水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー) (角川文庫)

著者 :
制作 : 水木 しげる 
  • 角川書店 (2006年7月25日発売)
3.79
  • (10)
  • (11)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・マンガ (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041929124

作品紹介・あらすじ

追いかければ追いかけるほど逃げていく「幸福」とは如何なるものか?幸福観察学会を主宰し、幸福の本質を探りつづけている水木しげるが描く、「幸福」にまつわる20の物語。幸福を夢見るあまり、哀しみを味わう人間たちの姿は、いつの世もかわらない。人生の達人、水木しげるが贈る珠玉の短編漫画集。人生の教科書がここにある。初文庫化作品「一つ目小僧」「役の行者」「打ち出の小槌」「時の神」など11編を含む20編を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • うだつの上がらない山田三郎がいろいろな怪異に出会い、幸福を逃し、索莫とした気分になる……全編これだけ。
    なのにどこかした埃っぽい香気が立ち上がり独特のフレイバーがある。

  • 水木先生のお気に入りキャラであるメガネ。
    金も無く顔も悪く性格もパッとしない、私と同じ存在である彼が得る無常というか悲惨な体験を通して人生について考えさせられる珠玉な短編集。

  • 1960年代後半、
    双葉社『週刊漫画アクション』に連載されていた、
    妖怪・物の怪との接触を通して
    人間の幸福を考察するというシリーズ。
    ねずみ男がちょこっと登場。

  • 面白かったです。哲学的だと思います。
    何が人間にとって幸せなことなのか考えさせられます。
    水木先生は、戦争を通じて様々な経験をし、ご本人が幸福について非常事態で考えられたからこそ描けた漫画だと思いますし、説得力もあります。
    40年前の漫画なのですが、今読んでもとても新鮮です。
    人生で色んなことに悩んだ時に、読みたい本です。

  • 大人向け水木しげる。戦争で死にかけた人が描いたと思うとなんだか凄みがある。

  • テレビで「ゲゲゲの女房」の放送をしているのでブックオフで購入した。2冊で500円、BOOK OFFの100円書棚にはありませんでした。昭和42年に週刊漫画アクションに掲載されたものばかりが20編。私が26歳のころの作品です。大変 楽しめました。

  • 良いなぁ。

  • この淡々としたところがたまらない。
    「あっじゃあ殺してください」

  • 幸せなんてありゃしない。
    あれは人間が勝手に作った言葉なんだ。
    幸せになろうとすればするほど不幸になっていく人びとの物語。

  • (図)

全14件中 1 - 10件を表示

プロフィール

本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー) (角川文庫)のその他の作品

水木しげるの作品

水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー) (角川文庫)に関連する談話室の質問

ツイートする