明治新選組 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 68
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906019

作品紹介・あらすじ

新選組隊士・相馬主計は、後に新選組隊長となったが、箱館五陵郭で降伏、思わぬ赦免で江戸に移る。第10回日本エンタテインメント小説大賞受賞の表題作など計6編、歴史の闇に埋もれた男たちの姿を描く小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 剣術描写に長けておられるようで、迫真性が伝わってきた。短編集であり、そのほか歴史の舞台では脇役であった人物たちが描かれているが、中世から近世、近代にかけての歴史的な背景をある程度理解していないと、読み難い小説でもある。というわけで、何気に読み進むと、途中で話が見えなくなり読み返すことがしばしばなのであった。

  • 最後の「尾張忍び駕籠」が面白かった。

  • 『明治新撰組』

    『近江屋に来た男』

    『後鳥羽院の密使』

    『斬馬剣新六郎』

    『一つ岩柳陰の太刀』

    『尾張忍び駕籠』

  • 最期の新選組隊長相馬主計を主人公とした一遍が「明治新選組」。
    相馬については割腹死と伝えられるが、死を選んだ理由については「他言無用」との遺言により伝わっていない。
    この作品では、函館戦争終了後の相馬と相馬の戦友野村利三郎への想いが描かれ、その死へと繋がっていく。
    表題以外の作品は新選組隊士の話ではない。

  • 明治五年初冬、浅草蔵前の裏長屋の一室に、男が居を定めた。箱館五陵郭で降伏し、新島に終身刑で送られていたものの、思わぬ赦免状で江戸に移った相馬主計である。彼は常陸笠間藩を脱藩して新選組隊士となり、鳥羽伏見戦争後、各地を転戦、土方歳三の戦死後は新選組隊長を名のっていた。だが、先に逝った者たちを想いつつ日々を過ごそうとした主計には数奇なめぐりあわせが待っていた―。第十回日本エンタテインメント小説大賞を受賞した表題作をはじめ、歴史の闇に埋もれた志ある男たちの姿を描き出す気鋭の傑作歴史小説集。

  • 短編集。新撰組の話は表題作のみ。相馬主計の切腹までを新たな解釈で描いた話。

    他、幕末のエピソードは、龍馬を暗殺した見廻組・今井の話と、密命を代々受け継いでいる尾張の下級武士の話の2本。
    あとは、家康の祖父の家臣・植村新六郎の話、柳生十兵衛の弟・宗冬の話など、時代はまちまち。

    文庫を買おうとしたが、すでに単行本で持ってた。引越し作業中に発掘。

  • 2010/04/14完讀

    (281page)

  • 相馬&野村を語るには、この本を無くしては語れませんッ!!!
    相馬の強くて重く、暑苦しいまでにひつこい友情!!そして、歪んだ想い。
    『野村』って変名した時点で、「コイツ野村の嫁に行く気か?」と
    本気で思っちゃいましたよ!!!
    奥様おエツさんに対してはある意味失礼な男です。
    妙に女慣れしている相馬に……頼むから、鶏はやめてください(泣)。
    野村の為に生き、野村の為に戦い、野村の為に死ぬ。そんな男でした。
    とにかく、相馬&野村のバイブルですよ!!!
    相馬&野村の入門書!!! 必読デス★

  • 嫁との房事まっただなかに、野村のことを喋りまくる相馬。

  • 表題の「明治新選組」は多分唯一相馬主計主役の話だと思う。それだけで喝采。
    野村への想いを感じます…!
    相馬の最期はそれなりに満足そうだけど奥さんはかわいそうだな…

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著者プロフィール

1949年栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀
文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞する。小説に『鬼官兵衛烈風録』
『名君の碑』『戦国はるかなれど』『疾風に折れぬ花あり』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』『歴史の坂道』『幕末史 かく流れゆく』など多数。

「2018年 『幕末維新改メ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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