同居人 (角川ホラー文庫)

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本棚登録 : 109
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041916087

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの読書。先が気になって二日で読み切ってしまった。
    女の怖さという部分は少し物足りなかったけど、すれ違いが悲しくはあった。あと虫とか気持ち悪い描写がいい意味で気持ち悪くて、顔をゆがめながら読んでしまった。気持ち悪かった。

  • これ、どこで気になったんだろ?ブックオフのコラム欄かな?と思ったけど、ホラー特集を探しても、無かったし。そっちに特化したものでなければ、書評で取り上げられることもよほどないと思うから、ホント、どこで見つけてきたのか謎。暑くなってきたし、ホラーが気になる時期だなってことで本作を読んだけど、まあ要らん。謎の書き置きから物語が始まって、結局最後まで明かされんまま引っ張られるんだけど、それほどの価値がある結末って訳でもないし。

  • 出先での時間潰しに軽く読めるものとおもって選んだ一冊。

    読みやすくて先が気になるから一気に読んじゃった。

    これは二人の30代独身女性が同額の家賃で新築マンションをルームシェアするお話。

    麻由美さんはこのマンションをじぶんが買ったことを内緒にして、ローンの半分を負担させるルームメイトを探す。
    乃理子さんは不倫してた相手の妻を自殺に追いやった秘密をかかえて、ひとりぐらしをやめてルームシェアという暮らし方を選択する。

    それぞれが利己的な隠し事をかかえての同居は、やっぱりいろいろとうまくいかなくなって破綻していく、ってストーリーなんだけど。

    どっちの女性もなーんか魅力なくて、どっちかに感情移入することもできなくて。

    でも、いろいろふたりの関係がギクシャクしてく過程の心理描写はうまくて、なんとなくずるずる読み進めちゃって、途中のホームレス女性の登場あたりからはホラーっぽい怖さがじわじわ。

    いちばん怖いのはやっぱりお化けとか死んだ人より生きてるニンゲンだよねー。

    だから、冷蔵庫の怨念より、見知らぬ女性に勝手にマンションのシャワーを使われたことのほうがわたしは怖かった。

    このふたりのルームシェアは、暮らしの負担を均等に分けあうっていうシェアじゃなくて、実際はじぶんが負いたくないものを相手に負わせてじぶんがラクになりたいって目的だから、つまりは相手からの搾取にすぎないんだよね。

    それでどっちの女性にも共感や感情移入が出来なくて、いろいろトラブルが出てきた展開でも、ふたりに対して「どっちもどっちだよねー」って冷めたきぶんになって、彼女たちのハッピーエンドへの期待がなかなか持てないのがちょっと残念だった気がする。

    いちばんギモンにおもったのは、一生オトコなんていらない、ひとりでいい、っておもってじぶんひとり用のマイホームを買ったのに、なーんでそのマイホームでさいしょから赤の他人と一緒に暮らすこと考えるのかなー、って麻由美さんの心理。

    折角長期ローンで買ったマンションで、少しもひとりぐらしを楽しまないまま繰り上げ返済のためにルームシェアなんてするなら、やっすいシェアハウス暮らしでもしてお金をたーくさん貯めてから買えばよかったのに。

    そしたらじぶんで買ったマンションはさいしょからじぶんひとりのもの。
    他人に入り込まれて暮らしを崩壊させられることもない、のにね。

    それかダブルワークでもしてじぶんの稼ぎを増やして、マイホームでひとりぐらし楽しんだほうがしあわせじゃんー。

    わざわざ他人というストレスを持ち込むようなルームシェアを、なぜ買ったばかりのマイホームでやるのか、その動機にわたしはさいしょから納得が出来なかった。

    でも映画にしたらおもしろそうなストーリーだったから、ドラマか映画にならないかなー。
    初版が平成15年の本だけど。

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    35歳、デザイナーの麻由美は都内に新築マンションを3800万円で購入する。ローンの繰り上げ返済のためにルームメイトを募り、添乗員・乃理子との同居生活がスタートした。しかし、おた第二「秘密」を抱えているために、ぎくしゃくしはじめる2人の関係。ある日乃理子が部屋に呼び入れた女性が、2人の生活を崩壊へと向かわせた--。 嫉妬、虚栄心、独占欲……。女性心理の名手が紡ぎだす、渾身のホラー・サスペンス。

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    35歳、デザイナーの麻由美は都内に新築マンションを3800万円で購入する。ローンの繰り上げ返済のためにルームメイトを募り、添乗員・乃理子との同居生活がスタートした。しかし、お互いに「秘密」を抱えているために、ぎくしゃくしはじめる2人の関係。ある日乃理子が部屋に呼び入れた女性が、2人の生活を崩壊へと向かわせた―。嫉妬、虚栄心、独占欲…。女性心理の名手が紡ぎ出す、渾身のホラー・サスペンス。
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    初めから怖い。冷蔵庫がキーになっていて、実は乃理子が冷蔵庫に不倫相手の妻の……、などと考えてしまったが、それは深読みだったか。だが、見知らぬ他人が住む部屋の同居人になるというだけでもかなり怖い気もする。そして、お互いの疑心暗鬼も手伝って、さらなる恐怖を引き入れてしまうのだから、どうしようもない。タイトルの真の意味がラストになって判るが、そこはまったくのホラーで、叫びだしたくなる。じわじわと怖い一冊である。

  • お互いに秘密を抱えたまま、ルームシェアをする34歳の女性ふたり。やがてその小さな城で事件が起き……。

    女性の「家」というものに対する考え方、執着がよく表れていて面白い。中盤までの盛り上げ方は思わずこちらも怖くなってしまう展開だったが、ラストのオチが、直前に読んだ『婚約者』と同じというまさかの偶然に。

  • ルームシェアを題材にした作品。

    ルームシェアって、一度もしたことないし、やりたいとは決して思わないが、これを読んでますますそう思った。

  • すごく気持ち悪かったです。いい意味です。多分作者が意図した気持ち悪さです。人が生きている中で発している"臭い"みたいなものがリアルに描かれていて、読んでいるうちに多々、鼻を動かしていました。

  • 憎しみ、嫉妬、プライド・・・そういう感情や心理の存在を、私は確かに知っている気がするから、そこから広がっていく物語には独特の不気味さを感じてしまう。商品デザイナーの藤崎麻由美がルームメイトを募集した。そのきっかけとなった出来事は、なんとも後味の悪いものでゾクゾクした。麻由美がルームメイトを募集した掲示板をみて、一緒に住むことになった黒田乃理子。私には最初、2人はとてもいい感じに見えた。余計な詮索はしない、2人の間で決めたルールはきちんと守る。そういうマナーをきちんとできる、お互いが大人の女性なんだと思った。だけど、ある秘密を引き金として、二人の間の溝は深まっていき、更に不思議な登場人物が途中で加わってみたり。。私の感覚としては現実離れしているストーリーだったけど、なんとも後味の悪いストーリーとして記憶に残る一冊。あまりお勧めは出来ない感じですが・・・。

  • 角川ホラー文庫の新津作品タイトル3文字シリーズ(勝手に命名)

    新築マンションを購入した主人公がローン返済のために
    ルームシェアを始めるが・・・

    よくある感じの話で、夏に2時間ドラマでやれそうな話です。
    でも新津さんの女性描写が好きなので面白く読めました♪
    これもまぁ、サイコ系かな。

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著者プロフィール

長野県大町市出身。青山学院大学文学部仏文科卒業後、商社勤務などを経て1988年に作家デビュー。女性心理サスペンスを基調にした作品を多数手がける。『二年半待て』で2018年徳間文庫大賞受賞。近著に『始まりはジ・エンド』『セカンドライフ』『ただいまつもとの事件簿』などがある。

「2021年 『妻の罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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