新選組全史―戊辰・箱館編 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.32
  • (3)
  • (7)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 95
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906125

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 本当は「幕末・京都編」があるのですが、そちらを見つけ出してないままこの「戊辰・函館編」を読んでしまいました。この本は解説文にもあるように「物語性」がありながら「新選組辞典」という両面をもっています。物語なのにソフトな研究本というか。この本、新選組にまつわる話の虚偽にもふれていて、他の新選組の本を読むときにも参考になりました。今まで通説になってるから深く考えなかった「なぜ?」の部分もいろんな方面から研究しているので、かゆいところに手が届くといった感じでお役立ち本でした。「幕末・京都編」も読みたいです

  • (「BOOK」データベースより)
    壬生浪士、略して壬生浪と蔑称されるところから身を起こし、佐幕派第一等の武闘集団にまで成長していった新選組は、短い絶頂期を終えると急速に瓦解していく。尊攘激派を京から一掃して以来の増長と士気の弛緩、相次ぐ粛清と隊内抗争、そして敗戦―。若さゆえに満たされぬ思いを胸に京をめざした新選組の隊士たちが、時流との戦いに敗亡していくまで、さらには明治を生きた元新選組隊士たちの歩みまでを通説と真実を徹底的に洗い直して描く真の新選組通史。

  • ・近藤が打首、梟首されたことを知った有馬藤太は、後日実行者の香川敬三に難詰した。この時、香川は「番をするものがいなかったから斬った」と答えたという。
    ・薩摩有数の人々、有馬、桐野利秋、野津鎮雄・道貫兄弟は、近藤の死を痛んだという。
    ・近藤の首なし死体は処刑後、近藤の血縁者たちによって、掘り起こして密かに三鷹の龍源寺に運ばれたという定説があるが、別説で、昭和四年に板橋の地元の人たちで処刑場の墓を掘り起こしたところ、首のない骨で、胴体、手足の骨も完全に出土した。茶色く変色した布の切れ端が、少しずつ骨に絡まっていたそうだ。それを丁寧に洗い清めて新しく赤がかった黒茶色のかめに安置して、再び埋葬したという。
    ・箱館戦争後、最後の新撰組隊士は96人。うち京都以来の古参隊士はわずか13人だった。
    ・最後まで生き残った元新撰組3番隊組長斎藤一は、維新後、子どもの教育において、新撰組式のスパルタ教育を行なっていたという。

  • この本は新撰組について書かれている本です。新撰組に興味がある人はぜひ読んでみてください

  • 戊辰・箱館編。

  • 奥羽〜箱館を調べるときに、よくひっぱり出す論本。

  • 幕末・京都編と戊辰・箱館編の全2巻。新選組の歴史を、史料引用を交えながら詳しく解説している本です。決して悪い本でも不便な本でもないのですが、『新選組日誌』の詳しさと便利さには劣ります。そこまで詳しく知らなくて良いから、人よりは詳しく知っておきたい中級者向け。文庫だからお手軽。

  • 戊辰・函館で活躍した隊士について書かれています。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1949年栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀
文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞する。小説に『鬼官兵衛烈風録』
『名君の碑』『戦国はるかなれど』『疾風に折れぬ花あり』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』『歴史の坂道』『幕末史 かく流れゆく』など多数。

「2018年 『幕末維新改メ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村彰彦の作品

ツイートする