有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)

制作 : 有栖川 有栖 
  • 角川書店
3.32
  • (6)
  • (10)
  • (40)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 173
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041913062

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 『〈引き立て役倶楽部〉の不快な事件』W・ハイデンフェルト
    を目当てに読んだ。

    ノックスマシンの引き立て役連盟がきっかけ。

    セイヤーズの『ベローナ・クラブの不愉快な事件』のもじり。

    黒幕はモリアーティー教授

    最近こういうパロディ小説を楽しめるようになってきた。海外ミステリかなり読んだってことかな〜

  • 御大のアンソロジー。奇をてらうわけでもなく、かといって退屈でもなく、王道を行きつつ新規性もあり、文句なしの本格本。ジョン・スラディックの短編が読めたのがよかった。

  • 「ミステリ12か月」より。「北村薫の本格ミステリ・ライブラリー」と同時に出されたようだ。「ミステリ12か月」とはまた違うみたいだな。そっちも今度読んでみよう。10編入ってるアンソロジー。なかなか手に入らないものを集めたそうだ。確かにみんな初めて読むのだ。『金色犬』という漫画があったのもびっくり。1968年にもうこんなミステリ漫画があったんだな。

  • 有栖川有栖が秘密の書庫を大公開!?古今東西の名作ミステリ、しかも極めて入手困難な10作品がこの一冊に!幻の本格ミステリ漫画、つのだじろう『金色犬』、台湾の傑作鉄道ミステリ、余心楽『生死線上』、ロバート・アーサーの『五十一番目の密室』にはなんと日本初訳、エラリー・クイーンによるまえがき・あとがきも収録する。巻末には収録作品について語り合う北村薫氏との対談も。『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』と併せ、この二冊を読まずして本格ミステリを語るなかれ。 (「BOOK」データベースより)

    埋もれた悪意(巽昌章)
    逃げる車(白峰良介)
    金色犬(つのだじろう)
    五十一番目の密室(ロバート・アーサー)
    「引立て役倶楽部」の不快な事件(W.ハイデンフェルト)
    アローモント監獄の謎(ビル・プロンジーニ)
    生死線上(余心楽)
    水の柱(上田広)
    「わたくし」は犯人…(海渡英祐)
    見えざる手によって(ジョン・スラデック)

    こういった本を読まなきゃ、出会えないような作品ばかりでした。
    漫画まで載っていてびっくり。
    台湾の作品なんて初めてでしたが、結構おもしろかった。
    巻末の対談で北村氏がおっしゃっているように、私も「見えざる手によって」の最後が読解できませんでした。
    いくらなんでも的なトリックもありましたが、楽しく読みました。
    ということで、現在手元には北村薫氏が編んだものが。
    楽しみです。

  • 『埋もれた悪意』 巽昌章
    昔世話になり会社の後継者としてもらった降矢木伝次郎氏の息子の行方を探す曽根民夫。富豪である半田仁蔵から依頼を受けた矢島太郎。テレビで捜索を願い出たが名乗り出た人物が2人。安藤海雄と本多茂之。本物の息子の手形を持つ助産婦・葦屋木。対面の日の葦屋木の驚き。安藤、本多と一緒にいた矢島を誤認した葦屋木。その夜殺害された葦屋木と残された手形。

    『逃げる車』 白峰良介
    スピード違反でパトカーに追跡される車。さまざまな物に激突しながらの逃亡。村木医院乗り込み毒を飲んで死んだ運転手・本井太郎。村木医院の一人娘と婚約していた本井。村木医院の看護婦とも猛際していた過去を持つ本井に対する殺意。完璧なアリバイのある容疑者たち。

    『金色犬』 つのだじろう
    鶴丸一平の遺産をねらう親族たち。一平の世話をする孤児・露原冬子。親族たちを襲う金色の犬の謎。

    『五十一番目の密室』
    推理小説家・ハリスン・マニックス。彼が考えた51番目の密室殺人事件。推理作家の集まりでそのことをゴードン・ワゴナーに話した翌日、首を切られ密室の中で殺害されたハリスン。ハリスンの家を建て大家として近所に住んでいたウイリー・ブリスコウ。金を取って現場の家を公開していた。金を払って家を借り受け推理を働かすゴードン。第2の被害者となったゴードン。

    『〈引き立て役倶楽部〉の不快な事件』
    名探偵たちが会議に行っている間に名探偵たちの相棒たちが集う引き立て役クラブで起きた殺人事件。謎の全裸の男の死体。

    『アーロモント監獄の謎』 ビル・プロンジーニ
    アーロモント監獄で執行された絞首刑。被告人はティールズデイル。看守であるグレインジャーとホロウエイに両脇を抱えられ刑場に引き出される。絞首刑執行の直後ぶら下がっているはずの遺体が消えていた。その後の調査の最中に遺体となって発見されたホロウェイ。バックマスター・ギールンの推理。ティールズデイルの過去の仕事に隠された秘密。

    『生死線上』
    スイスに住む中国人・漢端。彼がビジネスパートナーとして交渉にあたっていた李立勉。彼との会食の夜に列車の中で殺害された郵便局員・フーバー。フーバーのメモに残された李の住所と間違った名前。非合法の薬や映像の売買に関係していたフーバーの秘密。

    『水の柱』 上田廣
    列車の中から川に転落し溺死した梅津社長。その列車で乗務していた河合車掌からの手紙。女連れで旅行をしていた梅津氏。謎の女。愛人とは思われない行動。同じく旅行をしていた倉内氏。梅津氏との関係。ある女学校の水泳部の部員と親しく話をしていた謎の女。河合氏の説得に応じて自首してきた犯人。

    『「わたくし」は犯人』 海渡英佑
    小村美恵子が書いた自分の恋人を奪った女・秋山靖子への復讐計画を書き記したノート。実際に殺害された秋山靖子。事件当日酒を飲みであるいていたというアリバイのない美恵子。徐々に立証される美恵子のアリバイ。

    『見えざる手によって』 ジョン・スラデック
    サッカレイ・フィン・シリーズ
    画廊ムーンから依頼された仕事。芸術家アーロン・ウィリスに届いた脅迫状。実際にアーロンに会いに行くが部屋には入れてもらえずに見張りを続ける。殺害されたアーロン。ムーンに案内されてやってきたアーロンの部屋へ向かうエレベーターに隠された秘密。

  • 4
    内容充実粒ぞろいの本格十選。全て初読だったのでかなり楽しめた。あとがきにもあるが「五十一番目の密室」は「有栖川有栖の密室大図鑑」をパラパラ眺めている時に少し気になっていたので、偶然ではあるがこの機会に読めたのは内容はともあれ幸運。
    本筋とは関係ないが、某名作短編の中で小学生がやってしまうくらいに、ジョン・スラデックの話に出てくる透視ネタはメジャーなのだろうか。

  • [北村薫さん関連の記事あり]
    あとがき代わりのミステリ対談 VS.北村薫

  •  なかなか読めない本格ミステリの短編を集めたアンソロジー。作者が有栖川有栖というわけではないのでご注意。

     なかなかマニアックというか、ちょっとミステリについてのうんちくを語りたくなるくらいの人じゃないと、なかなか楽しめないんじゃないかなって作品も多いのだけど、僕は楽しかった。特に密室の2作は、「あ、これが噂の!」って感じで楽しかった。

     でも、それ以外の「まっとうな」本格は、「まあそんなもんかな」って感じだった。せっかく「うんちく王」が集めたのだから、もう一声ほしかったところだ。
    2006/10/24

  • (収録作品)埋もれた悪意(巽昌章)/逃げる車(白峰良介)/金色犬(つのだじろう)/五十一番目の密室(ロバート・アーサー)/「引立て役倶楽部」の不快な事件(W.ハイデンフェルト)/アローモント監獄の謎(ビル・プロンジーニ)/生死線上(余心楽)/水の柱(上田広)/「わたくし」は犯人…(海渡英祐)/見えざる手によって(ジョン・スラデック)

  • 2008年6月26日読了(図書館)

全19件中 1 - 10件を表示

有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする