成長。大人に。
    恋を覚える事で内面が変化していく様子が分かる。
    ちょっとゴタゴタしている。
    最後は悲しい…

  • 前作に比べるとちょっと面白くなかった。まず金沢は余りかかわりをもっていなかったこと。松井ヒロミがユキに似てたのか?結局ユキは狙われてはいなかったってこと?金沢を殺したのがお母さんで・・・ん〜微妙な感じだった。私は最初藤川くんが怪しいと思っていたんだけど、大体ホテルの部屋までなんで水野が知っていたのだろう。そう考えると一番怪しいと思うのが藤川くんではないだろうか・・・読んだ人のコメントで「切ない」となっていたので、犯人は藤川くんでそれでユキが切なくなるのかと思っていたけれど実際は藤川くんはなんの関わりもない人でユキを守ろうとして殺されてしまった(ここの部分では確かに切なく感じるところ)またお母さんの気持ちも切なく思う・・・娘が人を殺したなんて・・・。それはそうと三年前直子さんが犯されてしまった相手は誰だったのだろうか、その話には一切触れることがなかったけれど、ひょっとして金沢だったのではないだろうか・・・と読んでて思った。 全体的に「殺人よこんにちわ」のが面白かった。

  • まさかの続編。
    後味は悪いですが。

  • こんにちわの続編。
    楽しく読みました。

  • 主人公のさっぱりした性格が好き(笑)
    「殺人よこんにちは」読んでからこれ読まないと損w

  • あれから3年、有紀子は再び海辺の別荘に戻ってきた―
    『殺人よ、こんにちは』の続編。

    ちょっと青春チック。
    でも最後には悲しい別れが…

    人を殺したこと、忘れられるわけがない。忘れては絶対にいけない。
    大切な人を失ったことも…

    きっと一生さよならできなくて、ずっと心に秘めていくんだろうな。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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