- KADOKAWA (2003年12月25日発売)
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感想 : 27件
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Amazon.co.jp ・本 (720ページ) / ISBN・EAN: 9784041911044
作品紹介・あらすじ
弁護士の栖本は五年ぶりにかつての恋人、瞭子に会い、未だに彼女を忘れられない自分を知る。ところがその翌朝、瞭子が刺殺されたという連絡を受け、彼女の本当の過去を追い始める。日本推理作家協会賞受賞作。
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さと深い感情を描いたこの作品は、弁護士がかつての恋人の死をきっかけに彼女の過去を探求する姿を描いています。700ページを超えるボリュームながら、本格的なハードボイルドとしての魅力を持ち、...
感想・レビュー・書評
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一人の男がここまでに事実を追い求めていく展開には、やや冒険小説的な印象がぬぐえない。が、複雑に入り組んだ人間関係を丁寧に解きほぐし、事件の真相を究明していく構成にはまってしまった。ラストの数ページで手紙を読むシーンではじめて殺された女性自身の心が明らかになる。感動的であった。
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過去に付き合っていた女性の過去に関して追求する。
政治家、行政、ヤクザ、ホステスの裏の世界を、弁護士を中心に追求する。
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ここまで愛した女は一体本当は誰なんだ?設定が面白く、死後すべてをなげうって探す男の純情さと、むなしさ。
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1999年度、第52回 日本推理作家協会賞 長編部門受賞。普通の推理小説が文庫で700ページはいささか長い。世界を舞台にするとか、大映ドラマほどの劇的なストーリー展開があるとか、ならば納得はするのだが・・・しかしながら、この作品はもの凄く考えられて書かれている。著者がインタビューで、完成した2つのストーリーをボツにして世に出した作品と語るほどの力の入れようなのだ。読ませるし、飽きさせない。
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本屋のお薦めコメントに乗せられ衝動買い。いわゆるハードボイルド。最後まで飽きさせなかったけど、展開は結構ありがちかも。
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「義務教育と、受験戦争と、弁護士になるための徹夜の勉強で、十代から二十代の前半を過ごし、人間はみな平等だと、煮ても焼いても食えないような戯言を押しつけられ、それを押しつけられている方が楽だとどこかで思いさえしながら生きてきた。
頭のなかでだけ、様々なことを理解して、理解しきれないことにはなるべく関わらないようにして、理解できる範囲で正義と正義じゃないものとを分けたがっている。」
700ページあったけど、飽きずに楽しめるハードボイルド。弁護士である主人公が徹底的に謎を追及する姿がたまらない。底無しの謎と腐敗した人間のドラマが面白い作品。 -
正統派のハードボイルドです。
文章に癖があり、事象の説明が長く少々読み辛く感じました。もう少し簡略して欲しかったです。
ストーリーはベタな展開でしたがうまくまとまっていると思います。
最後の彼女からの手紙は辛いものでしたが、余韻の残る終わり方で良かったと思います。 -
主人公・栖本が5年前に別れた恋人・小林遼子に再会し、直後に彼女が殺害されたことをきっかけに物語が展開していく。
彼女の正体、過去を知ろうとする栖本が探偵と協力しながら、裏社会に足を踏み込み徐々に真実に迫っていく。
長編。分厚い。
面白かった。 -
長かった。
再会した女性が直後に殺され、留守番電話には「調べてほしいことがある」とのメッセージ。
女性を調べれば調べるほど謎が深まる。
彼女はそもそも誰なのか? -
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長くて、やっと読み終わったという印象。事件が複雑で、なにやら背後でうごめく人物が多すぎて、どうも本筋が見えてこない。説明も長くて、すっきりしない。なんだか、読むリズムがつかめない小説だった。
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僕は香納先生のハード通り越して鉄のような文章や男性のちょい悪オヤジ的ダンディズムがもうそれはそれは大好きで、いわば焼き魚のはらわたのような苦味を勝手に感じてはビクビク震えているのです。今回の主人公も哀愁の化身の如く派手にフェロモンばら撒きまくり。しびれる……一生ついてく……。でも僕が女だったらこんな男好きになりません。
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2011/5/13 Amazonより届く。
2013/1/31〜2/4
第52回日本推理作家協会賞長編部門受賞作。正統派ハードボイルドである。他の方の感想では、何故そこまでこだわるのか理解出来ない、というコメントも多々あるが、私はあまり気にならなかった(ハードボイルドは男のセンチメンタリズムを刺激するからか?)。確かにちょっと長すぎるが、後半のたたみかけは見事。最後の数ページ(未読の方のためにぼかします)はやられます。 -
2011/1/26読了
途中間延びして感じて流し読みしてしまった。利口だったらもっとたのしめたとおもう。 -
5年前に突然姿を消した不倫相手・小林瞭子と偶然再会した弁護士・栖本。
しかし瞭子はその夜、弁護士事務所の留守電に「相談したいことがある」とメッセージを残した数時間後に殺害された。
手がかりを探るうちに浮上した新たな謎。「小林瞭子」とは誰なのか?
そして事件は20年前の工場誘致に絡む陰謀へとつながっていく。
やがて明らかになる事実。彼女は誰なのか?
初めての作家さんです。第52回日本推理作家協会賞受賞作。
このときは小野不由美さんの『屍鬼』、東野圭吾さんの『秘密』を抑えての受賞だったそうです。
ハードボイルドとのことですが、他には桐野夏生さんのミロシリーズぐらいしか読んだことがないのでそのへんはよくわかりません。
全編栖本視点なのですが、初めはやたらプライドが高く鼻持ちならなかった栖本にだんだん血が通ってくるのが感じられて、いつの間にか応援していました。
彼の葛藤にはちょっとイライラさせられましたが、舞台が移動したあたりから動きがでてきて一気に読んじゃいました。
そしてラスト、落ち着いたと思ったらひっくり返されました!そして新たに出てくる真実。
残っていた「ひっかかっていた部分」もすっきりしました。
薫子と瞭子の顔が似ていたこととかね。
そしてダメ押しの手紙。これは反則じゃないですか~。
まあとにかく「地味!」なのですが、面白かったです。 -
やっと読み終わった~という感じです。
とても分厚かった&ちょっと刺激が足りなかった のが原因かな? -
「五年前に愛を交わしながらも突然姿を消した女、瞭子と偶然の再会を果たした弁護士の栖本誠次は、翌朝、彼女の死を知った。事務所の留守電には、相談したいことがあるとの短い伝言が残されていた。手がかりを求めて彼女の故郷を訪ねると、そこには別の人間の少女時代が…。」
すごく興味のある内容だったので読んでみた。
すごくおもしろくて読んでいてわくわくして読めた。 -
読み応えありました(笑)
愛した女性の過去を調べていく弁護士。
どういう風な展開になるのか
凄く気になりながらページをめくってましたw
700ページという厚さですが
読んでる感があり、読み終わった後
満足感がありました(笑)
著者プロフィール
香納諒一の作品
