へビィ・ゲージ

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 120
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041898024

感想・レビュー・書評

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  • ブルースとは、と気になる。

  • 2020年、26冊目は、完全初読みの花村萬月の短編集。六編収録。

    歓喜の歌:引退を決意したバイクレーサーの話。

    ドランカー:ボクサーとキャバ嬢の恋の物語。

    狐の秋:北海道をバイクでツーリングしている男の話。

    せいじ:ある夫婦の夜の営みの物語。

    さよなら三十分:理屈っぽい高校生の話。

    ナッシング・バット・ザ・ブルース:渡米した邦人、ブルース・ギタリストの物語。

    『ヘビィ・ゲージ』と言うタイトル作はありません。ただ、「ナッシング・バット・ザ・ブルース」に登場する黒人ブルース・ギタリスト、ジョニー・Oのリバース・ファイア・バードに張られている弦のこと。太くて張力の強い弦。しかし、なかなかマニアック。ソレ以外に、全六編中、三編にバイクが登場したり、ボクサーの物語だったりと、男心くすぐる要素が多分に含まれる。情交シーンもしかり。

    個人的趣味&好みで、『ナッシング・バット・ザ・ブルース』と『ドランカー』の二本で、★★★★☆評価は決まり。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    どこまでも救いのない物語。それはある瞬間、ふとどこかに突き抜ける。矛盾した言い方だが、救いのなさが逆に救いに繋がっていくのだ…ブルースに否定されながら、それでもブルースにしか癒しを求められない人間たちのあがき。それが、ブルースを前面に押し出す時に花村万月が描く物語である。マンハッタン・レノックスのスラムで薬漬けになった伝説のブルースギタリストと濃密な時を綴った『ナッシング・バット・ザ・ブルース』をはじめ、音楽を、空気を、匂いを、物語に昇華させた万月文学の原点。

  • 彼の人と違う感覚には驚かせられながらも、共感できる。ドラッカーはよかった。
    食べ物の比喩がグロテスクでいい。
    女のひとの描きかたが余りにも男目線過ぎやしないか、いや、この人の話に出てくる女が男の目線によって育ったタイプの女なのかも。いずれにしろ北斗のけん的な楽しみかたもできなくもない。
    定石じゃない言葉、雨の日に、傘などさせるか
    理性じゃない方を選択し続ける、かえって人間的だ。
    ドラッカーは星5個、せいじとナッシングバットザブルースは4個、それ以外は突き抜けてなくて面白くなかった。
    ブルースは悪くないけど、もう少し書き方を考えてほしい。
    ただ、ドラッカーは、すごーくよかった。こんな風も小説を、書けるなら、おれにもできるかも!

  • ナッシング・バット・ザ・ブルースは★★★★

  • マイナスすぎて逆にプラスです。
    負の部分がめちゃめちゃ描かれているのですが、なぜか前向きな気分になります。

    ブルースだぜ~

  • 6つの短編からなる本

    どれにも花村さん得意の性描写がこれでもかというほど出てくるが
    きちんと文学になってるところがいつもながらすごいと感じる

    特に最後の“ナッシング・バット・ザ・ブルース”はそれにドラッグ、人種、ブルースが足され圧倒される

  • 未読

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年「王国記」シリーズの序にあたる「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川龍之介賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「百万遍」シリーズ、「私の庭」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『花折』などがある。

「2020年 『帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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