天井裏の散歩者―幸福荘殺人日記 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)

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  • 角川書店
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本棚登録 : 162
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041919019

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが気になって読んでみた

    どんどん書き手が変わるところなど発想はおもしろい。
    だけど、なんか深みがないような。

    書き手が変わるにしても、文体が似通っていて個性が出てないし、南野はるかに対することなど、男たちの発想がみんな似ている

    文学的な雰囲気を感じず少しアホっぽさを感じたのは、狙いなのかな?

    ただ、読み進めるごとに頭が物語の内容とともに変になりそうで、そういう意味では作者の術中にハマってしまったのかも

    私が好きなタイプではなかったから、この作家さんの本はもう読まないと思う

  •  推理作家の小宮山泰三が住む『幸福荘』には、作家志望の若者が多く集うアパート。
     タイトルどおり、アパートの天井裏が繋がっていて、他の部屋を覗き見できる状態であることから、様々な事件が起こります。
     そして、起こった事件をまとめた1枚のフロッピー。
     どこまでが現実の世界で、何が創作なのか、本当に最後の最後まで分からなかった。
     途中で分かった! て思ったけど、そこからさらに覆された。

  • 百円だったので、知らない作家だったけど読んでみました。ミステリーの基本がここにある感じ。読みやすかったです。

  • こういう本が読みたいな~と思って、期待通りでした。

  • なるほど。
    倒錯のロンドに続き2作品目を読んでみて、ようやく折原作品の楽しみ方が少しわかった気がします。

  • 最低最悪!
    それがわたしの今の偽らざる気持ちです。
    この本のために、わたしがどれだけ苦労をこうむったか、その精神的な苦痛を考えれば、作者は当然すぎるほどの評価を受けたのです。
    読者だと思って侮るなかれ!
    彼の犯した罪は、駄作でした。わたしは貴重な時間を読書のためにさき、もったいない精神のもとに読破させられました。冗談ではありません。なぜわたしがこんな作品を読まなければならなかったのですか?
    文書7つの短話に分かれた、幸福荘で起こる殺人事件ですが、文章があまりに稚拙でした。読んでいて引き込まれないどころか、ページを繰るのが苦痛でもありました。
    不明確な焦点・・・ミステリー主体なのかキャラ主体なのか、その点があいまいなのでラストの謎解きもまったく感動がありませんでした。「折原一」のモノグラム?自己満足です。
    叙述トリックなどこの作品にはもったいなさすぎる言葉です。
    わたしって、悪女でしょうか。

  • 折原一らしいメタな叙述トリックもの。
    タイトル通り殺人もあったりしますが、ノリはずいぶん軽いですな。
    まぁまぁでした。
    続編もあるらしいけど、もういいかな。

  • 読み終わったのですが、本当はまだ終わっていないようなあと味が残ります。仕方がないので「幸福荘の秘密(続・天井裏の散歩者)」を読んでみます。

  • まぬけでいい

  • 奥付の日付を見ると「平成五年十二月十日 初版発行」とあるから実に27年ぶりの折原一作品である。しかもこの年限り行われた「角川ミステリコンペ」に出展された文庫書下ろしで装丁も当時のものであり、かなり貴重な一冊である。
    古書的趣味はそれぐらいにして内容であるが、これが実に折原氏らしい。事実上のデビュー作である『倒錯のロンド』の系統に連なる作家志望の主人公が織り成す虚実入り混じった叙述ミステリで、本作も縦横無尽に現実と虚構との間を練り歩く。
    前半は若手美人作家南野はるかを中心にしたドタバタミステリだが後半は彼女の存在を架空の者としながらも現実の者と肯定するメタミステリの様相を呈し、最後は『倒錯のロンド』同様、登場人物=実作者の体裁で終え、読者を虚実の狭間で揺り動かしながら終える、折原マジックで幕を閉じる。
    とはいえ、書下ろしのせいか、管理人の苗字の仕掛や最初の登場人物の名前のアナグラムにも甘いところがあり、私個人としては思い通りの結末に収まったというのが正直な感想だ。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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