遭難者 (角川文庫)

著者 : 折原一
  • 角川書店 (2000年5月発売)
3.15
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  • (1)
  • 本棚登録 :92
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041919040

遭難者 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 山での遭難者に対する追悼集の形式で書かれた山岳ミステリ。
    父を山で失い、長男、母と続く遭難。

    単なる事故なのか、自殺なのか、真相に近づけるのか。

    前半、後半に別れているが、後半はテンポ良く一気に読めます。

    角川文庫版は追悼集が二分冊された装丁になってます。

  • 北アルプスの白馬岳から唐松岳に縦走中、不帰ノ嶮という難所で滑落死した青年・笹村雪彦。彼の山への情熱をたたえるため、彼の誕生から死までを追悼集にまとめることになった。企画を持ちかけられた母親は、息子の死因を探るうちに、本当に息子は事故死なのだろうか、と疑惑を抱き始める…。登山記録、山岳資料、死体検案書などが収められた追悼集に秘められた謎、謎、謎!

  • 二冊からなる追悼集という面白いスタイル。一日で読める。昔読んだが忘れたので再読。二回目だけど楽しめた。

  • 2011/4/14購入

  • アイデア一発勝負。

    追悼集という形をとっっているのは面白い。
    造りも凝ってるし、中身も、写真が入っていたり(誰の写真なんだ?)死亡届の写しが入っていたりと、より本物に見せようという工夫がされている。

    ただなあ、肝心の中身がいまいち盛り上がりにかけるんだよなあ。ありがちな話だし。
    しかも、追悼集という形をとったが為に、表現に制約が出てしまい、登場人物の内面などが十分に描ききれていない感じがする。

    話の内容だけなら★2つ。でも追悼集の形をとったアイデアに★プラス1、といったところかな。

  • 叙述ミステリーだと思っていましたが、ストーリーは普通の推理小説でした。強いて言えば2冊で1作品としたところが、らしさなのでしょうかね?

  • これ、すっごく装丁凝ってます。二冊組みの箱入り。持ってるだけでも楽しいかも。
    手記だとか、いろいろな体裁の文章を交互に配したりしてるところはやっぱり折原一なんだけど、今回あまりトリックらしきものはなかった気が……。装丁に凝りすぎて手が回らなかったのか? まさかね。

  • 変わったつくりなので文庫版を推します。オチはなんだかオリハラってかんじ

  • 追悼集2冊という変わった趣きのまま物語は進みます。登山記録だの死体検案書だの凝ってます。肝心のオチは…今ひとつでした。

  • 北アルプスにある不帰ノ嶮から滑落した笹村雪彦の追悼集を纏めることになった。
    幼少の頃から事故直前までの出来事を綴られるその企画に携わるうちに息子の事故死に疑問を感じ始める母親・時子。息子の荷物の中から出てきたラブレターの中にしたためてあるイニシャルNとS。この二人が誰かを時子は独自で探りを入れるが――。


    この小説は2冊の分冊形式になっていて、その形態は本当の追悼集にように作られている。が、ちゃんとした小説で、犯人もしっかり登場する。
    間違っても「遭難者2(別冊)」から読まないこと。
    とまぁ、かなり異色な小説だが、内容はあっさり系。ちゃんと読むと犯人も判る。つーか別冊に来て初めて話が展開する感じだし(笑)
    物語の面白さより、この奇抜な製作の方に妙な関心をしてしまった。追悼集に徹してるのが凄い。地図も写真も死亡届まであるんだもんなぁ。すげー。

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