- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041880074
作品紹介・あらすじ
同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して四人の少年少女が死亡した。この事件からすべてが始まったリングワールド。その三部作における女性たちの闘いを描いた、恐怖と感動の外伝的完結編。
感想・レビュー・書評
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リングシリーズ4作目。
前作の『ループ』の補足に近い印象。 -
ループのその後がわかって嬉しい
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鈴木光司による「リング」シリーズ完結編・・・というよりは補間エピソード集と言った方がしっくり来るか。メイン三部作では深く描かれなかったエピソード2編と、シリーズを締めるエピローグ的作品1編が収録されている。
収録されているのは、1.リングウイルスに感染した高野舞が貞子を出産するまでの姿を描いた、「らせん」の補間エピソード―――『空に浮かぶ棺』。2.舞台女優時代の貞子を元劇団員の回想で描いた、「リング」の補間エピソード―――『レモンハート』。3.「ループ」後の世界を、残された礼子の視点で描かれる「ループ」のエピローグ―――『ハッピー・バースデイ』。
先述のとおり、シリーズ三部作を補間する内容となっているので、新しい物語を楽しむというよりは、完結した物語の余韻を楽しむといった感じ。シリーズを締めるに重要な内容となっている訳でもないので正直、スルーしても特段問題はないかと。(まあそこまでボリュームがある訳でもないので、三部作読破したのなら本書まで読んでおいて損はないだろう。)
ちなみに、映画『リング0 バースデイ』は、『レモンハート』の映像化作品となっている。 -
短編集であり、ループの後日談。自分の知りたかった部分はないものの物語はしっかり終わる
ゾッとするような文や、官能的な表現やら色々書くがロマンチストなのかもと感じさせる。なんだそれはと思わず突っ込みたい部分もあるが、心地よい終わりであった -
リング→らせん→ループと読んだのでその勢いで。
最後のハッピー・バースデイは良かった。
やっぱりあの子はそういうことなんだろうか、、
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『リング』『らせん』『ループ』の続編で、三つの短編が収録されています。
第1話「空に浮かぶ棺」は、山村貞子を胎内に宿した高野舞の物語です。
第2話「レモンハート」は、「劇団飛翔」に所属していた頃の貞子を描いた物語。
第3話「ハッピー・バースデイ」は、『ループ』の後日談です。馨の子を宿した礼子に、「ループ」プロジェクトに関わった天野が真実を告げ、礼子が子どもを産むことになるまでを描いた物語。『ループ』のストーリーの完結編ともいうべき内容になっています。 -
蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか