本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041898079
感想・レビュー・書評
-
凄まじい。表現がとかやなくて、気持ちが凄まじい。でもこれって冷静な心で書かれてるのかなぁ、なんて不思議に思う。やっぱ文章ってすごい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024.08.27読了
-
【本の内容】
哀しく、それでいて熱い旋律。
沢村がつま弾く音に、麗子が目を付けた。
麗子は沢村が世話になっているヤクザ者・山城の溺愛する妹だった。
麗子は美女の自殺志願者だった。
そして、麗子は悪魔だった―。
沢村はたった一度の麗子との快楽の代償として、ギタリストの命である指を失った。
そればかりか巨大な野獣にいたぶられ、人間としての尊厳をも失った。
すべては麗子の罠だった。
沢村を指の動かない天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトにするための…。
男女の、兄妹の、粘り付くような濃い愛憎を、物語を通して描き切った花村文学の真骨頂。
[ 目次 ]
[ POP ]
下劣な暴力と欲望を大きなモチーフとしながら、この気高さは一体何なのか。
悪魔そのものの麗子が哀しい神に思えてくるのはなぜなのか。
食わず嫌いをしてきたが、なるほどこれが花村萬月の魅力なのであろうと納得。
吐き気のするような暴力行為のあとで、同じ人物の繊細な心象がえがかれ、悲痛なドラマのあとで、第三者の醒めた目がその感傷を笑いとばす。
そうしたバランスのとれた視点の移動が全編をつらぬき、非現実的なストーリーと登場人物に感情移入を許す。
世界の汚いものをすべて浄化したあとの、ちぎれるような痛みを想像させる美しい小説だ。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
生きる意味をなくしてしまった主人公の話。
相変わらずのエログロ。
終わり方がいい。 -
えぐくて、残酷な物語です。暴力と性の描写がかなりきつい。
-
途中まで読んで挫折してしまった
-
酷く稚拙。
村上龍をナルシストな中学生が真似たらこうなるのでは。
初めての酷評レビュー。 -
ジャンゴと聞けばマカロニ・ウェスタン。しかしここでは有名なギタリストの名前。作品は猥雑でしつこくて、支離滅裂な内容。登場人物もみんな、自己主張ばかりでうるさく、考えも行動も統一性がない。スポーツ新聞の連載レベルですね~、なんで花村さんはこんな小説を書いたのだろう?エンターティメントで実験して、見事に失敗作ってとこかな。
-
-
090921(n 091002)
091128(s 091217) -
花村萬月という作家さんの名前だけは知っていて、実際に読んだことはほとんどなかったので読んでみた。
うーん。
まず、ノーマルな女子には勧め辛いことがわかった。
あと、この人がなにやら巨大なマグマのような勢いを持っていることも。
濃厚で濃密で息苦しいような圧力。
でも、できたら再生の方向に向いてほしかった物語。
堕ちるだけ、壊すだけ、怨むだけ、奪うだけの破壊の結末には、ちょっとがっかり。
-
こんなこと言ったら失礼だけれど、
馳先生みたい。
たぶん花村先生が先で、馳先生が後なんだうけど。
物語としては、思ったほど美しくも官能的でもなく、狂気もない。
初期の作品なのか?
冷たさの残る狂気がない。
どこか安く感じてしまった。
-
暗い…!というのが第一印象で、読み終わってもやっぱり救いがなくて、暗い!登場人物が皆奇天烈で、やること全部が狂気じみてる。それが狙いなんでしょうかねぇ。
-
グロテスクで暴力的で、救いようの無い暗い淵を覗き込んでいるような気分にさせられます。挫折や絶望、悲しみといったものが攻撃性を持つとこうなるのだろう、という感じ。ただ、人間はこういう面を否応無く持っているのだろうなと納得もします。エグいものが嫌いな人にはお奨めできません。
-
ミーナの存在が大きかった。自意識の点では共感出来る部分があったように思えました。
-
気持ち悪い話で、「えー! なんで?」と思わせつつも最後まで読ませる力があります。そして後味も悪い話だったりします。共感できなかったのがしんどかったなぁ。
-
破壊の中には、何もないと思う。けれど、憧れるのはなんでだろう。
-
すごい。読まないと、このすごさはわからない。
-
俺はジャンゴになれない、、、の沢村のセリフがかなり響いた。でも銃は最大のエンタメですね。最初のほうの満月はこれが多い・・
著者プロフィール
花村萬月の作品
本棚登録 :
感想 :
