明治無頼伝 (角川文庫 な 26-9)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906095

感想・レビュー・書評

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  • 明治になってからの斎藤の物語。斎藤はこんなんじゃない。と思いつつも非常に面白く読めた。会津がどんな悲惨な目にあわされたかよくわかるし、薩長は一体何様なんだと、色々考えさせられる。

  • 新選組 斎藤一が主人公。
    元新選組、そして会津藩士として、明治の時代を生き抜く。

  • 斎藤一ファンは読みましょう是非

  •  中学時代に読んだのを、文庫版で再読。前よりも内容がよく理解できるようになってる分楽しめました。瀬戸内の海賊連中と共に半年も生活するのはちょっと無理があるように思うけど、全体的に面白かったー。明治になっても武士は武士、な斎藤一改め藤田五郎が強くてかっこよい。奥さんの時尾の、内助の功っぷりがすばらしい。「拙者」「〜いたす」「〜まいる」「〜ござる」などの言い回しがステキ。「無頼」とはいうけれども、それは明治新政府の立場から見ての「無頼」であって、本人は己の道を貫いているだけだ。古きよき日本人だと思う。

  • 風光るが発端の個人的幕末ブームにより読んだもの。
    ちょっと、突拍子無いんでは?と思う部分もあるものの、かなり楽しめた一冊。明治維新って、幕府が無くなって、すっきり片付いたわけではなかったのね・・・。

著者プロフィール

中村彰彦

1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。小説に『鬼官兵衛烈風録』『名君の碑』『戦国はるかなれど』『疾風に折れぬ花あり』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』など多数。

「2020年 『その日なぜ信長は本能寺に泊まっていたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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