本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784041916063
作品紹介・あらすじ
14年ぶりに大学の同窓会に出席したゆかりは、誰もが憶えている鈴木友子のことをどうしても思い出せない。なぜゆかりは彼女のことを忘れてしまったのか……記憶の底から恐怖が滲む、長編ホラー・サスペンス。
みんなの感想まとめ
記憶と恐怖が交錯する物語が展開され、主人公は同窓会で思い出せない同級生・鈴木友子を巡る謎に迫ります。物語は淡白な描写で進むものの、鈴木友子の影がじわじわと恐怖を醸し出し、テンポよく読者を引き込む構成が...
感想・レビュー・書評
-
同窓会で話題に上った「鈴木友子」という同窓生を、主人公はどうしても思い出せない。友人たち曰く、自分が一番親しかったらしいのに……という設定。
描写も淡白でじっくり怖がらせるタイプのホラーではないけど、見え隠れする鈴木友子の影はぞっとするものがあるし、テンポよく綺麗にまとまっていて読後感もスッキリ。
さっくり読めて満足度が高い良作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あとがきで、「一番ホラーらしい作品」としてあったけど、怖さから言えば前作「招待客」や「愛読者」の方が上だと思う。というのも、たしかにホラー的要素はこの作品のほうが明確。だけど、そうなると現実味は薄くなる。その点、「招待客」や「愛読者」のような、幽霊だとか超常現象だとかよりも生きてる人間の方が怖いんだよ、ってなことを描いた作品の方が現実問題としては恐怖を感じさせる。もちろん、「現実離れしたホラー」も怖いけど、この人の場合、そういうのはあまり怖さを感じさせない。
……ってまあ面白くなかったわけじゃあないけど、この人はやっぱり「生きた人間の恐怖を描いた」サイコホラーが上手いな、と思った。この作品にしたって、私が怖いと思ったのは「正体不明の同窓生」よりも、「些細なことを根に持って悪質な悪戯を仕掛ける女」だったしなあ。 -
読みやすくて2日で読み終わってしまった ホラー的に怖かったかと言われるとまた違うジャンルだと思うが、立て続けに起きるサスペンスのような展開が読みやすくて面白かった
-
初読み作家さん。 大学時代の友達と久々に集まることになった史子。 思い出話の中で、みんなが記憶している史子の親友といわれる「鈴木友子」の存在を、史子はどうしても思い出せない。 記憶って曖昧になりがちだけど、仲の良かった友達を思い出せないって…。 ホラー小説ということだけど、ミステリー要素もあり面白くサクサク読めました。 結末が結末なだけに真実味がないのは仕方ないけど、ちょっともやもや感が残るのが残念だった。
-
ドロドロとしたホラーは苦手なんだけど少しサスペンス寄りのホラーで最後はちょっとほろっとさせるところもあって読後感は爽やかだった。
三文字シリーズということでなので他の作品も読んで見ようかと思います。 -
キレイにまとまっている作品と感じた。
結末も悪くないし読みごたえはあった。 -
意外な所に着地したって感じ。 面白かった。三文字シリーズ追いかけてみよ
-
大学時代の友人たちと、十四年ぶりに集まることになった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。ところが、誰もが覚えている「鈴木友子」という同級生のことを、史子はどうしても思い出せない。皆に「鈴木さんと一番親しかったのはあなたのはず」と言われ、史子の不安はますます大きくなるが…。複雑に絡み合った記憶の底から恐怖が滲み出す、長編ホラー・サスペンス。
-
-
ひゃ〜、怖い。
ずっと前に買ってた本だから、ついついホラーって事を忘れて読み始めたら、止められなくなっちゃった。
でも、最後がモヤモヤする系じゃないホラーで良かった。
後味が救いのある…恐怖で。 -
ちょっとした嘘と、小さな悪意。誰もが心に抱えている忘れたい過去。それらがうまく「同窓会」というキーワードに乗って生かされたストーリー。ミステリかと思いきや、ホラー要素も。
-
ひたひたと近づく台風、次第に強まる風雨をバックに、昼間図書館でふと手にとったコレを一気読み。
その女は、あなたの中のわたし、わたしの中のあなた。 -
女の怖さ+記憶が曖昧な怖さ=ホラーでした。
現代人、36歳にもなると親になったり社長になったり金持ちになったり借金に追われたり、人生の勝ち負けが半分くらい見えてきて、同窓会とかやると人間のどすぐっろーい部分が見え隠れする時期だと思う。
プラス女となると、それはそれは、嫉妬と羨望と自慢と比較が入り乱れ見え隠れ、この世の地獄のような風体になるのではないかと。
仕事で成功してても子供がいなきゃ駄目だし、子供がいても主婦だと毎日に刺激がないし、パートしてても生活に余裕がなくて駄目だし、そもそも正社で子供がいる人は同窓会なんてそうそう行けないし。
そんでまぁ、そういうちょっと時間に自由が利く中年女子が集まると、一気に中学校に逆戻り。グループ化に差別にゴシップってなるよね、普通は。
そんでリーダー主婦的な人が一番幸せそうな人を攻撃し始めるんだけど・・・
もうさーーー!!!中年にもなったらそんな阿呆なことから卒業しなよ!!大人になれ!!
そして中年にもなったら本気で話せる友達を作っとけ!!外に出ろ!!
と、思うわけよ、10年後輩としては。
幻影とか陰口とか記憶力低下とかよりそういう小さい世界にとどまってビクビクする人間になってしまうのがいっちゃん怖いわ。 -
女の怖さ、改めて。悪意をみた。
-
角川ホラー文庫のタイトル3文字シリーズです(←勝手に命名)
ホラーっぽくもなくどちらかというと感動系?
思い出せない同級生、記憶の欠落、消された思い出・・・
ハラハラドキドキですがラストはちょっと泣けて
読後の爽快感があります。ホラー文庫なんだけどね(笑) -
/?day=20070521
-
ホラーが読みたいと思っていて何も考えず借りた本
大学の時の友人と同窓会をしようという事になり、集まった5人
大学時代に主人公と、とても仲が良かった子の話になるが主人公はその子のことを全く覚えていない。
その同窓会が終わった後その5人に不可解な事が起き始めるっていう内容。
いや、やっちゃったよね。笑
とにかくオチがひどいです。
これもあんまり面白くなかったなと思う。 -
ある日史子は、マンションの階段で倒れていた。携帯電話で目覚めた彼女は、仕事でこのマンションに訪れた事を知るがマンションに来た時の記憶が無かった。
家に帰ってきて、少人数で同窓会をやろうと誘いの電話が来た。そこでの会話では、「鈴木友子」と言う同級生の話題があがった。史子と仲が良かったと言われたが、史子の記憶にはまったく無い人物だった。
倒れた時に脳が異常になったのか?と不安の気持ちを持って、同窓会に行ったが、そこでも「鈴木友子」の話になり、みんなが知っていてやはり史子と親しかったとみんなが言う。
史子には、どうしても思い出せず、ますます自分の記憶に不安を抱いていく。そして、同窓会に出たメンバーの所にも「鈴木友子」からの電話が・・・。
記憶を題材にしたホラーであります。ふつふつと近づく怖さがちょっとした魅力の作品です。こういう感じの新津さんの作品は、魅力的です。
新津さんの中では、お薦めの作品ですよ
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
新津きよみの作品
本棚登録 :
感想 :
