豪姫夢幻 (角川文庫 な 26-13)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041906132

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  • 前田利家の娘にして豊臣秀吉の養女として宇喜多秀家に嫁ぎ、賊将の妻として後半生を前田家に逼塞した豪姫の波乱万丈の生涯を、史実に忠実に書き起こした書。随所に、豪姫やその周囲の女性を語り部として登場させ、主に女性の視点で描かれている。手紙の引用が多く、また、語り部の語り口が丁寧なため、やや読みにくい。
    八丈島に配流となった秀家とその二人の息子の子孫が、浮田と表記を変えて八丈島に連面とその血を伝え、明治を迎えて二百数十年ぶりに赦免されたとのこと。

  • 究極の両思い。
    織姫と彦星のような永遠の恋人同士のふたりがすばらしい。

著者プロフィール

中村彰彦

1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。小説に『鬼官兵衛烈風録』『名君の碑』『戦国はるかなれど』『疾風に折れぬ花あり』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』など多数。

「2020年 『その日なぜ信長は本能寺に泊まっていたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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