海将伝 (角川文庫)

著者 : 中村彰彦
  • 角川書店 (2000年8月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906101

海将伝 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日露戦争に連合艦隊参謀長として活躍した、島村速雄。司馬遼太郎「坂の上の雲」では東郷、秋山の陰で目立たない存在として描かれていたが、どうしてどうして、なかなかの傑物、戦略決定に極めて重要な役割を演じていたとは。
    巻末の半藤氏の解説では、「司馬さんの文学は、…歴史を俯瞰する、すなわち、歴史を大づかみにして読者に示しながら登場人物の活躍を描いていく様式で統一されている。…しかも作者の生き方の好みである美学によって、事実の取捨選択がなされているから、人物はいずれも司馬さん好みのスッキリとして格好いい連中ばかり」であるのに対して、著者の作風を「俯瞰というより草の根をわけ地べたを這うほうである。歴史の襞に隠されてしまっていた人物や新しい事実を手探りで掘り出しつかみとってくる」と分析している。今後、他の著書も読み進めてみたい。
    なお、半藤氏の解説にある、晩年の秋山真之に関する真実にはびっくり。

  • 土佐出身の島村速雄の物語である。土佐出身で第1号の元帥となった速雄だが、その性格は、おだやかで、母親思いで、軍功を他人に譲り、面倒見の良い、上司として非常に魅力的であったのだろうと思う。

    東郷平八郎連合艦隊司令長官の参謀として旅順戦、バルチック艦隊との決戦などを指揮してきた。部下には秋山真之も従え、勝てるはずのなかった対露戦を見事に勝利に導いた。

    生涯、自らの武功を語ることなく、日本の美意識である謙譲精神に富んだ速雄の生涯、生き方には見習わなければならない部分がたくさんある。

  • 島村さんが兎に角カッコイイです。

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