スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041903018

作品紹介・あらすじ

27歳で韓国から留学生として来日した著者。しかし日本人の曖昧な笑顔や態度、韓国人には考えられぬ不思議なその人生観にカルチャーショックを受ける。そんな困惑の中に知り合った、日本で働く韓国人ホステスたち。彼女たちの姿に、日韓文化のギャップの源や意外な真実が映し出されていることに気づき始めて…。一留学生が、李朝以来の韓国人が持ち続けてきた日本人像を打ち破り、日本文化と融合してゆく様と、そこから見出した韓国社会の病根と日本社会の意外な素顔を綴った、衝撃のルポエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 1990年刊、韓国人の考え方と行動、来日の目的。女性の夢は、お金と権力を持つ男性との結婚。婚期を逃したり、離婚したら実家には帰れず、日本に働きに出る。プライドが高く自分にお金をかける韓国人ホステス、娘が美しければキーセンにして富を得てきた伝統。

    韓国人の社会や考え方がだいぶ日本とは違うことがわかります。30年前というと一世代前ですが、言われるほど日本も進んでなかったと思いますが、どちらも今はどうなんでしょうか。

  • 今とは多少世情が変わっているかとは思いますが、日本に留学していた韓国の方から見た日韓の関係性は非常に興味深かったです。言語の違いに関してはなるほど、と思うところも多々あり、読みやすい本でした。

  • うーん。「へえ、そうなの?」って思う所や、ああ30年前の韓国はこんな風だったのか、変化の勢いが凄いななどと思う部分もそれなりにあるのだけれど、なにより日本社会、特に女性問題への認識が相当現実とズレてる上に根拠不明瞭なままでかなりの断定口調なので、それだけで相当眉唾に感じた。

  • 「スカートの風」呉善花著、角川文庫、1997.02.25
    240p ¥462 C0195 (2019.07.19読了)(2003.03.18購入)(2000.07.10/8刷)
    副題「日本永住をめざす韓国の女たち」

    日韓関係が険悪なムードになっています。韓国について、書いた本がないかと、積読の山を物色したら、この本が見つかったので、さっそく読んでみました。
    韓国の女性の置かれている状況が、いかに大変かがよくわかりました。サウジアラビアなどの女性がいかに大変かよく言われますけど。韓国もそれと同じくらいたいへんだなんて初めて知りました。出版されたのが、ほぼ30年前なので、今は少し違うのかもしれませんが、どれだけ変わったのでしょうか? 興味深いところです。

    【目次】
    プロローグ 心の国境の間へ
    第1章 日本で働く韓国ホステス―なぜ日本に永住したいと願うのか?
    第2章 現代韓国の女性事情―だれも語らない生と性のドラマ
    第3章 ヤンバンとキーセンの哀歌―現代を支配する李氏朝鮮の亡霊
    第4章 韓国人と日本人―知り合おうとしない隣人たち
    単行本版あとがき  1990年10月吉日  呉善花
    文庫版あとがき  1997年1月  呉善花
    解説 生きぬくための比較文化  関川夏央

    (「BOOK」データベースより)amazon
    27歳で韓国から留学生として来日した著者。しかし日本人の曖昧な笑顔や態度、韓国人には考えられぬ不思議なその人生観にカルチャーショックを受ける。そんな困惑の中に知り合った、日本で働く韓国人ホステスたち。彼女たちの姿に、日韓文化のギャップの源や意外な真実が映し出されていることに気づき始めて…。一留学生が、李朝以来の韓国人が持ち続けてきた日本人像を打ち破り、日本文化と融合してゆく様と、そこから見出した韓国社会の病根と日本社会の意外な素顔を綴った、衝撃のルポエッセイ。

  • これ、本当なのかな、と思った。韓国人が韓国について書いているのだから本当なんだろうと思う一方で、日本では韓国の悪口を書くと売れるだろうから若干オーバーに書いているんじゃないかとも思ったのだ。
    ただ、本書の中で日本について分析しているくだりを読むと、まあ確かにそういう一面はなくもない。だとすれば、ぼくが日本についてこういう本を書くことも可能だろう。日本人は会議をしないと何も決められない、とか、人と違ったことをする人をいじめたり白眼視したりする、とか、四六時中ネットと繋がっていないと死んでしまう、とか。
    見方次第ということか、あるいは話半分と聞いておくべきか。

    それも踏まえて特にびっくりしたのが、権力者になるか金持ちになるかが人生の目標である、女性は結婚して子供を産まないと価値がない、芸能人は軽蔑される、といったあたり。ほんまかいな。韓流スター見ているとそんな感じはさらさらしないが。本書は1990年の出版だから、それからずいぶん変わったということなのだろうか。半世紀前の日本と今の日本が違うように。

    今の韓国が知りたいな。

  • とある韓国人女性による、日韓比較に基づく韓国批評の本。
    日本という国の特徴が、韓国という近くて遠い国と比較されることで非常に分かりやすい。自分の国の文化や特色は冷静に分析する機会がないことに気付かされる。
    日本について好ましくない部分も書いてはあるものの、非常に日本に好意的に描かれているため、日本人であればちょっぴり誇らしいような良い気分で読めるのではないか。
    彼女が本当に書きたかったことは、おそらく韓国における女性の社会的地位向上を目指すものであり、その比較において日本という国が引き合いに出されているはず。だからか、少し日本が美化され過ぎているような、気もする。

  • 日本人と韓国人のすれ違いには、思想の違いが関係しているということには納得でした。
    韓国人理解に一歩近づけたような気がします。

  • 韓国と日本の文化の違いについて面白く読める。韓国が男性的で日本が女性的という感じは正にその通りだと思う。韓国語は確かに力強い。「カムサハムニダ」(ありがとう)など、最後にニダで終わるのが、インパクトに富む。また贈り物⇒返礼の風習の違いもなるほど!

  • 日本にきたホステスではない韓国女性の、日本に働きにくる韓国女性を一面とした韓国論・日本論。1990年の著述なので表層的には現在と異なることも多いはずだが、多くのことは今も変わらないんだろうな。

  • 衝撃の書。中身は平易な日本語で書かれてあり、且つ20年以上前に書かれたものであるのに、そうか!!なるほど!!と驚きをもって何度も納得させられた。

    お隣の国、韓国から27歳で留学生として日本にやってきた著者が直面したカルチャーショック。ただそれだけを述べられているなら、どこにでもある内容だ。
    ただこの本のすごいところは、日韓の文化的な背景、その上で成り立つ現代の両国の社会的、民族的な特徴まで踏み込んでいて、且つそれが学術的な文化比較論ではなく、また低俗な善悪問題に堕ちるわけでもなく、メディアがさかんに騒ぎ立てる表面的な日韓問題の狭間で実は切実な事柄として横たわっている幾つかの課題を洗い出しているところだ。

    日本人の私にとっては、より日本を理解する上でもとても意味のある本だった。

    余談だが、あとがきで著者が少し触れているが、この本に対する読者の反応のしかたも、両国の特徴が出ているなと感じた。

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著者プロフィール

元祖親日派評論家
韓国生まれの評論家。
拓殖大学国際学部教授。親日派作家として祖国から批判を浴びるも数々の話題作を送り出す。
日本国籍取得済。
『韓国を蝕む儒教の怨念──反日は永久に終わらない』(小学館)等多数。

「2020年 『「親日韓国人」ですが、何か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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