新選組全史 幕末・京都編 (角川文庫)

著者 : 中村彰彦
  • 角川書店 (2001年7月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906118

新選組全史 幕末・京都編 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「幕末・京都編」 と 「戊辰・箱館編」

  • (「BOOK」データベースより)
    動乱の世に生まれ落ち、激しいまでの光芒を放った幕末最強の剣客集団・新選組。しかし、その実像はこれまで、真実と俗説が交錯しつつ語られてきた。人斬りが飯よりも好きだった乱暴者というイメージで語られがちな近藤勇は、実は文武両道を心がけた武人であった。土方歳三は、人一倍負けん気が強く、薬売りからその身を起こした。薄幸の美青年と語られる沖田総司は実は気性の荒い無骨な男だった。膨大な史料から掘り起こされたさまざまなエピソードをもとに通説の可否を詳しく検討し、著者独自の推理を加えて綴った新選組興亡史の決定版。

  • ・個人的に好きな作家
    ・極力フィクションを排し史実を追求、新撰組研究の第一人者子母沢の創作疑惑も炙り出している。
    ・丹念な資料収集と読み込みの結果が、本作には出ていて、踏み込んだリアルな新撰組を知りたいという人にはお薦め。

    ・人が自己の周辺で起こったことから学ぶことが出来るのは、ほんのわずかのことに過ぎない。我々は十年生きなければ獲得できない量の知識や情報を、諸文献を読み込むことや、その道の先駆者と交際することで、いながらにして我がものとすることができるのである。
    ・沖田総司の容貌について、「ヒラ顔で目が細く、そうよな、ヒラメみたいな顔をしていたよ」「丈の高い痩せた人物、肩がぐっと上がり気味に張って、頬骨が高く、口が大きく、色は黒かった...」
    ・粛清された新見錦の最後は、近藤グループの独断ではなく、かの芹沢鴨も含めた一同の同意があっての切腹であったことが最近判明した。
    ・新撰組の訓練方法は、常軌を逸するものであった。粛清隊士の介錯、深夜の真剣稽古、寝室への深夜の踏み込み、時間制限のない撃ち込みなど
    ・実戦においても、戦後隊士の刃こぼれを確認し、もし、きれいすぎたら「士道不覚悟」の名目で切腹させられた。
    ・複数の戦いは、道場稽古が全く意味をなさないもので、皆ひたすら剣を振り回している。ここから集団で戦う方法として考え出されたのが、「少人数に対して集団による不意討ち」である。
    ・芹沢鴨が酒乱であったのは、重度の梅毒を病んでおり、その進行に怯えて深酒を重ねていたと言われている。ある調査によると、幕末の八割は梅毒の気を持っていたという。
    ・近藤局長の給料は約九十八万円、副長は約七十八万円、副長助勤は約五十九万円、平隊士は約二十万円だった。
    ・新撰組の京都市民に対する横暴ぶりはひどかったようである。
    ・池田屋事件は、簡単に言ってしまうと、手当たり次第に家探しをしていったら、志士たちの会合にぶつかり即刻斬り合いになったということ。巷で言われているあらかじめ隊士が変装して宿に忍び込んで、手ほどきしたというのはフィクションである。もし最初から知っていれば、新撰組の戦闘方法を外れる少人数での切り込みという手段は取らないはず。
    ・近藤、土方は富商に対する滅茶苦茶な押し借りが公儀に発覚するのを恐れ、捜査を進めていた与力を自ら暗殺した可能性が高い。
    ・怨みを呑んで切腹することを「無念腹」という。山南の最後については、無念腹による諫死と思われる。また、死までの美談は子母沢のフィクションが入って伝わっている。
    ・幕末最強の武闘集団の新撰組が、隊士たちの体力増強のために豚や牛を飼っていた。
    ・薩摩示現流と戦うときの合言葉は、「まず初太刀を外せ」
    ・死は、それが家常茶飯のものとなればなるほど、その死に関わる者たちの神経を鈍化させる。それが拷問などに露骨に現れる。

  • 新選組通史・京都編。

  • 作者がいろいろな文献などから検証して書いている。
    小説のような面白みはないけど、新選組好きならぜひおすすめ。夢はこわれるかもしれない。

  • 新撰組の歴史(京都)が細かく書かれています。

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