遭難者 (角川文庫)

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本棚登録 : 108
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041919040

感想・レビュー・書評

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  • 山での遭難者に対する追悼集の形式で書かれた山岳ミステリ。
    父を山で失い、長男、母と続く遭難。

    単なる事故なのか、自殺なのか、真相に近づけるのか。

    前半、後半に別れているが、後半はテンポ良く一気に読めます。

    角川文庫版は追悼集が二分冊された装丁になってます。

  • 二冊からなる追悼集という面白いスタイル。一日で読める。昔読んだが忘れたので再読。二回目だけど楽しめた。

  • 2011/4/14購入

  • アイデア一発勝負。

    追悼集という形をとっっているのは面白い。
    造りも凝ってるし、中身も、写真が入っていたり(誰の写真なんだ?)死亡届の写しが入っていたりと、より本物に見せようという工夫がされている。

    ただなあ、肝心の中身がいまいち盛り上がりにかけるんだよなあ。ありがちな話だし。
    しかも、追悼集という形をとったが為に、表現に制約が出てしまい、登場人物の内面などが十分に描ききれていない感じがする。

    話の内容だけなら★2つ。でも追悼集の形をとったアイデアに★プラス1、といったところかな。

  • 叙述ミステリーだと思っていましたが、ストーリーは普通の推理小説でした。強いて言えば2冊で1作品としたところが、らしさなのでしょうかね?

  • これ、すっごく装丁凝ってます。二冊組みの箱入り。持ってるだけでも楽しいかも。
    手記だとか、いろいろな体裁の文章を交互に配したりしてるところはやっぱり折原一なんだけど、今回あまりトリックらしきものはなかった気が……。装丁に凝りすぎて手が回らなかったのか? まさかね。

  • 変わったつくりなので文庫版を推します。オチはなんだかオリハラってかんじ

  • 追悼集2冊という変わった趣きのまま物語は進みます。登山記録だの死体検案書だの凝ってます。肝心のオチは…今ひとつでした。

  • 北アルプスにある不帰ノ嶮から滑落した笹村雪彦の追悼集を纏めることになった。
    幼少の頃から事故直前までの出来事を綴られるその企画に携わるうちに息子の事故死に疑問を感じ始める母親・時子。息子の荷物の中から出てきたラブレターの中にしたためてあるイニシャルNとS。この二人が誰かを時子は独自で探りを入れるが――。


    この小説は2冊の分冊形式になっていて、その形態は本当の追悼集にように作られている。が、ちゃんとした小説で、犯人もしっかり登場する。
    間違っても「遭難者2(別冊)」から読まないこと。
    とまぁ、かなり異色な小説だが、内容はあっさり系。ちゃんと読むと犯人も判る。つーか別冊に来て初めて話が展開する感じだし(笑)
    物語の面白さより、この奇抜な製作の方に妙な関心をしてしまった。追悼集に徹してるのが凄い。地図も写真も死亡届まであるんだもんなぁ。すげー。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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