神祭 (角川文庫)

著者 : 坂東真砂子
  • 角川書店 (2003年6月1日発売)
3.17
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  • 本棚登録 :73
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041932094

神祭 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホラー強化月間に付きチョイス。
    土佐の山に囲まれた盆地にある嬉才野村のお祭りをめぐる話。昔の話から近代の話まで。

    一番後味悪いのはラストに収録されている「祭りの記憶」かなぁ。何も殺すことなかろう。

    表題作「神祭」は、どちらかというといい話のような気が。首を落とされた鶏がしばらく生きてるというのは実話がありましたよね。

    「火鳥」。官能的な描写が良い。
    みきは「うちは生きるために助かった」と途中で言っている。これが結末の暗示なのだとしたら、あの火事で出てきた遺体は……。

    「隠れ山」。行方不明になった定一は、何というか、ちょっとした不正や、ご先祖様をないがしろにするのが許せなかったのかなあ。で、それでそういうもののない世界に足を踏み入れた。時々出て来てはこの世の不正を嘆く(ちょっと大げさに)。

    「紙の町」。紙って言うのは完成したあれではなく、まだドロドロした液体の方を指している。主人公(多分ちょっと知的な障害がある)からすると、この世はみんなドロドロした紙に見えている。

  • 土に根付いた田舎の農村が舞台の、
    女と性と不可思議な出来事の話。

    短編集なので、わりとあっさり風味。

    5編のなかでは、火鳥が一番良かった。

  • 坂東さんの神髄、土着的な怖い話。日本てなんて素敵な国だったんだろうと思える。もうちょい昔に生まれてたかったな。

  • 薄ら気味悪い って様

  • ↑というわけなんですが、坂東さんの作品はともすれば官能小説のようなところがあって、とても電車で読めないというか、親に見られたくないというか…
    これはエロス抑え目だったので購入(笑)

  • 土俗的、といえばいいのか。この本の土くさい雰囲気にはすごいものがある。

  • 「神祭」「火鳥」「隠れ山」「紙の町」「祭りの記憶」短編5編。高知の田舎を舞台にした暗いイメージの話ばかり。まぁ、ホラーじゃないから怖くないですが、因習めいたものに押し潰される感じがします。それぞれの作品レベルは高いと思いますが・・オススメじゃないですね〜(^_^;)

  • 適度に読みやすいし、これくらいの方向性の怖さがほどほどに良い感じ。

  • どれも 少し前まであった時代

    生活の中に 普通に神祭が執り行われていた頃
    黄金色に波打つ稲穂の海原を 一升瓶の包みを下げたり晴れ着を着て風呂敷包みを下げ年に一度の神祭の日にやってくる”お客さん”。。
    どれも 懐かしく 昔話のように近くて遠い世界のお話
    もちろん こんなことをしたら 罰が当たるのではないかという 後ろめたさと

  • 土佐の山に囲まれた盆地に、ひっそり佇む嬉才野村。村の家々では、かつて盛大な「神祭」が行われていた。それは、氏神様に一年の収穫を感謝する祭りであり、遠方からの親戚縁者が集い、村が賑わう日でもあった。村に住む老女・由喜の脳裏に甦った、四十年前の「神祭」の奇妙な記憶とは……。ある盆の日、山中に忽然と消えた公務員・定一。山に隠れて、あることないことを吹聴し、村人を嘲弄し始めた。定一は神隠しにあったのか、それとも死んでしまっているのか……。嬉才野村を舞台に、神秘と幻想美あふれる土俗世界を描いた、珠玉の短編小説集。

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