満月の夜古池で (角川文庫 は 17-10)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 40
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041932117

作品紹介・あらすじ

「満月の夜、古池で、俺たちは黒鳥になる」。小学生の透は古池公園で人間の言葉を話すカラスに出会うが、その直後から数々の危険に見舞われる。透を助けてくれた老人は、カラスが人間に変身できる不思議な池の存在を教えてくれた。しかし老人は、人間支配を目論む闇組織「黒鳥親切会」に殺され、透もカラスに変身させられてしまい…。直木賞作家の原点ともいえる呪術性あふれた幻想ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 2018/1/24

  • 自動向けなので、やっぱりひらがなが多めな気がします。
    なれるまでちょっとイライラ(笑)でも、気づくと子供の気分になって読み込めました。
    カラスに目玉を狙われるのはリアルにこわいなぁ…カラスの鳴き声には耳をすまさないようにしよう。人間語が聴こえたら困っちゃう。

  • 小学生の目線で書かれた不気味な冒険ファンタジー。
    人間になりたい動物と、動物に戻りたい動物人間と
    元の姿に戻りたい人間と・・・
    ちょっと皮肉交じりの内容になっているけれど
    子供向けでは、これくらいが限度でしょう。
    最後が急ぎすぎた感じだけど面白かったです。
    黒いビー玉のような瞳がリアルに想像できて
    そっちが怖かったです(^◇^;)

  • 児童用、だけれど坂東さんらしい

  • ずっと前に読んでいたけど、本屋で文庫を見つけてつい買っちゃった。スズメでもカモメでもなくカラスってとこが、やっぱミソなのかな。

  • 気になります。

  • カラス人間やふくろう人間、さあ動物人間のお出ましだ。

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著者プロフィール

高知県生まれ。奈良女子大学卒業後、イタリアで建築と美術を学ぶ。ライター、童話作家を経て、1996年『桜雨』で島清恋愛文学賞、同年『山妣』で直木賞、2002年『曼荼羅道』で柴田連三郎賞を受賞。著書に『死国』『狗神』『蟲』『桃色浄土』『傀儡』『ブギウギ』など多数。

「2013年 『ブギウギ 敗戦後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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