ループ (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2000年9月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784041880067

作品紹介・あらすじ

世界的に流行するガンウィルスの謎を解くため、バイクでアメリカの大地に乗り出した。そこで見たものは人類が未だ到達しえなかった究極のビジョン。リング・らせんに続く三部作の完結編。

みんなの感想まとめ

壮大なSFの物語が展開され、主人公の馨が家族と世界を救うために奮闘する姿が描かれています。転移性ヒトガンウイルスという恐ろしいウイルスに立ち向かう彼の旅は、幼少期から始まり、父親の過去や新たな出会いを...

感想・レビュー・書評

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  • 3作でひとつの壮大な物語…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝



    もうね、ホラーじゃなくて、SFですよ.☆.。.:*・°(`•∀•´)✧

    今回はウイルスがメインです。

    幼い頃から「生命のしくみを解き明かしたい」と考える主人公、馨。

    父親がガンウイルスに侵され入院。

    そこで同じように入院生活を送る親子に出会う。
    シングルマザーの美しい母親に惹かれる馨。
    彼女の息子もまた、ガンウイルスに侵されていた。

    父親は元人工生命開発プロジェクト研究員の教授。
    彼が昔携わっていたプロジェクトの関係者にガン患者が多い。

    馨は父親と彼女の為に、ガンウイルス発生の真相を探る。


    この転移性ヒトガンウイルス、性交や輸血、母乳などで感染するんです。

    しかも、発病すると、間違いなく転移するらしい…(-_-;)

    あと、宿主が死なない限り生き続けるらしいし、かなりやばいですね。

    馨が10歳のシーンから始まるのですが、これがまた天才児。
    日常で両親と重力異常の分布図を見て議論する。(-_-;)

    見どころとしては、話が貞子や高山に徐々につながっていく流れと、高山が今際に何をしようとしたのかが解明されるシーン。

    2000年前後は、この類のSFブームだったのかも…♡

    全てにおいて化学的な理論を紐づけていますが、この展開はちょっと…という私の好みではなかった箇所もあります…(^▽^;)

    しかし、この3作、細部まできちんと結びついて納得できる。
    ラストは『らせん』以上に衝撃です。

    1作品でも完成度が高いのに、3作通してそれを上回る素晴らしさ。

    『リング』だけで終わらせるの、勿体無いですよ!


    実は全部で6作あるリングシリーズ。

    続きの『バースデイ』も読みたい(〃´-`〃)

  • 再読。みなさん書いてますがもはやホラーではなく完全SF。すごく面白かったけど。
    鈴木さん、前2作の伏線回収したように見えて、実はどうも後から辻褄合わせたっぽいぞ…(あとがきより)。驚愕。えええ!多少強引なところあるしまだよくわからんことも多いがすごくない? 1998年て、ニュートリノが発見されたのも同年らしいんですが…ホントすごくない?っていうかニュートリノて何…ではある笑笑

    これも皆さん書いてましたが、例の未亡人との描写がねぇ。彼女の描写が少なすぎて、何処を好きになったのかわかりづらい。最初貞子かと思ったくらいだし。病室での情事を回想するくだりも、えっそんなにまじまじ見ちゃってまさか2つともついてたりしないだろうね?とハラハラした。結果は普通の女性だったんだけど…ならあの描写いるか?インディアン(原文まま)の追体験する場面では愛する家族が悲惨な目に遭う痛みと無力感とかが伝わってきてよかったし、鈴木さんが愛するものに対する深い感情を描けることも知っているので、勿体なかった。

    貞子が一体どこから来たものなのか?「自然ではあり得ない確率?ならば他者の介入」なのか「科学ではあり得ないことを起こせるのが意志の力」なのかは不明なまま。
    あと砂漠の老人とその周囲が不明…ニュートリノの設備ってすごく巨大な上にお金かかるんだよね?20年前の設備のままだということかな…ついていけませんでした。

    高い計算能力を持った時、世界をシミュレートしたいというのは普通に起こることなのだな…最近読んだ本でも出てきて、まぁそれでこのシリーズを再読しようと思ったんだけどね。コンピュータに条件全部入れて考えさせたら、解決できない問題の糸口が見つかる?かも?と?そうね、今現在、GPTチャンに軽く条件入れてどうなる?とかみんなやってるもんな。

    素人目には、色んなヒトが集まって社会が動いてて不確定要素が多すぎない?計算でわかる訳なくない?と感じてしまうけど、個人の違いなんて小さな誤差の範囲、想定内だってことなのかしら。

  • リング3作目。
    最初は難しくて読むのが大変だった。
    途中からおや?もしかして…となりまさかの!
    こんな結末になるとは…
    最後のお父さんのセリフに泣きそうになった。
    ハッピーエンドにもなり得るしバッドエンドにもなりそうな終わり方。

  • 恐らく最初からSFだと思って読まないと、脱落してしまうだろうなというイメージ。私はホラーよりも科学的説明がされた方が好きなので、すごく腑に落ちた。途中難しいように思えるところも、スピードに乗って読むと苦なく読める。

    しかし、後から考えてこじつけた割にしっかりと意味も存在も繋がってしまうのが、鈴木光司ワールドの真骨頂だと思う。リングすらもホラーからSF・哲学・科学に変えてしまった。少しキャラクターの違いは感じられるが、それはまさに一卵性双生児のごとく、環境によるもので、二見の両親に育てられたからだろうと読めた。さらに仮想空間という存在をチラつかせておきながらも、それが舞台そのものになるとは思わなかった。
    何よりも、リング・らせん・ループと進むにつれて、過去作品が全て伏線になっていくという壮大な回収を最後の最後に見せつけられた。リング・らせんの中の伏線をもっと探したくなる作品だった。

  • 半分はお勉強させられてる気分になり
    全く貞子は出てこないし
    リングシリーズを読んでる事を忘れかけた所で
    やっと高山、浅川の名前がでてきたと思ったら
    これまでのおさらいが入り、、
    眠い眠い、、、
    これは完全にホラーではなくSFでした

    貞子の話はリングで終わらせた方が良かった
    話はよく出来てると思うので続編ではなく、
    別の話として読んでたら、楽しめたかもしれない
    貞子、ホラーと思い、読んだのがいけなかった

  • いや。まじかぁ……ループすげぇ✨️⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    スケールが壮大すぎて
    かなり好きなSFのジャンルだけあって
    めちゃ面白かった〜(•ө•)♡

    主人公は超が付くほどの天才、二見馨(20)
    彼は現在、全世界で猛威をふるっている
    転移性ヒトガンウイルスに家族、恋人が
    罹ってしまい、家族、恋人を救う為、いや
    全世界を救う為に立ち上がるだ!!( •̀ᴗ•́ )و

    リングシリーズ三部作のラストに相応しい今作
    もはやホラーのかけらも無くガッツリSFだけあって
    シリーズ1の壮大な物語でした。ww(๑´ㅂ`๑)

    正直、前作「らせん」からのこの展開は
    予想だにせず、かなりびっくりした!!( °Д° )

    序盤ではヒトガンウイルスによる
    執拗なまでのストーキング
    ガン部分を切除しても転移し、また切除の繰り返し、一度発症すれば致死率100パー
    キツすぎる……((((;゜Д゜)))
    その光景になんともいたたまれない気持ちになる

    中盤から一気に真相究明に奮闘する馨
    ウイルス遺伝子(またかよ…と正直思った
    内容は今回もさっぱり意味不明だが塩基配列と言う言葉だけは覚えた!笑笑)
    と父、秀幸の助力により真実へと迫る。

    終盤は真相があらわに…ループの真相、そして
    リングシリーズ三部作の全ての真相が明らかに
    明らかになった瞬間…マジかよ…と僕はなった。

    読み終えてシリーズで1番好きな作品でしたね
    映画とは全く別物だった原作
    小説の方がだいぶ好きです!!
    ホラーでは無いにしろ、面白い作品なので
    かなりおすすめできる!
    ちなみにシリーズはまだ続いていたので
    機会を見て続きを読みたいです!!✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

  • 当時、読後
    すげぇ…って
    呟いて興奮した記憶があります。

  • リングはホラー
    らせんは科学
    本作ループは科学を超えた哲学的な話と言っても良いのではないでしょうか!

    生物の成り立ちを研究している学者は地球に生命が誕生した事を有り得ないぐらいの奇跡が起きたと言っています。
    反対に宇宙を研究する学者は宇宙が有限で無ければ生命が誕生する奇跡は起きると言っているそうです。

    私達は地球で生命が誕生した事に対し凄い確率の奇跡が起きたと考えることは出来ても、実際に今自分が生きているという事実を実感しているために、その奇跡が必然的なものだと勝手に受け止めてしまっている様な気がします。



    ループの主人公の馨は幼い頃に、この世界が都合よくできている事に疑問を持つ。

    医学生となった馨の世界にはウィルス性の癌が蔓延しており馨の両親や恋人が癌のキャリアとなり発症の恐怖に怯えていた。
    そんな中、馨はあるプロジェクトと癌の関連に疑問を持つ事になる。


    本作品はリング、らせんから連なるストーリーです。
    らせんでダークサイドに堕ちた?高山竜司が再び登場します。

  • リングの非現実的な世界の話って。
    そもそもこーゆー世界の話だったのでという。根本的な概念から見直しが起きるお話です。
    らせんまでの世界観で良いと私は思います。

  • 当時読んでたら幻滅してたかもしれんが、色々分かってて読むと面白いSFだった。リングとらせんの背後の出来事。結局これは高山竜司の物語なのだなと。
    しかし肝心な「貞子とはなんだったのか」が明かされない。なぜ彼女の念から生み出された映像に停止コードが埋め込まれていたのか。想像するには、貞子自身がループに仕掛けられたウィルスなのか、自然発生したバグコードなのか。 「エス」はどうなってるんだろう。

  • 残念だった記憶しかない。

    • 土瓶さん
      そうか。教えてくれてありがとう。
      そうか。教えてくれてありがとう。
      2023/03/08
  • 前作らせんを確かリアルタイムで読んで以来ずっとシリーズ放置してました。ネタバレを踏まなかったのが今思えば奇跡かな。
    ホラーと言うより未来SF系の話でしたが、父性溢れた主人公に感動。素晴らしい読後感で読んで本当に良かった。

  • 新種のガンウイルスによって世界は存亡の危機に立たされた。
    主人公の少年が運命に引き寄せられるようにそのガンウイルスの起源を探しに行く。
    「リング」「らせん」を読んだのが10年くらい前だったので、少し記憶が曖昧でしたが全く問題なく読めました。
    ホラーというよりSFの小説です。
    ストーリーが壮大で楽しめます。

  • 全然ホラーじゃなかった…。
    ホラー小説読むつもりで読んだから、戸惑いました。
    『らせん』で最悪の状態まで進んでたので、ここからどう繋げるのかを期待してたのですが、良い意味でも悪い意味でも、この手があったかと感心してしまいました。

    でも、SF小説と認識してからは、しっかり楽しませてもらいました。これ最後に記載されている参考文献の数からも分かる通り、かなり科学的な知見が盛り込まれていて読み応えがありました。

    主人公が苛まれていた視線の件、結局、現実もさらに上位の存在の仮想空間だよ、神という存在に見られてるんだよ、という意味と解釈したのですが、それで合ってるのかなぁ。この件が他の要素に絡んでなかったように思ったので、そういうことかなぁと解釈しました。

    『リング』の続きの『らせん』を書いたときもそうだと思うのですが、今回の『らせん』の続きを書くって、相当大変だったのではないでしょうか。前2作ともよくできた話だったので。
    なんでここまでして続編を作ったのかなぁ。『リング』シリーズを追いかけてる読者層ってほとんどがホラーを期待してたと思うんですよね。それをジャンルを変えてまで続けたのは、作者の意向?出版社の要望?どっちなんでしょう。個人的には出版社の要望なんじゃないかと思っています。勝手な想像ですが…。

    とにかく、SF小説として楽しめましたし、最後の主人公の心情を考えると胸に来るものがありました。

    これってさらに続編があるんですよね。
    どうなっちゃうのでしょうか。ジャンルが変わるぐらいのことがありえるシリーズなので、俄然楽しみになってきました。続きも必ず読みます。

  • 前作よりも更に科学色というか、医療色というか強くなった感じ。
    あんまり面白く思えず。
    でも、この結末ありきでなくリングを書き始めたと聞くと、嘘だろってなる。
    作者の発想力の凄さに脱帽。

  • 初読時、あんなに怖かった、そして夢中になって読んだ『リング』『らせん』の世界の「設定」を知ってしまって随分ショックを受けたことを思い出した。
    「作り物なんだから何でも起きる」みたいに見受けられたからだ。
    あれから随分年月を経て改めて文庫版で読んでみると「時代が追いついた」「それでいてまだ時代が追いついていない」と率直に驚かされた。
    世界が随分作り込まれているのに、『リング』の頃から練られていた訳では全くなく、全て後付け設定なのも恐ろしい。
    先生の世界観の構築はどうなっているのだろう。

    馨、おまえそうだったのか!と言わざるをえない『ループ』
    前述どおり、これまでの『リング』特に『らせん』の答え合わせともいうべき話。
    本当に凄い作品ではあるのだが、『リング』の影響でホラー文庫扱いなのが勿体無いところ。
    これ、最早SF。
    哲学でもある。
    ホラー要素はほぼ感じなかった。
    何だったら貞子は影薄すぎて(というか名前は出てくるけど……のレベル)本当に別物。

    別物としては面白い。
    ただどうしてもレーベル的に、かつこれまでのイメージ的にホラーとして読んでしまうから、初読時余計にショックを感じたのかもしれない。
    と今更ながら自分を分析した。
    それだけシリーズの話ごとに変化する稀有な作品だと思う。

  • ストーリーや設定は面白かったが、やはり女性キャラが出てきた途端主人公がおかしくなる。女キャラが全員同じ。

  • そーいう終わり方するのか〜

  • 図書館。シリーズを読み終えたくて。
    日本の傑作ホラー!から始まったこの三部作、最終作はまさかのSFの感を強く持っている。それでいてフィクションの手触りはほとんどなく、終始リアル感を伴っている。
    「この世界はもしかしたら誰かの細胞のひとつなのかもしれない」と小学生の時に思ったあの世界観を、何度も味わえる作品だった。
    そして「非道い描写」が相変わらず上手い。「リング」でもそうだったが、悔しさに本を握りしめてしまうほど、眼前にその光景が広がる。怖い作者。

  • リングシリーズの3作目。
    ホラー小説を読んだつもりがSF小説だった。

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著者プロフィール

千葉中央メディカルセンター勤務。認定理学療法士(代謝)、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、住環境福祉コーディネーター2級。

「2018年 『リハビリのプロがすすめる 健康寿命を延ばす1000冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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