指先の戦慄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 100
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041916131

作品紹介・あらすじ

恋愛、不倫、嫉妬、ドメスティック・バイオレンス、ストーカー――。「好き」「愛してる」相手の気持ちが重すぎたことはありませんか? 愛情の濃さが恐怖心を呼び覚ます、10編を厳選した恐怖小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 女性の日常生活から紡ぎ出されたサスペンスホラー短編集

    無視する女:おなじ小学校に通う親同士が無視し始めた結末
    左手の記憶:右手を怪我した作家が左手にこめられた過去に気付くまで
    尽くす女:友達の恋人を略奪婚した女の行末

    ほか。
    心理描写が面白い。

  • いくつか読んだことがあった作品が
    あったものの、また読み返すと恐ろしくって。(笑)

    どこにでもいる普通の女性がほんの些細なことで
    狂ってしまうと言うか、近くにもありそうで…。
    そういうリアルな怖さです。

    さすが新津さん。
    おもしろかったです。

  • サイコホラー短編集。「人間の狂気」の恐ろしさを描いた作品なのだけれど。どうもここに出てくる人たちがあからさまな「狂気」を見せつけていなくって。どこかしら少しずれてる程度なのが却って怖いです。こういう人、案外とどこにでもいるのかもしれない。そしてもしかしたら、いつしか自分がこういう人になってしまうのかも、という恐怖。
    お気に入りは「返す女」と「結ぶ女」。どちらもひそかな狂気にぞくりとさせられたけど。個人的に一番怖いのは、「結ぶ女」に出てくる妻の執念でした。さくらんぼをそんなに……?

  • 「無視する女」「左手の記憶」「尽くす女」「歯と指」「返す女」「結ぶ女」「頼まれた男」「緊急連絡網」「捕らえられた声」「戻って来る女」
    10篇が収録された短編集。

    既に、他の単行本に収録されている短篇が多く、物足りない面はありますが、初めて読まれる方には新鮮な恐怖を味わえる作品集になっています。

    新津さん、お得意の何気ない日常のひとこまに、非日常的な事態が訪れた時の人間の心の動きがリアルに描かれたソフトホラー。

  • 日常と隣り合わせのイヤミスといえば新津きよみさん。

  • 無視する女・左手の記憶・尽くす女・歯と指・返す女・結ぶ女
    頼まれた男・緊急連絡網・捕らえられた声・戻って来る女
    (忘れていたのでアマゾンのレビューを拝見させてもらいました)

  • 半分くらいはいろんなところで読了してた。
    「捕えられた声」と「頼まれた男」が好き。

  • 読んだことがある気がするなぁと思いながら読み終えたらやはり既読だったようだ。
    *****
    角川ホラー文庫から出ているだけあって、それらしい怖い話が集まっている。しかし、これまでに別の短編集で既読の話が3編もあったのが残念。
    「歯と指」「返す女」「結ぶ女」が面白かった。

  • (収録作品)無視する女/左手の記憶/尽くす女/歯と指/返す女/結ぶ女/頼まれた男/緊急連絡網/捕えられた声/戻って来る女

  • 再読
    無視する女 / 左手の記憶 / 尽くす女 / 歯と指 / 返す女 / 結ぶ女 / 頼まれた男 / 緊急連絡網 / 捕らえられた声 / 戻って来る女
    どの話も面白い。
    「緊急連絡網」学校からの連絡事項を次の人に電話でのんびり話すお母さんたち。世間話中心でこんなやりとりが好ましい。最後の一行が一番印象に残った。
    「尽くす女 」自分を顧みない究極の尽くす女かも。

    2011.03.04
    良作揃い。
    学校からの非常連絡網の話。のんびりムードの中の恐ろしさ。
    今はメールでの一斉送信なんだ。味気ないなあ。

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著者プロフィール

長野県大町市出身。青山学院大学文学部仏文科卒業後、商社勤務などを経て1988年に作家デビュー。女性心理サスペンスを基調にした作品を多数手がける。『二年半待て』で2018年徳間文庫大賞受賞。近著に『始まりはジ・エンド』『セカンドライフ』『ただいまつもとの事件簿』などがある。

「2021年 『妻の罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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